酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

イジメが得意な自民党

2009-07-29 15:22:27 | Weblog
 民主党が、8/30の衆院・総選挙に向けてのマニフェストを発表した。
その各種ビジョンに対して、消費期限の切れつつある自民党が噛みついている。ほとんどは、空論だとか、財源の裏付けがないとか、まるで、新入生をイジメる上級生の体である。

 財源のことを言うなら、自民党政権時代に、無責任に積みあげた800兆円を超える借金のことは、いったいどうご説明なさるのか。

 仮に、民主党政権ができて、国債発行が話題に上るようなことがあれば、自民党は、自分たちの過去の失政をタナに上げて大騒ぎするんだろうなあ。

 国会は、田舎の集落座談会じゃあないのだ。少しは「国」というレベルでの次元の高い論争をなさってみてはいかが。

 あ そうか。所詮、自民党にはそんな高い政治信条なんかないんだったね。政治屋の親分子分の寄り合い世帯だったものね。

 にしても、マニフエストなんて言葉、いつから市民権を得てしまったのかなぁ。
政権公約・選挙公約でいいじゃないか。横文字を使って、選挙民をムケリにまくような表現をするのはやめとくれ。

大政奉還解散

2009-07-23 06:51:21 | Weblog
 このたびの衆院解散について、マスコミでは様々なネーミングを披露している。
イワク、「バカタロウ解散」「ぶれぶれ解散」「後が無い解散」等々---

 時の首相にとって「解散」権?の行使というのは、大変に意義のあるもののようで、今回にしても、あとヒト月もすれば、衆院議員の任期が満了して、黙っていても選挙になるものを、解散という形にもっていってしまった。

 当面の争点がない などと嘯(うそぶ)く方もいるが、そんなことは決してない。
先の総選挙で、名目は「郵政民営化 可か否か」だったが、小泉エェカッコしい首相に踊らされて、まんまと同院定数の2/3もの議席を与党に与えてしまった反省というか、その後の4年間を総括するという、重大な争点があるのだ。

 それにしても 今回の立候補者の顔ぶれを見ても、世襲や官僚出身者がいーっぱい。厭になってしまう。

 さて、今回の解散、どう名付けようか。

 麻生さんの心情に沿うなら「開き直り解散」か、「後は 野となれ山となれ解散」かな ?

民主党はじめ野党に応援して政権交代を実現させ得れば、後世の歴史家からは必ずや「大政奉還解散」と呼称されるに違いないだろう。

 みんなの力で、政権交代を実現させたいものだ。
 

「平沼新党」で いいのか?

2009-07-20 19:41:43 | Weblog
次期衆院選の 秋田1・3区から立候補を予定している人たちが、自民党籍ないしは同党シンパなのにもかかわらず、先のいわゆる「郵政選挙」で同党を離党している平沼赳夫グループからの出馬を決めたという。

 なんたる見識の無さというか、無節操の極みであろう。

 当事者たちは「当選」の二文字に狂っているのだろうから、あえて諭す気にもならぬが、投票する側の人間としては ぜひ、割目してもらいたい。

 今から約70年前。
 時の首相は、平沼騏一郎。そう、赳夫の祖父だった。

 といって、ここでは「世襲」を話題にしようとしているのではない。「世襲」なんざ、民主主義以前の問題なのだから、ここでは置くことにする。

 問題なのは----
当時、日独伊三国同盟に向けて、いわゆる枢軸国が連携を深めつつあったときなのだが、そんな中で、独が唐突にソ連との不可侵条約を締結してしまった。ポーランドにおける権益ということもあり、両国にとっては、次善の策であり、決して予測できないことではなかったのだが、これに衝撃を受けた平沼は、テメエの外交オンチを棚に上げて「欧州の天地は複雑怪奇なり」という、当時流行語にまでなった談話を発表して、さっさと政権を放り出してしまったのだった。

 歴史に、「もし あの時」が許されないことは理解しているが、それにしても、あの時、平沼が将来を洞察する能力を携えていたなら、その後に続く太平洋戦争も、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下も、300万を超す戦死者も出さずに済んだかもしれないのだ。

 そんな、なんの定見もビジョンもなく、後は野となれ山となれ という感覚しか持ち得なかった元首相の孫に、どんなご利益を期待してついていこうとするのか。

 候補者本人たちは、この際どうでもいいのだが、少なくとも選挙民は、両目をしっかりと見開いて選良を選んでほしいものだ。

 総選挙だ。
 現状の暮らしに不満があるなら、さぁ、一緒に投票に行こう。

 


