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2004年11月01日 06時35分57秒 | モンコレ
10月24日 YS福岡日曜ファイト 総評。

使用デック。
レポート。

吹雪仕様にしてみた遺跡シルバーロックですが、未だたいした成績を収めることができません。
それなりに戦えているとは思うのですが…。

今回の問題点を探してみることにします。

吹雪デックは、まず相手にイニシアチブを与えなければ働かないという問題点があります。
今回のデックでのイニシアチブ付加手段としては、《ガス・クラウド》《アイスバーン》《クレセント・シャワー》を用意しています。

その中でもメインに考えているのが《クレセント・シャワー》。
スロットに「タイプ:星座の」カードが1枚あるだけで、パーティ1つの全てのユニットにイニシアチブを与えることができ、吹雪デックということを考えなくても、普通に先攻チャージの先攻力として強力です。
もちろん、吹雪デックでは、《シルバー・スクリーン》で敵軍の全滅を狙えるようになり、決定打として働きます。

しかし、《クレセント・シャワー》は、スロットに「タイプ:星座の」カードがないと何の役にも立たないという大きな欠点があります。
そのために、スロットに配置するためのカードに、《星座「トールハンマー」》だけでなく、《星座「トリックスター」》も追加したのですが、両方とも使用条件があり、時には配置できない状況も生まれてしまいます。

特に、序盤、《シルバー・ロック》で開始早々仕掛ける場合に、この状況が起こりやすいのです。
1ターン目《シルバー・ロック》召喚、3ターン目自軍領土2に前進、5ターン目に敵軍本陣突撃となるのですが、3ターン目の時点で本陣に召喚するユニットがいなかったり、5ターン目まで遺跡を引かなかったりすると、スロットにカードを配置できず、結果《クレセント・シャワー》は打てません。


よく考えると結構条件を揃えるのが厳しいです。
ちょっと状況を想定して考えてみます。
5ターン目に敵軍本陣で、《シルバー・スクリーン》を撃って試合を決める場合を想定します。

とりあえず、試合開始時に先手を取れたとして考えます。

まず、最初の手札に《シルバー・ロック》があること。
5ターン目の本陣進軍にはまずこれが必須。

次に3ターン目。
ここで、本陣召喚用のユニットがなければ、《星座「トリックスター」》は撃てなくなります。
《シルバー・スクリーン》用のスロットカード確保の手段がひとつ減るということですね。

トリックスターがダメな場合、残る手段は、《星座「トールハンマー」》配置か、《ガス・クラウド》。
《ガス・クラウド》は相手の属性によっては決定打になりません。

そして5ターン目。

一番楽なのは、手札に《ガス・クラウド》《シルバー・スクリーン》があり、相手の属性が水風以外の場合。
この場合だと、スロットのカードは関係ありません。
相手の属性さえ合っていれば、《ガス・クラウド》が一番簡単なのですが…。

次に楽なのが、既に3ターン目に遺跡を配置できていて、《星座「トールハンマー」》まで配置できていた場合。
この場合は、手札に、《シルバー・スクリーン》と、《クレセント・シャワー》、それから、イニシアチブを持たない即時用2レベルユニットがいれば完成です。

次に、3ターン目にユニットを召喚でき、遺跡を配置できたが、《星座「トールハンマー」》はまだの場合。
この場合、《星座「トリックスター」》か《星座「トールハンマー」》を引くことが、上の条件に加わります。

3ターン目にユニット召喚できたが、遺跡はまだの場合は、《星座「トリックスター」》を引くか、《星座「トールハンマー」》とタイプ:遺跡の地形を引く必要があります。

そして3ターン目にユニットを召喚できていない場合。
遺跡を配置できているなら《星座「トールハンマー」》。
遺跡が配置できていないなら、《坑道》か《巨石神殿》を引かなければなりません。
リミット6の遺跡では《シルバー・ロック》のいる地形に配置できないので、この場合は不可能になります。

一番悪条件の場合、5ターン目手札は、《坑道》or《巨石神殿》、《星座「トールハンマー」》《シルバー・スクリーン》《クレセント・シャワー》、そして2レベルイニシアチブなしユニットと、5枚まで決定されてしまうことになります。

また、どの場合も、相手が1体だけの時に限り、《クレセント・シャワー》でなくとも、《アイスバーン》でもイニシアチブ付加役を務めることができます。
この場合であれば、《シルバー・スクリーン》も《アイス・ジャベリン》で十分なのですが。


と、条件はこんな感じでしょうか。見落としなどあるかもしれませんが。
確率計算なんて面倒なことはしませんが、スロットに配置するカードに使用条件がない方が楽そうだということはわかります。
3ターン目にユニットを召喚する必要や、タイプ:遺跡のカードを引く必要がなくなるのですから。

この方法で試合を決めることを重視するのであれば、使用条件:なしのスロット配置カードを組み込んだ方が良いのかもしれません。


しかし、この方法だけに頼るのもどうかな、という気持ちもあります。
なぜなら、この方法、決定率はそんなに高くない。

まず本陣進軍までに上記の通り手札を揃える必要があります。
もし、首尾良く手札を揃えることができたとしても、相手に1~2対抗できているともう決まりません。

まず、最初のイニシアチブ付加を止められると、かなり状況は苦しくなりますし。


まあ、相手にそうそう対抗手段が揃ってるとも思えませんし、相手の対抗手段が揃わないうちに決めてしまえるのが長距離飛行の利点ではあるのですが…。

使用条件:なしのスロット配置カード、それは星座やミステリー儀式になるのですが、どれも、効果が小さかったり、それだけでは用をなさないものが多い。
《星座「トリックスター」》や《星座「トールハンマー」》よりは役立たせる機会が少なかったり、効果の小さいものばかりです。
※ミステリー儀式では、《クレセント・シャワー》は効果を発揮しません。

少々決めづらくても、その後いろいろと役に立つ、トリックスターやトールハンマーの方が良いのではないだろうかとも思ってしまいます。


でもやはり、これはもともと《シルバー・ロック》デック。
《シルバー・ロック》を最大限活かそうと思うのであれば、使用条件:なしのスロット配置カードを入れること考えた方が良いのかもしれません。

「遺跡」シルバーロックなのでちょっと話はややこしくなるのですが。


話は変わって。

以前のバージョンで問題となった《レジェンド・ホーン》。
実はこのデックではその対策が全然できてません。
むしろ前のバージョンより《レジェンド・ホーン》に対しては弱くなっているはずです。
現在のデックでの対策は…《アイスバーン》ぐらいでしょうか。
あとは《デルタ・フライ》で無理矢理殴るとか…。

やはりこっちも何か対策しておくべきなのかな…。



追記。
赤字の部分は後に追記したものです。
この文を書いたときには、《クレセント・シャワー》がタイプ:星座のカードがないと効果発揮しないことを失念していたようで、「ミステリー儀式」とか訳のわからないことを書いています。