日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

課題図書。

2006年05月14日 19時55分57秒 | 司書日記
土日は読書。
とにかく読書。

土日ぐらいしかゆっくり本を読む時間はないですから。

この2日で読んだ本は10冊。
この一週間で読んだ本は11冊。

今までに比べて、かなり冊数が多いですが、これは児童書中心に読んでいたから。


今、私の図書館には、読書感想画コンクールの課題図書が届いています。

自分のところの図書館に入れる本ですし、どこまでの活動をするのかわからないですが、読書感想画という特別なものに使われる本です。
これは私もその内容を知っておく必要があるだろうと思い、今回はその課題図書を中心に、図書館から本を借りてきました。


自分が小学生だった頃には、こんな課題図書なんて、ひとつも読んだ事なかったんですけどね。

しかし…感想画ですか…。

感想文でさえ、とても難しくて苦労していたのに、絵となると…。

人によっては感想文より楽なのかなぁ…。


まあ、文にしろ、絵にしろ、感想なんだから、自分の思った通り書けば良いだけなんだと思うのですが…。

学校が絡むと、そうも行かないこともあるんだろうな…。

感想文なら、ある程度の量の文章を書かないと認められなかったり、感想画なら、「先生」が見て理解できる絵じゃないと行けなかったり…。

まあ、今の感想文や、感想画がどのようにかかれているのか、その実際を私は知りません。
だから、そんな制限や、ある意味の強制なんかはもうないのかもしれないけれど…。


課題図書に選ばれている本は、どれも面白い、興味深いものばかりです。
まあ、私が読んじゃうと、どんな本でも面白い、興味深いものになっちゃうので、私の感想は全然アテにならないのですが…。

ただ読む本として見れば、面白い、興味深い本なのに、「課題図書」という肩書きが乗っかっただけで、なんだか読む気がしなくなったり、面白くもない本に見えたり…。

私が小学生の頃、課題図書をまともに読んだことがないのも、そんな理由があったような気がします。

それはとても不幸なことだと思うのです。

感想文や、感想画を書く。
または、課題図書を読むという行為自体が、なにかすごく重い物になってしまって、純粋に本を楽しむ、物語を楽しむことができなくなってしまう。

そんなことがあるのは、とても悲しいことだと思うのです。



私が、事前にそれらの本を読んでおくことによって、そんな誤解を取り除く助けができると良いのですけどね…。


そうして、私のお休みは、読書よって費やされたのでした。

ほんと、趣味なんだか仕事なんだかわかんないなぁ。
まあ、本読むこと自体は楽しいから、別に損したつもりはないし、むしろ得したつもりでいるんですけど…。