KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

ドラマでの「監査役」の間違った扱い

2020年06月12日 | その他あれこれ
私は、2012年4月から2017年6月末まで、監査役を務めてました。


ドラマを観ていると、作家、脚本家、監督などが監査役の役割、位置づけを
正しく理解していない場面に出くわし、残念に思います。


そのように感じたドラマは、『監査役野崎修平』『沈まぬ太陽』です。


どちらも、監査役が社長の部下のように位置づけられています。

ドラマだけでなく、マスコミの報道でも勘違いしていることがあり、
記者の勉強不足を感じることがあります。


社長の部下として、社内の業務が正しく効率的に行われているか
監査する役目は「監査部・監査室」の仕事です。

「監査役」は、株主の代理人として、社長や役員が正しい経営をしているか
監視する役目を担っており、決して、社長の部下ではありません。



監査役は株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査することがその役割です。
監査には、業務監査と会計監査があり、業務監査は、取締役の職務執行が
法令・定款を遵守しているかどうかを監査し、一般に適法性監査と呼ばれています。
法令には善管注意義務も含まれるので、取締役の経営判断についても、
善管注意義務違反の有無を監査します。


「監査役は、取締役を監査する立場から、会社法上、その権限と独立性に関して守られており、
報酬に関しても、株主総会で決めることになっています。



改めて、ブログで監査役時代に記した記事をピックアップしてみました。
懐かしいですねぇ。


監査役の「か・き・く・け・こ」 - KOfyの「倍行く」人生 2012年9月

内部統制とコーポレートガバナンス - KOfyの「倍行く」人生 2012年9月

監査役監査の基本と実践上の着眼点 - KOfyの「倍行く」人生 2012年9月
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