
今朝は孫たちのスイミング、進級試験があった。二人とも合格したよと、元気に帰ってきた。合格の知らせはいつも嬉しいものだ。9級と14級に進級、おめでとう。
帰りを待って、猪苗代湖にハクチョウを見に行った。天気がよければと前からの計画、いつもいく笹山浜を目指した。

ハクチョウへの餌やりが禁止されてから、行動域が変わったようで、この時間居るのか心配しながら突き当たりに車を止めた。中田浜方面への湖畔の道は除雪されず春まで通行止めだ。
静寂、厳寒の湖水に、鳴き交うコハクチョウがじっと耐えるように浮かんでいた。
日曜日だし、何組かがハクチョウを見に来ているのではと思ってきたが、誰一人いなかった。時折薄日が差し込み、寒風にちらちら雪が舞っていた。猪苗代湖も遠く対岸の山並みは見えない。磐梯山も雲の中だった。
積もった雪に膝まで埋まりながら、雪を踏み固めながら、皆で湖畔の水鳥に近づいた。
なれたオナガガモが近づいてきた。しばらくためておいたパンくずを水鳥たちに分けた。凍える手でシャッターを切った。あまりの寒さに指先が凍えた。シャターも連続しては切れなかった。低温に電池がついて行けにのだ。一眼レフは備えの電池を暖め交換しながら写した。
途中、国道の温度表示は-3℃だったが、体感温度はかなり厳しかった。妻や娘はそこそこに車へ避難、でも孫たちと長い間水鳥たちと遊んでいた。
この美しすぎる湖水に浮かぶ水鳥たちのなんと清らかなことか。切なさ、愛しさこの上なし。
厳寒に立ち尽くすしあわせ
涙あふるる感動
コハクチョウ列をなし流れる
大自然の使者よ しばし安らぎ遊べ
この静寂に生きている喜びをともにせん
全身に豊かなる大自然
涙あふるる感動
ありがとうオナガガモよ
ありがとうコハクチョウよ



対岸が見えない猪苗代湖は幻想的ですね。
湿り気のある空気に水鳥の声が吸いこまれていくのでしょう。
夏しかしらない者としては神秘的です。
山並みを隠した雲からハクチョウが現われる様子幻想的でしょうね。
水鳥たちの聞こえてくるような写真・・・
楽しませていただきました。
墨絵のように幽玄な冬の猪苗代湖に魅せられ、漢詩のような詩行に感動です。
十数年前の夏に猪苗代湖を観た時、盆地に暮らす私はその大きさに驚いて海かと思いました。
本当に幻想的な光景です。筆舌に尽くせない清らかな、美しい時間でしたが、あまりの寒さに離れがたい気持ちで湖を後にしました。
我が家から15分くらいで行けますので、天候を見てまた出かけます。
そちらの寒さこそ半端でないですね。学生の頃、部屋でインク瓶が凍った記憶があります。
水鳥たちが、切なくて愛おしくてなりません。
この厳しい寒さの中、何をどう食べているのでしょうか。
私の、身近に見る生き物への思いを考えています。厳しくも限りなく美く、切ない湖畔での語らいを、誰に教えたらいいのでしょうか。
なぜか知れない涙が流れます。
コメントありがとうございます。
良い写真ですね。
白鳥たちの動きにも感激です!
本当に生きているものへの賛歌です。
身近に見ることが出来ませんのでひとしおです。
あまりに美しく、また切ない光景です。
新しい春の、元気な北帰行まで、きれいな水鳥たちと大いに語らいながら、自分の生き方を静かに考えていきたいと思っています。
厳寒、真白な雪、冬の使者の織りなす大自然を見つめることができる北国の生活を感謝して過ごしています。