日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

棋風。

2005年04月17日 21時32分04秒 | 囲碁
今日はこの画像について。

これは友人との対局での一場面。
わたしは白番です。

黒の石がおいてある場所がちょっと変ですが、それは白番のわたしから見た姿なので…。

ここまでの手順は黒星、そして白は、「タスキ型にしませんか」と、対角ではない場所に星。
黒は「タスキはいやです」と2連星、それならと白は空き隅に小目。

そして…。
黒のいきなりのツケ。

そういう手順でした。


この手が良いのか悪いのか、それは分かりませんが、唯一分かることは、私にこの手を受けきるだけの棋力がなかったということ。
なんだかんだ打ってみたものの、結果は黒に隅を進呈し、かといって中央方向に強固な厚みができたという訳でもなく…。

なんとも微妙なことになってしまいました。

その後、「アタリが見えない病」まで出し、すっかり大差負け。
久しぶりに碁、それもリアル碁を打ったせいなのか、ただ単に何も考えていないのか、投げることすら忘れていました。


まあ、この手に対する受け方は追々考えるとして…

この手に見られるように、友人殿はどうも接近戦が大好きな様子。
火のないような所にでも、ガンガン煙を起こして来るような印象があります。

とにかくハネるし、切るし、打ち込むし。
打ってから考えてるような気もする。


結果、自らが火に包まれて大炎上することも多いようですが。


反対に私は、なるべく離して離して打とうとしているようです。
火の起きようもない所を一生懸命消火していたりすることもあります。

まず守る、なかなか切らない、打ち込みよりじわじわ削り。
戦火が起こっても、ぽいぽい捨ててすぐに収拾を図る。


結果何もしないで負けたりする。


これは棋風の違いなので、どちらが良いとか悪いとか、そういうことではないと思うのですが、やはり、最初に載せたあのツケなんて手を見ると、ただただ感心してしまうばかりなのです。

まあ、あのツケには多分にお遊びの気持ちもあったようですが。