
去年の夏、里山の林で採ったカブトムシが卵を産んだ。
真っ白いイクラほどの卵から1年、孫が水分に気をつけながら大事に育てたカブトムシが生まれた。
丁度ガラスケースの見えるところで巣を作った幼虫は白から褐色の蛹に、そして先日、5頭の真っ黒なカブトが土から這い出してきた。
いずれもかなりの小型で、オスもわずかばかりのツノから分かるほどだったが、孫は大喜びだった。
角はちっちゃいが
今朝、孫たちとその生まれたカブトムシを森の樹液に放した。
虫たちへの大人のエゴかも知れないが、前から森に帰そうと孫と約束していた。
カブトムシの誕生を見つめて1年、4年生の孫に今の気持ちを聞くと、複雑だと答えた。
虫が森で生きられる嬉しさ、自分がもう少し飼っていたい気持ち、そして虫たちとの別れなどが複雑に交錯する少年の心の動きが愛おしかった。
自然に親しみ、いのちをみつめながら、孫たちが少しづつ成長していって欲しいと願っている。(2012.8.1)
息子が小学生のころ、近所の方がたくさんつかまえて来てくれて…
ですがそうした命に対する親の方の思いが足らず、息子に教えることもできませんでしたし、
カブトムシにもかわいそうなことをしたなという思い出があります。
おじいちゃんからたくさんの大事なことを学びながら、お孫さんたちが成長されるご様子を拝見させていただいています。
おじいちゃんのお人柄人間性、知恵…
たくさんのものを味わえる素晴らしい機会がお二人にはあると言うことです~。
森へ帰っていく姿、かわいいですね。元気に育ってほしいですね。
もっと自然に興味を持って欲しいところですが、DSでのゲームに夢中です。でも日本史の人物伝は片っ端から読破、だんだんかなわなくなりそうです。
夏休み、のびのび過ごさせたいところです。
生き物の不思議、自然への感謝
また同時に畏怖までも感じているのではないでしょうか、素晴らしい夏休みに拍手です。
小学生も、部活や勉強、家の中でのゲームと忙しくて、表で、自然の中で思いっきり遊ぶ機会はなくなりました。
また、親も忙しすぎるのかも。また、子供たちも遊び方を知らないし、田んぼや川で遊ぶのも、安全ばかり強調されて・・・。
なんとか夏休みに心に残るの思い出を作ってやりたいものです。