酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

'61年の今日

2008-07-28 17:45:41 | Weblog
 不思議に忘れ得ぬ日って、あるものだ。

 私の場合は、'61年の7月28日。つまりは47年前の今日のことである。

 この日、小学校から帰宅して間もなく、父が勤務先から電話(といっても、「有線放送」 分かるかな?)があり、TVを購入したのでこれからセッテイングに来るという。

 この年の秋には、秋田国体が開催されていて、県内でのTV需要が増大した年であった。
 うれしい! なんてものじゃなかった。わくわくドキドキしながら、TVの到着を待っていた。通電されて初めて見た番組は何だったろうか? 全く記憶には残っていない。でも、夜遅くまで、チャンネルをまわして騒いでいたっけ。

 この年の秋、秋田国体の開会式の日に、祖母が他界しており、そんなこんなで、この日だけは、ずーっと忘れずにいるみたいだ。

 さて、本日の掲出写真だが、昨朝下って来た「あけぼの」のカマはEF81-93だった。この「81-93」っつう番号は、奇しくも、我が家のクルマの登録番号と合致するのである。いつかはと待ち続けていたが、ついにゲットできた、これまた記憶に残る数字となった次第。

象潟や

2008-07-26 05:44:57 | Weblog
 松尾芭蕉が曾良とともに象潟を訪ねたのは、元禄二年というから、17世紀終盤のころ。
 宮城の松島に並び称される景勝地として、芭蕉が、旅の最北地に選んだ象潟はしかし、18世紀に入ってからの鳥海山噴火や打ち続く飢饉に、辛酸をなめたようだ。

 そして、文化元年6月4日、大地震が襲う。象潟沖に浮かんだ九十九島が陸地に取り込まれてしまう。
 当時の模様が隣町・金浦年代記に残されているので転載する。

  日中雲立ちこめ全くの無風。夜10時ごろいきなり大地数十センチ盛り上がるほどの地震。海・山ともに3メートルも高くなり低くなり、大木の枝はほうきのように地面を掃き、大岩は手まりのように山から降る。11時ころより大雨車軸のように降り始めたが、山は鳴り続け大地は揺らぎ続ける。寺の鐘楼で撞木自ら動いて早鐘を打ち続け、大地に亀裂生じて硫黄臭い砂・水が噴出  ウンヌン とある。

 いつの時代でも、地震は恐ろしい。予知科学の進展に期待したいと思う。

<掲出写真 良くわかる解説> その芭蕉らが象潟をおとずれた際、九十九島めぐりに出かけた船の発着場跡が残っている。
 

夏の花

2008-07-26 05:20:14 | Weblog
 撮影に出かけると、三脚を構えた足もとに様々な花に遭遇する。

 「こまち」を撮りに出かけたポイントでは、緑に囲まれて可憐な夏の花が咲いていた。

 スラリと伸びた茎に、ピンクの小さな花が巻きついているかのよう。
 これ、捩花(ねじばな)っつうんだってね。
 なんと、ランの仲間なんだって。そう言われれば、小さいながらビビッドな色合いは、ランのように高貴なイメージが無いわけでもないかな。

 らせん状に花が並んで咲いている。こんなの人工的になんか創れっこない。   自然て、やっぱ凄いゾ!

もうじき夏休み

2008-07-19 06:29:18 | Weblog
 梅雨明けもマジかになり、楽しみは夏休みってトコだろうか。

 今や、毎日がフリーなので、連休とか夏休みとかに心トキメくこともなくなったのだけれど----。

 最近は、季節の情景に応じて、列車撮影を続けていて、新たに開設したブログ「酒と鉄道の日々 ビジュアル版」 http://blogs.yahoo.co.jp/sun75777/13136352.html

 に、アップして御覧いただいている。最近は、チョッといじった? 写真が増えつつあるようだが(笑)。

 特筆すべきは、原稿執筆依頼と、講演依頼が増えたことかな。
 7月アタマに行われた、由利高原鉄道利用促進リレーシンポジウムの席上、基調講演をやらせていただいたことや、4月に、由利高原鉄道の写真集を発刊したことが寄与しているみたいだ。

 講演については、鉄道がらみの話題と、鉄道趣味人の生態? 鉄道ひとくち知識の披瀝 という三本柱で構成。必要に応じて、スライド映写を併用したり、鉄道写真についての講義を行ったりしている。
 8月末までに3個所からのオファが届いている。

 原稿依頼に対しても、ほぼ同様の内容を記述。フリーペーパーや行政の広報紙などからの依頼が多い。

 夏休みかぁ  この夏は久しぶりに鳥海山でも登ってみるかな? 

加藤さん あなたもやっぱり自民党員なんですね

2008-07-13 19:11:29 | Weblog
 自民党の中ではリベラル派として、一目置いていた加藤紘一さん。

 今日の岩手での、悪名高きコウモリのような公明党と組んだ演説会で、「民主党に政権能力ありや?」っつう演説を行ったんだってね。
 加藤さんも、所詮は自民党員だったんだね。そのリベラル性に期待した私がバカでした。

 民主党に政権担当能力はあるのか?

一度も政権の座に着いたことがないのだから、そんなこたぁ、ダレも分からないさ。ただ、それでも、コレだけはいえると思う。

 やらせてみてダメだったら、他の政党に代えればいいのだ。このかんがえかたこそ、「民主政治」の基本なのですよ。
 もっとも、どっかの政党のように、永年政権の座にあって、政権運営のイロハだけには通じるようになっても、いつのまにか、主権者たる国民を忘れ、やりたい放題。政権担当期間が長くたって、そんないい加減な政党よりは、能力に不安があったとしても、政権を担当させてみたい政党の方が、国民にとって、期待したいのは当然のことだろう。

 奢りと腐敗の政党に、屁理屈なんか、言ってほしくないぞ。自分のハエでも追いやがれ。

 <掲出写真 良く分かる解説>天下国家を論じていても、テメエの中身はボロボロなんだから。笑っちゃうよね。そんな某政党のイメージ写真でござる。

今日は「納豆の日」

2008-07-10 10:01:17 | Weblog
 7月10日。ゴロ合わせで、今日は「納豆の日」。
 朝食は「ゼッタイ和食派!」なので、納豆も大好物である。考えてみるに、納豆と漬物さえあれば、うまいメシが食えるのだから、納豆と漬物はノーベル賞ものであろう。健康食品であることも論を待たない。

 最近は納豆の差別化というか、個性豊かなものが増えている。個人的には、粒が大きく粘りの強いほうがいい。右に左に大いにかき混ぜて、それこそ肝心の納豆が見えなくなるまでかき混ぜて、おもむろにメシの上にぶっ掛ける。納豆とメシとの相性たるや、何をか言わんや である。

 納豆はまた、サケのサカナとしてもいける。イカ納豆なんかは定番中の定番だし、納豆の包み揚げは、ビールにさいこぉ!食い意地と呑み意地が張っている私は、サケのツマミとしての納豆メニューをひそかに研究中である。

 後三年の役の舞台となった、秋田県は横手市・金沢地区が納豆発祥の地とされているが、秋田市には、めずらしい納豆専門店がある。その名を「二代目 福治郎」といい、市の中心部・大町で開店している。日本一高い納豆としてTV番組でも紹介されたが、店主のこだわりは極めて明確で、「うまい納豆」「商品として胸を張れる納豆」を売る意気込みが満々。店頭では、試食が出来るのもユニークだし、納豆の詰め合わせを、中元向けやギフトとして購入される顧客も少なくないという。秋田市にいらしたら、ぜひ、訪ねてみてほしい。
 詳細は、「二代目 福治郎」のHPを御覧願いたい。
 http://fukujiro.com/

<掲出写真 良く分かる解説>言うまでもなく納豆は大豆が原料。で、農産物つながりで、明治30年代に「乾田馬耕」という農業改良に尽力した、にかほ市の斎藤宇一郎の像である。当時は、湿田をクワ一本で耕していて、生産性が極めて低かった。斎藤は農民に呼びかけて「かかえすき」による馬耕を普及させ、収量・生産性の向上に寄与したとされている。仁賀保神社内に建立されているのだが、斎藤の功績を称え、この神社自体に「斎藤神社」という別称も添えられている。

夏季の牡蠣

2008-07-06 12:12:18 | Weblog
 鳥海山シリーズ第二弾。
 
 鳥海山の伏流水は、周辺地域に様々な恵みを与えている。「酒」と「牡蠣」が、その双璧。今やすっかり市民権を得た、夏季の牡蠣。元滝からの帰路、象潟の道の駅では、岩牡蠣が積み上げられ、さぁ どうだ! と言わんばかり。

 呼び込みの声に応えて、さっそく立ち食いでいただく。カラをこじ開けただけの
真っ白い大振りの牡蠣。レモンだけを絞りかけてもらい、一口で飲み込む。
 まさに、「夏の味」「海の恵み」と形容する他ない。ウマイなんてモンじゃない。これで、ビールでもあれば、この世は天国じゃあ!!

 鳥海山伏流水、もうひとつの恵み。これは、由利高原鉄道の矢島駅近隣の酒蔵-
天寿酒造の、その名も「鳥海山」。その純米酒をすこーし冷やしたヤツが、牡蠣には実にピッタリ。ふっくらとした牡蠣にすっきりとした「天寿・鳥海山」が、えもいわれぬ馥郁としたハーモニーを奏でてくれる。

 この夏、鳥海山伏流水のふたつの恵みを味わうだけでも、夏旅の進路を秋田に指してみてはいかがだろうか。

<掲出写真 良く分かる解説>岩牡蠣は6月半ばから8月半ばまでが旬。秋田県にかほ市象潟町の海岸で収穫される。天寿「鳥海山」は、由利本荘市矢島町。夏の岩牡蠣との優れた味のハーモニーについては、コミック「ホロ酔い酒房」実業之日本社刊 でも紹介されている。

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この「酒と鉄道の日々」も継続していきますが、鉄道写真については、新ブログに
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「酒と鉄道の日々 ビジュアル版」

http://blogs.yahoo.co.jp/sun75777/11020486.html

 

滝を観る避暑

2008-07-06 11:47:23 | Weblog
 梅雨の最中ではあるが、雨も少なく蒸し暑い日が続いている。

 汗をかくことを承知で、鳥海山麓にある滝を訪ねた。鳥海山登山口近くにある、秋田県は象潟の、その名も「元滝」と称し、鳥海山の伏流水が流れ落ちている滝で、幅は数10メートルにも及ぶ。

 その中で、流れ方が最も繊細さをたたえていたパーツをカメラに収める。

 周囲は、鬱蒼とした杉林で、深緑のなか、滝の音だけが周囲に響いていた。

 駐車スペースから滝までのわずかな区間には「クマ出没注意!」のカンバンも。注意って言われたって、どう注意すればいいものやら。列車写真撮影に出かけた土地でも、同様のカンバンを目にするが、クマに出会ったときは、どうすべきなんだろうね。
 とりあえず、名刺交換でもしたりして----

 滝と対峙すること30分。涼しさとマイナスイオンを十分に浴びて下界に下ると、サスガに清清しい。

 さぁ、早く帰って、体内もビールで涼しくしてやるべ。

<掲出写真 良く分かる解説>にかほ市象潟町。鳥海山登山口に向けてクルマを走らせると、道路沿いに案内板があり、容易に辿り着ける。クマはともかく、滝の手前は急峻な坂もあり、足元だけは固めて行くべき。本気で写真に収めるつもりなら、周囲は相当に暗いので、三脚を携行して長時間露出が肝要。流れる滝の音を聞いているだけで、十分リラックスできること請け合いであるが。