昨日の晩は眠れない夜だった。そんなときは自然にまかせ、いつものように目を閉じて「ラジオ深夜便」を聴いた。
〔人生私流〕はフリーアナウンサー 押阪忍の出演「阪を押して忍べ」で、懐かしい人の半生を聴いた。1時台の深夜便アーカイブズは、中西龍の懐かしい「日本のメロデイー」今日は偶然にも5回目で最終回、久々に「中西節」を聞くことができて幸運だった。昭和60年の6/14、5/15、6/26放送のものだった。
「にっぽんのメロディー」は、1977年~1991年3月まで放送された。いつも聴いていた。あれからもう20年の月日が流れたのか。
オープニングの口上
「歌に思い出が寄り添い、思い出に歌は語りかけ、そのようにして歳月は静かに流れていきます。皆さんこんばんは、日本のメロディー、中西龍でございます」
流れる懐かしのメロディ、そして紹介される俳句の解説、その豊かな心を打つ口調を聴くこの1時間は懐かしの至福の時間だった。思えばいつも心に響いた番組だった。
人間は懐かしさに生きているのではないだろうか。懐かしさにいろいろな思いが去来し涙が流れた。決して後ろ向きではないだろう。懐かしさは心のよりどころで、明日の元気をもらうことが出来る。
最近、昔を思うことが多い。沢山の楽しい、悲しい思い出がよみがえる。特に世話になった人々や会いたい人たちの面影が沢山浮かんでくる。家族の成長の後も懐かしく思い出す。
今回の曲は伊藤久男の「夕月の歌」、 松平晃の「急げ幌馬車」、舟木一夫の「高原のお嬢さん」など。
<伊藤久男「夕月の歌」>は、メロディー、歌詞共々が切々と心に響いた。
3番の歌詞
思い出は はるかなる
浮き雲の なお彼方
夕月の
うるんでいつか 消えてゆく
ああ・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます