酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

年末に うれしい知らせが

2006-12-31 10:03:50 | Weblog

 今年も押し詰まってから、うれしい知らせが舞い込んできた。

 山形新幹線延伸期成同盟会等が主催する「奥羽南線フォトコンテスト」にエントリーしていた私の作品が、「優秀賞」に選ばれたと言う。

 なんとしたことか。うれしいではないか。

 鉄道がらみに限らず、フォトコンへのエントリーは、元来好みではなく、エントリーした機会は決して多くはない。ここ十数年でも、指折り数える程度か。
 
 審査員の嗜好があるし、なにしろ、シャッターを押した撮影者のネライや感動が、審査員に響くかいなかは、甚だ疑問だからだ。「審美眼」なんて、ひとそれぞれだからね。そんなスタンスだった。

 前回の受賞は、さるアパレル業界主催の「夏を感じる写真」コンテストだったかな。「入選」とのことで、なにがしかの商品券をいただいたっけ。

 でも、今回の受賞で、私の趣が少々代わってきたみたいだ。
テーマは、ひたすら「鉄道」なのだが、これからは、「鉄道のなかの人間模様」にカメラを向けてみようかな。

 乗務員の横顔、乗客の笑顔、駅構内で働く人たちの日常---- 「鉄道写真」の裾野の拡がりを、新年の目標にするべぇ。

 目標は決まった。さぁ、新年に向けて、今年最後の酒盛りだぞぉ!
 
 

氷川きよしで、ことしは暮れる

2006-12-31 09:41:07 | Weblog
 ことしのレコード大賞は「一剣」。氷川きよしが受賞した。
 数ある、いわゆる「大賞」モノのなかでも最古参で、第一回の受賞曲は「黒い花びら」・水原ひろしだった。

 もっとも、「大賞」自体は、どちらかといえば、「歌」に与えられるもので、「歌手」本人が称えられるのは「最優秀歌唱賞」。当然ながら、我が倖田来未チャンが受賞。いや、ホントは、二年連続の「大賞」受賞でも良かったハズ。

 以前にも記したが、京都生まれの来未チャン。高音を基調とした歌唱力はもとより、ザックバランな語り口が、ハデな格好を嫌味に感じさせない。
 ヘンに取り澄ました浜崎ナニガシなんかとは、そこいらが大きく異なる。

 来年も笑顔いっぱいの来未チャンに逢いたいぞ。

青島さん逝く

2006-12-27 05:58:44 | Weblog
 青島さんが亡くなった。

 参院議員時代の青島さんには大いなる支持と拍手を送っていた。

 ともすれば形骸化しがちな国会の場で、言いたいことを言い、己の信念のままに行動していた、その姿に打たれたからだった。

 特に、当時の佐藤栄作首相を「男妾」と揶揄した時は、溜飲が下がったものだった。市井の人々の感覚そのままをぶつけてくれたことで、彼の言動は一層注目されたのだったが、残念ながら跡が続かなかった。跡を継ぐかに見えた某ノック氏は、大阪府知事に納まったのもつかの間、こともあろうに、セクハラで、その座を追われるとは。

 それにしても、選挙活動の潔さや、本来の政治のありようを指向した青島さんの功績は、決して小さくなかったと思う。

 「後が続かない」 一昔前の、「非自民政権」も後が続かなかった。
 これこそ、日本における民主主義の未熟さを如実に示すものなのかも知れない。 
 でも、いつの日か、青島さんの遺志が連綿と受け継がれていたことが証明される日を、私は愚直に待ちたいと思う。

 憲法は還暦。しかし、国民の政治に対する意識は、ようやく思春期に差し掛かった頃だろうか。

 来年の参院選挙で、せめて「二十歳」程度の選択を求めるのは、この国の国民には、まだ早すぎるのかなぁ?

