This Is The Way I Am

ただし。が、気まぐれに、日常にて考えていることを綴ってみます。

1000円の価値。

2006年01月03日 14時55分55秒 | Weblog
今、楽譜を書き終えました。

完成! 春公演のメインテーマ!

うーん、大学に入ってから、何曲くらい曲書いたんだろ?

昔のHP「Always Be Simple + Clean」に、
作曲した曲を全て紹介してあるのを思い出し(忘れてた。普通に。)、
数えてみたら・・・

 オリジナルだけで 35曲!!


すげー!!
我ながらビックリ!
売れないかなぁ。安値でいいからさぁ(笑)


でも、真面目なトーンで話すけど、
いつも作曲する時に考えるのは、値段です。
いやらしい人みたいだけど。

「いくらで売れるかな? うーん、1000円!」
って感じでいつも自分で自分の曲に値段をつけてます。

何でかって言ったら、
だって、自分で値打ちをつけれないものを、
お客さんに聴かせるわけにいかないでしょ。

最低、自分の中で「1000円!」を越さないと、表に出せません。
本当に、その価値があるのかどうかは、別として。
もしかしたら、それ以上の価値があるかもしれないし。

所属する「STEPS Musical Company」の公演は、
いつも、1000円のチケットを売っています。
(僕が出演する時は、僕は皆「招待」にしてしまうけれど。
 気前がいいから。あはは。)
でも、学生の作った舞台に1000円払わせるのって、結構凄いことだと思う。
勿論、舞台・衣装・照明・制作・・・って、ひとつの公演を打つのに、
計100万円くらいのお金がかかっていたりします。
でも、お客さんから1000円取る事実には変わらない。
しかも、貴重な時間を割いて観劇しに来てくれているなら、
お客さんには最低でも 1000円+α の価値のあるものを提供しなきゃいけない。

僕は、結構、そういうことを考えてしまいます。

だから、自分の作る曲は、1000円くらいは価値をつけないといけない。
公演上演時間の中で、僕の作る一曲は三分くらいの長さです。
公演上演時間は一時間半くらいだから、ほんの一瞬のこと。
でも、その一瞬に、お客さんが「1000円の価値」を見出すことが出来たら、
それだけで、意義があると思うのです。
そのためには、「1000円の価値」は絶対。
僕が曲を作るなら、その価値は絶対になきゃいけない。
この「使命感」こそ、自分を支えているものです。


でも、大学を卒業したら、それも無くなってしまいます。
今回の公演が、本当に最後の公演だ。
寂しいなぁ。


今までに唯一、舞台以外で発表した曲が、
一昨年に結婚した友達のために書いた曲。
何か自分らしいプレゼントないかな?って思って、
ふと思い立って曲を書きました。
その時も、「喜んでもらえる曲を」って意識して書いた。

これからは、そういった形で、誰かのために曲を残せていけたらいいな、と思います。
また誰か結婚しないかな~(笑)


そういう時でも、やっぱり「1000円以上の価値」は忘れないようにしよう。