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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 ありがとうコハクチョウ

2010-01-17 | 自然観察



 今朝は孫たちのスイミング、進級試験があった。二人とも合格したよと、元気に帰ってきた。合格の知らせはいつも嬉しいものだ。9級と14級に進級、おめでとう。
帰りを待って、猪苗代湖にハクチョウを見に行った。天気がよければと前からの計画、いつもいく笹山浜を目指した。

  【猪苗代湖 笹山浜】

 ハクチョウへの餌やりが禁止されてから、行動域が変わったようで、この時間居るのか心配しながら突き当たりに車を止めた。中田浜方面への湖畔の道は除雪されず春まで通行止めだ。
 静寂、厳寒の湖水に、鳴き交うコハクチョウがじっと耐えるように浮かんでいた。
 日曜日だし、何組かがハクチョウを見に来ているのではと思ってきたが、誰一人いなかった。時折薄日が差し込み、寒風にちらちら雪が舞っていた。猪苗代湖も遠く対岸の山並みは見えない。磐梯山も雲の中だった。
 積もった雪に膝まで埋まりながら、雪を踏み固めながら、皆で湖畔の水鳥に近づいた。
なれたオナガガモが近づいてきた。しばらくためておいたパンくずを水鳥たちに分けた。凍える手でシャッターを切った。あまりの寒さに指先が凍えた。シャターも連続しては切れなかった。低温に電池がついて行けにのだ。一眼レフは備えの電池を暖め交換しながら写した。
 途中、国道の温度表示は-3℃だったが、体感温度はかなり厳しかった。妻や娘はそこそこに車へ避難、でも孫たちと長い間水鳥たちと遊んでいた。
 
 この美しすぎる湖水に浮かぶ水鳥たちのなんと清らかなことか。切なさ、愛しさこの上なし。




    厳寒に立ち尽くすしあわせ
    涙あふるる感動
    コハクチョウ列をなし流れる
   
    大自然の使者よ しばし安らぎ遊べ
    この静寂に生きている喜びをともにせん

    全身に豊かなる大自然
    涙あふるる感動
    ありがとうオナガガモよ
    ありがとうコハクチョウよ






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