酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

絶対反対!時代に逆行する自民改憲案

2005-10-29 07:36:20 | Weblog
 改めて、自民党の改憲案にゼッタイ反対する。
 改憲案では、①前文に「国民は国や社会を愛情・責任感・気概をもって自ら支える責務を共有し」とあるが、常に指摘しているように、国や社会への愛情ウンヌンなんて、「国」に指導されて発露するものではあるまい。国民個々の心底から澎湃と湧き出してきてこその「愛情」であろう。それなのに、「国」が、憲法と言う名の最高の法律で規定するなんざ、小泉さん、余りにも不遜に過ぎるし、戦前の思想と一緒だってば。
 ②国民の責務の項。「自由・権利には責任・義務が伴う。常に公益・公の秩序に反しないよう自由を享受し権利を行使する責務を負う」だと。 この条文は極めて重い。なんとなれば、「国」が、この事柄は公益に相当するものだ、と判断すれば、恐らく、個人としての自由・権利は大幅に制約されることになりかねないからだ。自民党の悲願でもある「徴兵制」を提案する際の「貴重カツ最高の」条文となることだろう。
 先の、前文にしてもそうだが、今回の自民党改憲案には、「個は公に従がう」ことを前提にした思想が明確に表記されている。
 ③軍事裁判所 これに至っては,なにをかいわんや。自衛軍を保持するんだそうだから必然なのだろうけど、いわゆる軍法会議だよね。なつかしい言葉にちりばめられた改憲案ですねぇ、小泉さん。これでこそ、「戦争ができる普通の国」の改憲案ですよねぇ。さすがに、中山さんはじめ、高齢者を選りすぐって作業させたご努力?の跡がにじむような文言に溢れていますなぁ。
 で、国民は今回の自民党改憲案を十分に点検し、自らの意思で賛否を決しなければならない。人情や義理でふらついてはいけない。なによりも、この改憲案が通れば、あなたの大切な人が戦争に行かされる可能性が高まるのだということだけは心して、賛否を決して欲しい。
 そして、もしかすると、この改憲案についての国民投票が、「国民自らが自由に意思を表明しうる、最後の投票」になるかも知れぬからである。

珍客 来たる

2005-10-28 20:36:20 | Weblog
 珍客といっても人間ではない。カメラの話である。
 先日、例によって、リサイクルショップを覗いていたら、「3千円」というプライスのついたカメラに目が留まった。なんと、なつかしや「リコーXR500」!
 発売当時、「サンキュッパ」(39,800円)で一世を風靡。一眼レフカメラの大衆化に多大なる貢献を果たしたカメラだった。
 価格も価格だったから、即購入。自宅に連れ帰った。
 ジックリとチェックしてみると、これといったキズもなく、レンズのピントリングの具合からすると、そんなには使われてなかったみたい。レンズをはずし、すかしてみてもカビもキズもない。内臓露出計はアテにしてなかったが、ボタン電池を入れ替えたら、ちゃんと作動。ファインタ゛ーにもミラーにも曇りはなく、シャッター音も軽快。さすがにモルトはヘタっているが、まぁ、こんなものだろう。
 メカシャッターだから、よけいな電池も要らない。シャッター速度が、8から500までなのが、少々さびしいが、Bもあるし、実用上問題ないさ。
 さっそく、センシアⅢを装てん。撮影を続けている。
 後日、報告するからね。でも、こんなふうにして、衝動買いを続けていたら、「中古カメラ地獄」にずぶずぶと、はまっていきそうで、コワイなぁ。
ま、いいか。そん時はそん時だ。

罪と罰 自民党版

2005-10-28 20:03:48 | Weblog
 先の総選挙で党未公認のまま立候補し、結果として自民党候補と戦った野田聖子さんらに、自民党の「処分」と言う名の裁定が下った。野呂田さんが除名、聖子さんは離党勧告等々。
 党議拘束にはいろんな捉え方があるのだが、国会議員個々の思想信条を優先させるスタンスは、この国には無い。議院内閣制を執りつつも、院内会派方式を執らずとも審議は可能なはず。否、それこそが真の姿であろう。
 二院制なのだし、せめて参議院だけでも、「個人レベル」の議決を保証する審議方式に転換できないものか。
 
