先週12月10日(金)に開催した鳥取県林業試験場による<ナラ枯れの現状と対策>についての説明会には、30名弱の参加がありました。今年新聞で何度か取りあげられ、皆さん大凡の知識はあったようですが、その奥深いカシノナガキクイムシとナラの木の生態の話に聞き入りました。カシノナガキクイムシがナラの木を枯らすためには、多くの虫が取りつくマスアッタックという行動がありますが、それは6月の日の出前の気温が18°~24°の晴れた日に限られるなど、興味深いことが分かっているそうです。
今のところ、効果的な防御方法は見付かっておらず、特定の樹木を守ることしかできないのが現状とか。このままでは、日本中に被害が拡がってしまいそうです。大径木のナラ類は、適度に成長した段階でシイタケのほだ木や薪炭として活用するのが一番のようです。
こちらは、同じく林業試験場のガラス室。クロマツにショウロ菌を寄生させ、活着率を高める研究をしています。
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