エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

会津の旧石器時代

2012-05-27 | 文芸

  土曜日、赤井谷地から国道への近道の道路脇で、なにやら発掘作業が行われていた。
 尋ねると、旧石器時代の遺跡の発掘調査で、郡山女子大、東北大、県などの共同研究調査のようだ。ジャージ姿はザベリオの女子高校生だった。

 この付近は、最近1980年代からの調査で遺跡群が確認され、急速に資料収集されたようだ。昔、「岩宿の発見」を胸躍らせて読んだ記憶がある。その後、遠路、岩宿遺跡を見に行ったこともあった。 【(参)拙ブログ「岩宿の発見」(2009-09-30) 】http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/bff234bfdb2bc14fc7a97884356a8618#comment-list

当時の、「日本にも旧石器時代があった」の時代から、いつ急速な研究調査が進んだのだろう。

今、会津の笹山原遺跡は東北地方でも有数な遺跡密集地として注目されている。

特に後期旧石器時代前半期の石器群と、終末期の細石刃を主体とする石器群の確認例が多い。

 

日曜日、武琉を連れて発掘の様子を見せに行った。笹山原の公民館前の駐車場にはバスが止まっていた。

郡山女子大の附属高校の生徒が小さなスコップを手に熱心に発掘していた。

粘土層は2万7千年前の地層、そこに埋もれてる石刃を丁寧に見つけていた。

発掘している遺跡の中央には、縄文時代の墓と見られる石ころ集まって出ていた。

 

 武琉も興味深そうに見つめていた。

 粘土地層の上には5,60センチの黒い土があったが、その中に見える小さい石粒は、2万年前の金山の大噴火の火山灰らしい。

 ついでに、里山を一巡りと思ったが、彼の興味がいまいちだった。

帰路、ヒメシロチョウの郷に寄ると、この前草刈りがされていなかった土手がきれいに刈られていた。残念でならなかった。

先日、ヒメシロチョウが遊び、産卵していた土手のツルフジバカマもきれいに無くなっていた。

かろうじて、土手の半分が残されている。また見に来ようと思うが、このまま残して欲しい。

わずかに1頭が、寂しそうに舞っていた。

 

何とかならないか、行動を起こしたいと思った。

いよいよハラビロトンボが出現した。本日初見、額のブルーが懐かしかった。

 

 

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