エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

野菊の如き

2019-10-14 | 文芸

                                                      

この時期になると、なぜか政夫と民子の物語を思い浮かべる。

庭に、里山にユウガギクを見みるとき、政夫の握った菊は・・・、などと考えることがある。

どうでも良いことだが、この菊は、ユウガギクではなくノコンギクだろうか・・・、などとときどき考える。

また、本棚の定位置から「野菊の墓」を手にした。

「野菊の墓」については、何回かブログに書いた記憶があリ探してみた。
どうも、10年前に一度だけだったようだ。       https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/m/200810/1 

傍線が引いてある。

『其時そのときの事ことを考えてると、全く当時の心持に立ち返って涙が留めなく湧くのである。』

『政夫、堪忍してくれ・・・・・民子は死んでしまった・・・・・私が殺した様なものだ・・・・・』

いつも読む度に、切ない思いに ・・・・・『涙が留めなく湧く』のである。

 

 


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