派閥の会長 やっぱり「世襲」なのね

2009-07-20 08:42:55 | Weblog
 地方選の連敗で ハチの巣をつついたような騒ぎの自民党。
 菅選対副委員長らが提案していた、議員世襲の制限案なぞ、いつのまにかどこかに雲散霧消してしまった。

 そんななか、津島派会長ご本人が次期衆院選には出馬せず、と表明。御年79歳のお方の引退は、歓迎こそされても、慰留する人なんザ、一人もいないんでしょうから、これはこれで結構なこと。

 とおもっていたら、やっぱり出ました、「息子への世襲」の腹積もり。

 ようやく世間が世襲に就いて疑義を唱え出したと思ったら、世襲の弊害論に対して「議員の子息にも (議員になる という)職業選択の自由はあるのだ」などと、無茶苦茶を言い出す輩がいるのには ただただ呆れてしまう。

 結局、議員世襲」については、選挙民の良識によって、これを排除するしか方法はない。次の選挙は、政権交代も含めて、この国の民主主義の成熟度合いが試させる機会でもあるのだ。

 それでも、新幹線開通を来年に控えた青森で、またまた「世襲」は温存されるんだろうなぁ。

お粗末  大相撲審判

2009-07-16 16:23:52 | Weblog


 大相撲名古屋場所が始まり 梅雨空をいいことに 明るいうちから ビール片手にTV桟敷で ひとり盛り上がっている。

 相撲は「瞬間の美学」だ。野球みたいに、攻守所を代えてだか何だか知らんが、延々と9回の表裏まで 見続けねばならぬ苦痛を味わうこともない。

 加えて、最近の外国力士勢の活躍にも拍手をおくっている。

 でも 昨日の取り組みでは 引っかかることがあった。

 嘉風と翔天狼との取り組みに「物言い」が付き、5人の審判による裁定のなされた。それにいいとして、裁定後に場内のお客さんへ経過説明した高砂審判が、「翔天狼」のしこ名を間違えて「若天狼」(現在 十両に在籍する力士)とやってしまった。
 これは翔天狼本人に対しても失礼だし、お客さんに対する説明としても あまりにもお粗末だろう。

 審判は相撲協会の役員。ならば、少なくとも力士のしこ名を間違えるようなことがあってはなるまい。
 力士の士気にも影響しよう。桟敷から「物言い」を付けたくなるというものだ。
 しっかりしろよ、審判。

お知らせ

2009-07-16 15:45:33 | Weblog
こちらのブログは 秋アキが 古今東西・森羅万象、日ごろ感じている事柄を 歯に衣着せずに 言いたい放題を記しています。

 これからも 罵詈雑言の限りを尽くしてまいりますが、
鉄道撮影記については 姉妹ブログ「酒と鉄道の日々 ビジュアル版」のほうをご覧くださいませ。

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 両ブログとも、どうぞ 今後ともよろしくお願いします。

 

自民・選対委員長の不遜

2009-07-09 11:57:58 | Weblog
 先日、古賀選対委員長らが東国原宮崎県知事を迎えて、党本部での会談の様子が、TVで放映されていた。

 冒頭、TVカメラマンが、撮影位置がズレたことに憤り、「お前、こっちに入ってはいかんと言ったろ」と そのカメラマンをこづいていた。当該カメラマンはあんたの部下でないんだ。「お前」とは何事か!

 与党の、それも選挙対策本部長が、なんたる言いぐさだ。
 報道関係者は、国民サイドの取材者なのだぞ。「もう少し 向こうから撮ってくれよ」と、どうして言えないのか。

 自民党という政党は、つくづく、国民のうえに胡坐をかいているんだな、と知らしむる、党幹部の態度だ。

 TVの向こうには、あんたらが「選挙が近いので、とりあえずは大事にしたい」選挙民が居るということなぞ、待ってく意識にはないようだ。

 とうの昔に「賞味期限」の切れた政党であることは衆目の一致するところなのだが、どうやら、この政党は「消費期限」も切れてしまったようだ。

 こんな政党から、単に「与党だから」という理由だけで、公認候補として出馬をうかがっている東国原さんも、所詮は「同じ穴のムジナ」なんだね。

 そんな豹変知事を熱狂的に支持してきた宮崎県民こそ、哀れでならない。