 

ケイタイの形態

2006-12-27 05:34:37 | Weblog
 一年余でケイタイを買い換えた。
 ここ数回、ケイタイは「形態」で言えば、大→小→大→小 ってな順で買い換えてきている。

 生来、アキっぽいことも在るのだが、昨今の新機種には、目移りして困るほど。
こんなに多機能にしたところで、全ての機能を使いこなしているヒトなんて、果たして何人いるものやら。どこぞのデジカメににているよね。

 私の場合は、電話帳・メール・スケジュールの各機能があれば、もう十分。ケイタイで写真を撮ろうなんて、思わないし。

 あ、でも、着メロだけは欲しいな、それと、海外でも使えるに越したことはないし--- なーんて、次第に多機能になっていくんだよね。

 日常生活に不可欠なケイタイだが、常時携帯するからこそ、形態にはこだわる。
大きいほうが操作は絶対しやすいのだが、かさばるのが難点。いまのところ、TVまでは必要としないのだが、先日まではラジオが聴こえるモノを使用していた。
撮影地で列車を待つ間、ヒマつぶしにFMでも聴こうという魂胆だったが、それほど聴く機会はなかった。で、やつぱり大きくて取り回しが良くない。

 そこで、今回は極力小型の機種に代えた。それでも、カメラ昨日はついている。コンデジを携行しているので、使用頻度は低いだろうけど、まぁ、メモ代わりに使うこともあるかもね。

 
 良くも悪くも、ケイタイは所有者の情報boxになってしまった。うっかり落とそうものなら「個人情報」の流出を絵に描いたようなものになる。
たとえ、酔っ払っても、ケイタイだけは死守するのだぞ! って、自戒かい?
 

本家「クリスマス」の復権を

2006-12-24 15:08:09 | Weblog
 12月24日はクリスマス・イブ。
 そう、「イブ」なのであって「本家?」のクリスマスは12月25日なのだ。

 いったい、いつごろから「本家?」よりも「イブ」のほうがメインになってしまったのだろうか。
 
 サンタクロースを信じていた子供の頃、プレゼントをもらったのは、25日の夜だった。当時は、その前後から冬休みだったので、26日の朝の満足感といったらなかった。

 暦での、いわゆる曜日のめぐり合わせのせいもあるのだろうが、近年、「イブ」の前夜、即ち「イブイブ」なんてのも、幅を利かせてきている。

 が、ここは、「本家」25日の復権を声高に叫んでおきたい。
 なにしろ、キリストさんの誕生日が25日である以上、これを脇に寄せるわけにはいかんだろう。
 
 ダレだって、自分の誕生日は当日にお祝いするじゃん。
 クリスマスだって、当日を祝って当然。
 クリスマスは12月25日なんだってば!!

政治を私物化する世襲議員

2006-12-13 20:01:27 | Weblog
 現職代議士の娘が、来春の県議会議員選に出馬することになったそうな。所属政党? こんな田舎芝居やるんだから、自民党に決まってるさ。

 常々、提起しているように、国会議員だか前頭・黒海だか知らんが、政治の私物化も甚だしい。主義主張はともかく、有権者の支持を得て議員に納まるほどのヒトだから、相応に存在意義は認めるとしよう。

 しかし、だからといって、その子息(令室・令嬢)が、跡目を継げるほど一生懸命なヒトかどうかは、別問題だ。

 もっと問題とされなければならぬのは、「議員のオレの身内なんだから、後継者になるのは当然なのだ。だから、オレ同様に支持・応援してくれよ」って言いたいのだろうが、そんなのは「私物化」にはほかならない。

 記したとおり、本人の資質の問題が在るし、なによりも、こんなことを繰り返していたら、現在の議員さんの身内以外からは、立候補できなくなる。

 法の下では、国民は全て平等だし、何人でも議員に立候補できる。そんな当たり前のことが、特定の家族に独占されていいはずがない。

 所詮、「あのヒトでなければ、できない」なんていう任務は決して無いのだ。

 いい加減、投票の際の正しい認識を謳ったフレーズを自分のものにして欲しいものだ。
 そう、「出たい人より、出したい人」を議会に送ろう。

戦争映画で国民の意識を変えるつもりか

2006-12-09 10:38:35 | Weblog
 またまた、戦争映画だ。今度の舞台は、日本兵が玉砕した、あの硫黄島。

 米国・日本双方からの視点で描かれ、「大作」なのだそうな。

 幾たびも指摘してきたように、熱しやすく同化しやすい国民性が、「国のために殉ずる」などという、愚かな感情移入の引き金にならねばいいのだが。

 制作サイドが、どんなに情に訴え、義理を説こうと、私は、国家権力の発動を決して許さない。

 日本兵も米兵も問うつもりなぞないが、自分の意思に背いて、「戦闘」という強制殺戮を強いられ、あまつさえ、殺される側にたたされるという、理不尽。

 所詮は「国のため」に死ぬのであって、「国民」や「家族」のためでは決してないのだ。相手を殺すこともさることながら、自分が死に直面している図を描いてみるがいい。戦争はそういう、殺し合いの現場なのだ。

 古来、戦争・戦闘は映像化しやすいものらしいが、ここ数年の「戦争モノ」大作には、眉をひそめざるを得ない。

 庶民が喜ぶ、そのスジの映画には極めて厳格な「映倫」さん。昨今の戦争映画には異論はないのですかい?

まさか、おたくまで、政府の介入で、「戦争」への、国民の意識を恣意的に変える手伝いをなさっているんじゃないでしょうね。

宮崎県に限らないのだが

2006-12-09 08:45:48 | Weblog
 福島・和歌山に続いて、宮崎県の官製談合事件で、トップが逮捕された。

 このひと、根っからの県庁人だったんだってね。

 つまり、県庁職員を勤め上げて、後、県知事に就任したってことだ。

 宮崎県民には、ご同情申し上げるほかないけれど、常々指摘しているように、その組織に首まで浸かって来た人を、ナニゆえに、県知事に推してしまうのか。

 県のことは県庁の人に  国のことは国の官僚に  こんなんじゃ、いつまでたっても民主主義は根付かないってば。

 誤解のないように言っておくが、官僚がダメ! と言っているのではない。

 官僚は、一事務屋に過ぎないのだということを言いたいのだ。したがって、
市井の人たちが、これを必要以上にありがたがる必要などないのだし、なにしろ、
主権者たる意識をもっともっと高揚させなければ、望むような施政は現実化しないだろう。

 国政の場には、官僚出身の議員が吐いて捨てるほど多い。官庁と言う「温室」育ちの人たちに、寒風吹きすさぶ民間の人たちの暮らしなんて、到底分かりっこないのに、この国の主権者たちは、なぜか、官僚を議会に送り出す。

 「義理」や「人情」を大儀として憚らない自民党に、反永久的に政権を委ね、やりたい放題をやらせておいて、巷では、一向に楽にならない暮らしのグチをこぼす。

 民主主義を自らの手で隠蔽してしまっているこの国って、ナンなんだろうね。

「ホワイトクリスマス」って、なんだよ。

2006-12-09 08:31:37 | Weblog
 クリスマスが近づいて、アチコチのTV局では、「ホワイトクリスマス」賛歌を謳い出している。

 恋人同士が、着飾ってホテルでデイナー。窓の外のイルミネーションに魅せられていたら、折からの雨が雪に替わってゆき-----

へぇへぇ、なんとも絵に描いたようなムーディな夜で良かったですね。

 雪がロマンチックなんて、ダレが言ってんだよ。

 毎年のように、雪に悩み、雪と戦うことを強いられる北国の人たちの身にもなってみろ、つてんだ。

 なにかい、クリスマスってのは、都会住む人たちにしか、微笑まないのかい。

 冗談じゃない!

 クリスマスに浮かれ、勝手にイメージするのはいいが、ちったぁ、彼の地での暮らしの情景も、アタマに入れといてくんな。

 ああ、また、雪が降る。
 「冷たくつらい」だけの雪が、真っ暗の空から、いつ果てるともなく、降り続く。

 北国のクリスマスの夜は、「ホワイトクリスマス」なんて、夢のまた夢なんだってば。

「勝ち組」ばかりの「教育再生会議」メンバー

2006-12-03 10:46:19 | Weblog
 安倍さんが肝いりで設置した「教育再生会議」。

 よくもまぁ、こんだけリッパで非の打ち所のない人たちを集めたものだ。

 肩書きが、現・元かはともかく、いずれも、「会長」「代表」「オリンピック選手」だと。
 各層からの代表者というふれこみだけど。どの顔見ても「人生の勝ち組」だよね。

 みなさん、それぞれに「人生いろいろ」あったかも知れんが、これって、全員「勝ち組」やん。

 「勝ち組」のお歴々に、「学校崩壊」の意味や対策なんて、理解できるンかいな。「挫折」や「イジメ」や「裏切り」なんて、まったく無縁で、順風や人生行路を歩んできた人たちも結構だが、その対極を味わった人や、現役の生徒たちにも発言の機会を与えるべきだろうに。

 これでは、政府が提案したタタキ台が、ほとんどそのまま「答申」として、登場することは間違いないだろうね。

 良くも悪くもバランスのとれた人選を、あ、今頃求めても、もう遅いんだもんねぇ。

 将来の教育のあり方を質す場なのに、現役の生徒は不在で、検討を加える人たちは、そんなに遠くない将来には、生存なさっていない。こんなんでいいのかネェ。