 自民党は嫌いだけど、聖子さんだけは応援したい。なんども申し上げているが、聖子さん、あなたみたく「華」のあるひとなら、なにも自民党なんかにこだわること無いってば。一思いに 民主党に鞍替えし、別の角度から首相を目指してみてはいかが。
人材難に泣く民主党の、それこそ「ジャンヌダルク」に、あなたなら、なれるさ、ゼッタイ!

小泉サン いい加減になさいな

2005-10-18 19:54:12 | Weblog
 小泉サン、またまた靖国神社参拝を強行。本殿に参らなくたって、正装姿でなくたって、小泉さんが参拝するということは、公私の別なく、まぎれもなく「日本の首相」が参拝したことになるんだってば。
 韓国や中国が、どうしてあんなに怒り出すのか。小泉さんには全然分かっていない。さすがは、主義主張ではなく「観念」の党の代表者だよね。
 でも、あんたは、仮にも日本の首相。あんたの言動は、日本国民の総意とみなされてしまうんですよ。国民には、なんとも、迷惑な話じゃないすか。
 
 アレ?、もしかして小泉さん。こないだの、両国の、日本の安保理常任理事国入り反対表明へのアテツケじゃないでしょうね。「なんで怒るのか、理解できませんねぇ」なんて、シレーっとしていて、腹ん中では両国に対する猛烈な反発の炎が燃え盛っていたりして。
昔っから、日本のトップは外交オンチだった。11月にはブッシュさんが来日する。「脱亜入欧」の時代じゃないんだから、浮かれていないで、もう少しは、アジアとの付き合い方を冷静に考えてみてくださいな。たのむぜ、ホント。

運動会って、楽しい?

2005-10-16 19:49:52 | Weblog
運動会って、言われているほど楽しい行事ですか?
そりやあ、スポーツ万能の生徒なら、日ごろのウップンを晴らす舞台として、サイコォ!でしょう。なんたって、アタマの中はパアでも、この日ばかりはカッコ良くみえますから、女の子にはもてるでしょうねぇ。
 でも、こんな輩に限って、例えば、算数の試験成績順を廊下に張り出す、なんて言うと、突然、大騒ぎするんだよね。イワク、生徒差別だ、個々の生徒の人権無視だ、って。
 やかましいわい! おめぇら、自分が勉強してないことをタナにあげて、よく言うよ。 いったい、運動神経なんて、親譲りであって、おめぇらは、たまたま恵まれているにすぎねぇんだよ。おめぇらの理屈が通るなら、運動会で、ビリになる仲間の気持ちが分かるのか!って、言いたい。
 校内に成績が掲示されたって、それを見るのは、先生と生徒同士に過ぎないんだろ。その点、おんなじ「比較」でも、運動会のそれは、先生や生徒同士は言うに及ばず、親や親戚、果ては、彼女にまで見られるんだぜ。
 努力すればいいじゃん、って、声が聞こえてくるが、勉学は努力すれば相応のアップは叶うが、運動ってのは、生まれつきが90%なんであって、努力したからって、大幅なアップなんて、見込めないんだってば。
 学校で学ぶってことは、「仲間の弱みも理解することを覚える」ってことでもあるんだからね。スポーツマンだからって、天狗になっちゃいけないってことなんだよ。
 もともとは、軍事教練の場。戦後、関係者が、「巧みに」運動会なんてのに摩り替えたけれど、その点、運動会の開催意義は、そろそろ見直されてもいいころだと思う。
 所詮、運動会なんて、スポーツバカのワンマンショーの場の提供にすぎないんだからね。へたすりゃあ、誤ったヒロイズムの醸成の場になりかねないんだから。
 生来、運動オンチの生徒も、現に存在することを、先生たちは十分配慮すべきだ。

青春ドラマ話で飲む

2005-10-14 19:41:57 | Weblog
 昨夜は(昨夜も?)飲み会だった。メンバーは、70年前後に某喫茶店で知り合った仲間。以降、延々と30年以上の付き合いになる。
 当時、TVでは、「青春ドラマ」が最盛期。なぜか、スポ根モノがほとんどで、まぁ、それなりに興奮させてくれたものだった。
 昨夜のテーマも「青春ドラマ」。
 カンパイのころは、まじめに「青春」を語っていたが、やがて大きく脱線。青春ドラマにありがちなシーンのこき下ろしに移っていく。
 イワク、「海に沈み逝く太陽に、ナニゆえ、バカヤロー!なんて怒鳴るのか?」
「そうだよな、太陽だって、バカヤローって叫ばれて気分を害するわな」
 「うん、沈み逝く太陽が、バカとはなんだ! なんて、怒って昇ってきたらコワいよ」
 「こわいこわい。海と共謀して津波が押し寄せたりしたら大変なことになるぞ」
 何を言ってんだか。
 「そういえば、教師に殴られた生徒が涙ながらに反省するシーンも多かったよね」
 「そうそう、今だったら、殴った教師はクビもんだよね」
 「校長や教頭が、報道陣の前で、申し訳ありませんでしたって、アタマ下げてるよね」
 
 当時を振り返ってみるに、今ほどのノンベエではなかったし、消え逝く蒸気機関車を追って、各地に出かけていた。今なら、どこへ行っても居酒屋参りだが、当時は、おいしい喫茶店めぐりだった。あ、ウマいモノ探し、という意味では一緒か。

北朝鮮 許すまじ。

2005-10-11 21:24:00 | Weblog
 先日は北朝鮮労働党の結成60周年だったそうな。金正日という独裁者を偽りの賛美で称え、この国の民は、いったい、どこへ行こうとしているのか。
 考えてみれば、この日に披露されたマスゲームほど、思想信条の画一化を示すものは他にない。一挙手一投足が注視される中、ホント、ここの民、良くやるよなぁ。自分たちは食うや食わずという有様なのに、同志だか首領だか知らんが、たまたまオヤジが偉かった(?)と言うだけで、正日は、その七光り以上の贅沢を手中にしている。善良な国民は、外の様子なぞ知る由もなく、ひたすら、偽の偶像を拝み続ける。「井の中の蛙、大海を知らず」で括ってしまうには、あまりにも、彼の国の国民が哀れだ。
 と、ここまで書き込んで、ふと、思った。これって、戦前の日本とそっくりじゃん。つい、60年前までは、なにもかも、日本もおんなじだった。首領様が天皇様だっただけのこと。もっとも、そんな時代に、憲法を改訂して戻すことを画している輩もいるのだから、もう、何をか況や、だよね。
 それでも、核はいうまでもなく、よその国民を拉致するなぞ、許されることでは決してない。北朝鮮を責めると、「戦時中、日本軍はより非道を朝鮮人民に施した」などと、物知り顔にのたもう御仁がいるが、それは次元が違うのだ。
 確かに、日本軍も非道を繰り返したことだろう。しかし、それは戦時中のこと。現在も、日朝間は戦時下という見解もあるが、国際社会の一員をめざすなら、年端もいかないガキのようなマネなぞしないことだ。諸外国に笑われるのがオチだ。
 内政干渉するつもりは無いが、見方を変えれば、北朝鮮国民ほど純粋な人たちはいないだろう。不平不満を漏らすことなど無く、ひたすら、お上に捧げ尽くしているのだから。
 だが、何かの弾みで、こんな従順な国民が弾けたとき、それは、かつて、どこの国でも例を見なかったような大暴動に発展する危険性を秘めていることを、少なくとも為政者は自覚すべきであろう。
 浦島太郎は竜宮城で夢を見続けた結果、玉手箱のケムリで現実を知り、奈落の底に叩き落された。正日が、浦島にならぬ保証は決してないのだ。
 

聖子さん哀れ

2005-10-10 09:40:51 | Weblog
 ああ、やっぱり...。  聖子さんの記者会見にはガッカリ。信じた私がバカでした、ってか。
 先の総選挙で自民党が大勝したということは事実であり、「郵政民営化賛成」が国民の総意であることが判明した以上、代議士としては、その方向に転換することが支持者への誠意 なんだそうな。
 でもね、聖子さん、あんたが獲得した10万に近い票の中には、明確に「郵政民営化反対」を支持したものも含まれているんだよ。あんたが毅然として選挙に臨んだからこそ、刺客にも勝てたんじゃん。
 あんたの翻意は、そうした、あなたを心底応援してきた支持者への「裏切り」に等しいものなんだ。
 幾たびか注進しているけれど、あなたほどのスター性がある方なら、なにも自民党なんていう賞味期限がとうに切れている政党に秋波を送る必要なんか、絶対無いって。せっかくのカリスマ性が消えつつある。記者会見での苦しい説明も、あんたらしくなかった。哀れにさえ見えたよ、聖子さん。

白いサケ

2005-10-09 07:20:16 | Weblog
 一年前の話だが、某友人から白いサケをもらった。白い「サケ」だからね、白い「クスリ」じゃないからね。俗に言う「ドブロク」である。
 子供のころ住んでた町では、間々、目にしていたが、無論、飲めるわけ無かった。大人になってからは、幾たびか口にしていたが、このサケの処遇については未だによく分からない部分がある。
 まず、サケである以上、商売としての授受は法的に違反のはず。それゆえ、例の「ドブロク特区」なんていう解放区?ができたりする。そういえば、その昔、税務署が家捜しに来るという話が蔓延。そのときの模様がまことしやかに語られていたが、子供ながら、実際に税務署が踏み込んだ場面なんて、一度も遭遇していない。
 で、売ってはイカンのだろうし、カネを取って飲ませてはダメなんだろう、というところまでは分かる。
 では、昨年のように、友人等から個人的にもらった場合はどうなのか?贈与税は、まさかかかるまい。さらに、個人的に醸し(サケをつくり)、仲間内で飲むことはどうなのかな?醸す(つくる)こと自体が違法だというなら、それはナニゆえか? 自家醸造なんて、材料も吟味してなかろうし、なによりも、衛生面が不安だから、ってか? いやいや、国がそんなに国民の健康を心配しているワケないよね。違法とする根拠なら、これはもう、酒税が徴れないから、に尽きるわな。
 いずれにしろ、久しぶりの白いサケはうまかった。秋冷の時期になると、また、あの味が思い出される。飲みたいな、我が友よ。

前原さん、アレじゃあダメだってば

2005-10-06 05:39:12 | Weblog
 連合の定期大会に出席した、民主党の前原さん。「労働組合とは是は是、非は非でやっていきたい」とのたもうた。そうでなくとも、民主党の方向付けが揺らいでいることに不信感を持っていた連合会長。直ちに、これに反発していた。
 かつての労働組合(ナショナルセンター)の大会じゃないんだからね、前原さん。自民党総裁だって招待されるご時勢なんだよ。首相の上手な挨拶で、かえって、小泉ファンを増やしちゃったじゃないの。
 どうも、このひと、時代認識が甘いんじゃないか。「是々非々」なんてセリフは、政界用語であって、労組向けの言葉じゃないんだ。憲法に対するスタンスにしたって、きわめて自民党に近い。
 まさか、自民党との大連立を狙ってるのかな?
 弁舌さわやかでなくともいいから、誠意を込めた挨拶をしてくださいね。頼みますよ、ホント。