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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

映画 「明日の記憶」

2006-06-10 | 日々の生活
 大学病院の診察を受けに上京した帰りに、高速バスの出発まで時間があったので、久しぶりに映画を見た。 (2006.6.8)
 
タイトルは「明日の記憶」【 堤 幸彦監督 渡辺謙、樋口可南子主演 (荻原 浩 原作) 】
 突然にアルツハイマー病に冒された主人公と、夫を励まし続ける妻の感動の物語だ。
 病は徐々に進行していく。ついには妻さえ誰か分からなくなてしまう。病を通して日々の生活が流れ、二人の辛いこころの動きに涙があふれた。そして、過去は失われても、二人で記憶を作っていく明日を思い描きながら映画は終わった。

 65才以上の高齢者の13人に1人が認知症。その半数がアルツハイマー病と言われている。この映画を見て、上辺しか知らなかったアルツハイマー病の恐ろしさ、そして誰しもが罹るかも知れない病であることを知った。

 映画を見ながら、自分の闘病中のこと、献身的に看護してくれた妻の気持ちが重なり切なかった。あらためて生きること意義を考えさせられ、自分が温かい周囲に囲まれ生かされていることを思い、家族、一人一人とのふれあいをもう一度考えた。明日のことは分からないが、どんなことがあっても positive thinking!でなければならないと思った。
 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (n-abe)
2006-06-10 09:43:23
私は原作を読みました。

主人公が娘さんの結婚式までは、職場の仲間たちに自分の病気を覚られず勤務を続ける姿に心を打たれました。

小生、加齢とともに物忘れも多くなり、家族のためになすべき準備は何かを急かされているように思いました。
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読んでみます。 (会津マッチャン)
2006-06-10 17:13:50
良寛を学ぶうちに、道元、兼好、老子、・・・。焦る気持ちを抑えながら、いまを大切にしたいと思っています。

 原作取り寄せ中です。

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