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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

かわいい絵ろうそく

2008-03-27 | 日々の生活


 2月8日~9日、今年も厳寒の雪の中で幻想的な会津絵ろうそくまつり行われた。まつりのブログへの写真投稿募集があったので、撮影した一番の傑作を選びメールで送った。
 今日、まつりの実行委員会から、その参加賞として手描きの絵ろうそくが送られてきた。同封の礼状には、寄せられた作品が紹介され、伝統の絵ろうそくの老舗山形屋製造との説明があった。

絵ろうそくのデザインは、起きあがり小坊師、赤ベコ、それに今年の干支、福袋を持ったネズミでいずれ鮮やかな色で描かれてあった。
 また、25点の作品はどれも幻想的な雰囲気を撮ったものだったが、私の作品だけが降る雪がフラッシュに光っていた。遠くのお城は多少暗くなるが、雪が本当に【ゆきほたる】のようでいいと思った。

 暗くなったらブランデーグラスに入れて、灯してみたいと思う。
 
来年もあの幻想的な情景をたのしみ、いい作品を撮ってみたいと思っている。
(2008/3/26)

(参)拙ブログ「絵ろうそくまつりを撮る」  2008-02-10


 
*** 会津絵ろうそくについて *** 【会津絵ろうそく実行委員会HPより】
会津絵ろうそくの歴史は古く、今から500年ほど前の宝徳年間、時の領主芦名盛信公が漆樹の繁殖栽培を奨励し、漆器の製造と共に、その実からは最上級の木ろうを採取し、ろうそくを作らせたことに始まります。本格的に作られるようになったのはその後で、蒲生氏郷公や保科正之公が会津の産業を発展させるため、漆樹の栽培を保護奨励し、漆やろうが多く生産されるようになってからです。江戸時代には、参勤交代の際に献上品として「南天と福寿草(難を転じて福となす)」が描かれた絵ろうそくを献上したところ、時の将軍綱吉公に喜ばれ、会津絵ろうそくは広く世間に知られることになりました。主に、神社仏閣への奉納や高級な贈答品として使われるなど上流社会で愛用されました。特に婚礼の際には一対の会津絵ろうそくが灯され、これが『華燭の典』の語源になったとも言われています。また、花のない会津の冬には、仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになったといわれています。