冷静な瞳

冷静な瞳が潰れてしまえばいい


と、たまに思ったりします。
あはは、いきなり重いな。


でも、本当に。


小さい頃から、冷静な視点を持っていた方だと、思います。
誰も気にしないところに、妙に気付いちゃったりして、
「あー、見なきゃ良かった」ってことが多かった。

ほら、生きていく中には、色々あるじゃないですか。
気付かなかったら幸せだったのに、みたいなこと。
「すぐ隣にある孤独の存在」とか。
「きれいだと思っていたモノの汚い傷」とか。
誰もが、きっと気付いてるけど、気付かない振りをするものが、
この生きている世の中には、溢れていると、思うのです。


だから、夢中になれるものが欲しいのだ、とも思います。
きっと、冷静でいる内は、絶対に幸せになれないと思うのです、僕は。
音楽でもいいし、勉学でもいいし、恋愛でもいい。
没頭することが出来たなら、瞳は冷静でなくなるから。


なーんて、ふと、今日は冷静な瞳を持ってしまった日でした。
良くない、良くない。


しっかり弱音を飲み込んで、
「なんでもないよ」って催眠をかけて、
いつもの笑顔を確認して、
そうして舞台に登らなければ。


幕は、常に開いているのだと、思うのです。