色づいたイチョウの葉が舞い始めた。やがて、木枯らしがすべての葉を落としてまた雪の季節を迎える。
数日前、磐梯山麓を舞うハクチョウを写しに翁島へ。でも、白鳥浜あたりで2羽を目撃したが、シャターチャンスはなかった。
まだ飛来数も少なく、また、時間帯もあるのだろう。 長浜にはオナガガもの小集団が波間に漂っていた。
また春までの長い間、冬の水鳥たちを楽しみたいと思っている。
陽だまりの倒木に止まるアカネも近づいても動かない。ふわっと舞い上がったノシメトンボが肩に止まった。
でも、そんな秋の深まりの中、オツネントンボとオオアオイトトンボが結構目立っていた。
オツネントンボ
オオアオイトトンボ
アキアカネ
ナツアカネ
あれほど虫たちでにぎわった山道に物悲しい虫の音がかすかに響いていた。愛おしい虫たちとしばしの別れだ。
愚鈍な自分を確認しつつ、秋の山道に一人たたずみ自然への畏敬の念を新たにした。
(2011.10.10)