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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

悲しみは深まるばかり

2009-08-18 | 日々の生活
         【顔の白い マイコアカネ】



ラックが逝ってしまってから、もう2週間が過ぎた。いつまでも立ち直れず、悲しみは深まるばかりだ。まだ、こころにぽっかり穴があいている。
 愛する者を失った悲しみは、切なく辛い。もう一度ラックに会いたい。目を閉じると在りし日の愛くるしいラックのしぐさが浮かんでくる。
 外出から戻るとき、寂しさが込み上げる。いつも喜んで帰りを待っているラックがいない。音楽を聞く、本を読む、いろいろ気を紛らそうとしても思い出してしまう。何もする気になれずに、ただただ、日々が過ぎていった。
 悲しみは癒えず。毎日うつろなときが流れている。
 でも、「いつまでも悲しんでいるな」とラックの励ましが聞こえてはいる。

 ラックがいないので、散歩もせずに運動不足だった。思い立って里山を一巡りしてきた。
 日だまりにナツアカネやノシメトンボがかなり出始め、ススキの穂も伸び、林も少しづつ秋の気配が感じらた。

 【チョウ】
 草むらからジャノメチョウが突然飛び出し、風に乗る。ミズナラの幹に、カブトやクロカナブンに混ざりヤマキマダラヒカゲやボロボロの翅のルリタテハや集まっていた。
 キタキチョウがちらほら、いつものクサネムの柔らかそうな芽にさかんに産卵していた。ヒメシロチョウが一頭、弱々しく舞ってツルフジバカマのツルの先の葉に止まった。産卵するのだろう。あまり見かけないゴイシシジミがクマザサの中に入っていった。

  ルリタテハ 翅の傷み

  キタキチョウの産卵

  ヒメシロチョウ 

 【トンボ】
 オニヤンマは多く日陰のギボウシの花に羽を休めていた。エメラルドグリーンの大きな目をゆっくり鑑賞させてもらった。オオアオイトトンボはこの林で見かけることはなかったが、近くに池や沼はないが、結構行動範囲は広いのだろうか。

  オニヤンマ

  オオアオイトトンボ

  マユタテアカネ

  ノシメトンボ

  ナツアカネ

  オオシオカラトンボ


しばらくぶりにいつもの虫たちと話しをながら、命の営みを見ることができた。


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