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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

春の里山

2012-04-19 | 自然観察

庭のウメ、サクラのつぼみも大分膨らんできた。レンギョウも今年は遅く、まだ咲かない。

庭には、チオノドグサ、エンゴサク、ミスミソウが可憐に咲いている。サンシュも線香花火のように弾けた。

昨日、午後から小さい春を見つけに里山を巡った。雪解けの進む、麗しの磐梯を仰ぎながら・・・。

そろそろ虚無僧の雪形が現れるだろう。

  強清水辺り

未だ下草の萌えない枯れた雑木林は、木々の芽吹き前でずいぶん見通しが利く。

バッコヤナギの尾状花序が膨らんできれいだ。 

 

 クヌギの枝に枯れ葉をまとった黄色い大きな繭が付いていた。ヤママユの空繭だ。

粗い編み目の籠のような繭はクスサンのものか。中に羽化した蛹の殻が透けて見える。
これはスカシダワラと呼ばれ、秋に羽化したのだろう。越冬は卵のはずだ。

  

ダンコウバイが目立ち、キブシが穂を垂らして咲いていた.

  ダンコウバイ   キブシ

シジュウカラが飛んできた。

そういえば、最近野鳥が少ないような気がしている。
今朝、久々に、リンゴの皮を食べにヒヨドリがやってきた。

 庭に来たヒヨドリ

 小川の岸にショウジョウバカマが可憐だ。キバナアマナが輝いていた。

   

 雪解けと同時に咲き始めたミズバショウ、年々少しずつ領域を広げているようだ。

 ミズバショウ

この前、なかなか止まらず、撮れなかったルリタテハを撮った。

イモリを観察しながら、同じ場所を行ったり来たりしていたルリタテハをじっくり待った。

あらためてきれいなブルーに魅せられた。

  

田の畦の水たまりに無数のオタマジャクシが、冬眠からさめたヒキガエルのものだろう。そして、イモリもいっぱい枯れ葉の間を歩いて、マツモムシを狙っていた。

 

里山の春は遅いが、日に日に緑萌え、生き物たちの躍動が始まっていた。

  

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