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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

書棚の整理 

2010-12-14 | 日々の生活

【葉の落ちたケヤキの枝にアシナガバチの巣が揺れる】

年末に、長い間ほこりをかぶっていた本棚の整理をしている。
 何気なく手に取った文庫本は、ほとんど忘れていた小林秀雄のエッセイ、懐かしい名前だ。茶っぽく変色した本は時代の臭いさえした。
 かつてページをめくったのだろう、ぽつりぽつりくねくね曲がった傍線やチェックが入っている。かすかな記憶の中に数行の文字をたどるも、読んだ覚えは浮かんでこない。
 しばらく読み進めながら、よくこんな難解な文章を読んだことかと感心した。40年の歳月は、目を悪くさせ、頭の回転も鈍らせたに違いない。やがて静かなまどろみさえ誘発するのだった。
 よく経験することだが、かつて明らかに目で追った文字も、また新鮮に思えことがある。
 しばらくは冬の季節に、昔手に取った、我が家の床が抜けんばかりの蔵書を再探検してみようと思っている。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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蔵書 (kei)
2010-12-15 22:02:23
お邪魔したお宅の門に、「頭上に蜂の巣があります お気をつけください」と張り紙がしてありました。
場所もわからず、こわごわ入ったのを思い出しました。
葉に隠れていたらわからないでしょうね。

本棚の整理はなかなか進まないのではありませんか。つい手にとっては、ページを開いてしまうでしょうね。
読み直そうと思って取り分けて、置きっぱなしになりがちです。
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Unknown (会津マッチャン)
2010-12-16 17:58:50
keiさん、ありがとうございます。
そうですね。なかなか整理がつきません。
”読書の秋”ならぬ、読書の冬ごもりになりそうです。ゆっくり春を待ちたいと思っています。
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