北京五輪はともかくとして----
近年の中国の世情は「乱」の極みらしい。
雲南省では、建設会社の社長が19歳の女子大生と不倫(いわゆる援助交際)の末に殺害される。離婚件数は前年比18%増で、その六割強が浮気が原因とのこと。政府未公認の地下教会(新興宗教)の信者数が共産党員数(共に7千万人超)と並ぶ。’80年代以降の「一人っ子」政策によって誕生した世代は「無責任」の極みという。
等々、心の支え・信じるものの喪失が、社会モラルの低下を促しているようだ。マルクス・レーニン・毛沢東・共産党 民衆は、そのいずれをも信じていないとのこと。まさに、「迷走」に走り不道徳へのためらいも失っている様子が浮かんでくる。
「和をもって貴しとなす」と説いた、彼の国の先達・孔子は、どんな思いで天空から見下ろしているのだろうか。
(本稿については、月刊「選択」を参考にしました)
<掲出写真 よく分かる解説>旧合川町の正法院に安置されている延命地蔵菩薩で、俗に「鎌沢大仏」と称される木彫りの地蔵。高さが約5mで座像仏としては、全国でも五指に数えられる大きさだ。
近年の中国の世情は「乱」の極みらしい。
雲南省では、建設会社の社長が19歳の女子大生と不倫(いわゆる援助交際)の末に殺害される。離婚件数は前年比18%増で、その六割強が浮気が原因とのこと。政府未公認の地下教会(新興宗教)の信者数が共産党員数(共に7千万人超)と並ぶ。’80年代以降の「一人っ子」政策によって誕生した世代は「無責任」の極みという。
等々、心の支え・信じるものの喪失が、社会モラルの低下を促しているようだ。マルクス・レーニン・毛沢東・共産党 民衆は、そのいずれをも信じていないとのこと。まさに、「迷走」に走り不道徳へのためらいも失っている様子が浮かんでくる。
「和をもって貴しとなす」と説いた、彼の国の先達・孔子は、どんな思いで天空から見下ろしているのだろうか。
(本稿については、月刊「選択」を参考にしました)
<掲出写真 よく分かる解説>旧合川町の正法院に安置されている延命地蔵菩薩で、俗に「鎌沢大仏」と称される木彫りの地蔵。高さが約5mで座像仏としては、全国でも五指に数えられる大きさだ。