エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

会工元気会 近況報告

2021-10-02 | 日々の生活

 会工元気会は、かつての職場の同窓会だ。 

 先月、Nikku会長の揮毫なる元気会中止の知らせがあった。 コロナ禍、今年もやれないのか、残念だった。

 今朝、Nasi庶務から、近況報告を督促する電話。失念していた。

 いつも近況は、出席が当たり前だったので、事務局の労苦への感謝の数行で終わっていた。

 取り急ぎ認め始めると、昔の思いが数々浮かんできた。

 突然の大病、余命を宣告され死の淵からの生還、あきらめかけた遠い昔が浮かんできた。

 もちろん定年前の退職が切なかったが、数年後、会工元気会への誘いを受けた。

 何十回と重ねながら、徐々に元の呑兵衛に戻っていった。年一度、10月の元気会が楽しみだった。

 4~5回の異動、会工に在職は延べ17年間、多くの先輩、同僚にお世話になった。いまさらながらいただいたご恩は忘れられない。

 

 ” 小生、その後元気で里山を巡っております。かつての昆虫少年は昆虫老人となり、ささやかな自然保護活動に取り組んでいます。

  先ずは、会津に細々生息する絶滅が危惧されるチョウやトンボを案じ、自然環境の保全に取り組んでいます。

  また、自然保護の近道は子どもたちの自然との触れ合いにあると気付き、小学生との自然観察活動を手伝っています。” と報告した。

  関連して、小生、日々の思いを書いている拙いブログを紹介した。

  季節は秋、多少の寂寥感に浸りながら、昔の友の健康を祈念しながら、近況を報告した。

_________

4年前の元気会スナップを見つけた。 

お開き後の居残り組、懐かしい面々だ。

 2017.10.19

 


小学生と自然観察

2021-09-30 | 教育を考える

午前中、H小学校の自然観察会のお手伝いに。今年3度目の7月と先週に続き、勝手知った蓋沼森林公園だ。

予定の手違い、児童数が多く1班8名、ちょっと多かった。 
        
台風16号接近で心配したが、明日は荒れ模様のようだ。

晴れ渡った清々しい朝8:30、講師6人、全員集合。

                        磐梯 

開口一番、先ずは、先週下見の際Suzuさんと収穫したスギヒラタケの話。

厚生省の「食べないで!」情報が話題に。これまでおいしく食べていたのに・・・。

約1時間の下見は講師の皆さんの話がいつも勉強になる。

昆虫には多少自信があるが、我が貧しい植物知識を確認。

Yokoさんから、ウワミズザクラの名の由来やリョウブの実の利用の歴史など、含蓄あるお話、感銘を受けた。

10時前、児童がバス2台で到着。挨拶をかわして児童が主体的に準備運動。

秋は1週間前からだいぶ進んだ。

ヤマハッカが終わりナギナタコウジュが咲き始めイチモンジセセリ、ミドリヒョウモンがはせわしく飛び回っていた。

ミゾソバに ヤブマメにウラナミシジミ

アオソ 野鳥の森案内図

散策はわずか1時間20分ほど。

子どもたち、カロナ禍での久しぶりに解放されたのだろう。すこぶる元気だ。

アキアカネ、ノシメトンボ採りに興じ、カエルやトカゲ、バッタを追いかける。

帰りの最後の楽しみは、ヤマボウシの実を味わうこと。

たわわに残っていてよかった。

最後のまとめでは、

〇注意深い観察を!   〇いろいろな生き物が精いっぱいに生きている。 〇それらはバラバラでなく助け合って生きている。いつも話すことだった。     

新鶴から   クマの痕跡 クマの毛が残っていた


注意! スギヒラタケ

2021-09-27 | 日々の生活

きのこの季節だが、最近はとんとご無沙汰だった。

ついこの前、トンボの写真撮りに入った林の中で、きれいな白いキノコを見つけた。

シロシメジだった。早速湯がいて油いためにして食べた。お酒の友となった。

また数日前、小学校の自然教室の下見で、なつかしいスギヒラタケに出会った。

昔食べたおいしいキノコとの思いもあり、仲間と一緒に収穫した。

   

帰宅して、スギヒラタケについてレシピを見ていたら、びっくり!

最近のこと、急性脳症の恐れがある毒キノコと注意喚起されているではないか。

 農林水産省の「スギヒラタケは食べないで!」の記事:  http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html
また、別に「食用キノコから猛毒キノコに転落!? スギヒラタケ中毒の謎を追う」 https://www.bepal.net/news/53609 も。

驚きだった。慌てて、仲間に連絡した。彼は何度も食べているし、少量だからとの答え。

きれいに洗って下準備の済んだきれいなスギモダシを庭に捨てた。

昔はサクラシメジ、懐かしいエノハナ、センボンシメジなどを獲り楽しんだこともあった。

川俣で獲った、香り豊かな真っ黒いエノハナの炊き込みご飯も懐かしい。信州四賀でマツタケ狩りを体験したこともあった、

本当にわかっているきのこを少しいただければと思っている。

 


また会いに その3 コバネアオイトトンボ

2021-09-24 | 自然観察

レッドリストでカテゴリー絶滅危惧1類のチョウ、トンボの3種が市内に生息している。
今年も、これらの絶滅が心配される3種の発生を確認でき、安堵している。
しかし、また来年も大丈夫という保証はない。

十数年前、初めての出会いの感動がよみがえる。

生息しそうな湖沼を巡っているが、なかなか会えない。

ただ、ここだけは毎年再会できる。

コバネアオイトトンボが少ない原因はいろいろあると思う。

ただ、何とか生き残っている今の自然を、最低限守らなければならない。

            

コバネの♂は、成熟し瑠璃色に輝いている。美しい。

マダラナニワトンボ同様、おっとりしていて、近づいて撮らせてくれる。

    

   美しい胸の薄い青色

        ♀ 

秋も深まり、そろそろペアにあいたいが・・・。

アオイトトンボ、胸が白い粉に覆われる。オオアオイトトンボ 

 アジアイトトンボの交尾態多し こちらアマゴイか?

  

広いソバ畑に、赤い花を見つけた。美しい。

赤いのは実だった。 

(参)9/21の拙ブログ 「赤いソバの実」
     https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/2be71e9c2599bd5d1520f5c4dd7e3ac6

****************

今年も、市内に生息する絶滅危惧種【レッドリストⅠ種】を確認できた。

これらの観察に何度も出向いた。

ブログに様子をまとめた。

 9/14『また会いに その1 ヒメシロチョウ』、   9/16『また会いに その2 マダラナニワトンボ』

 9/19『また会いに その1-2 ヒメシロの里で』、 9/24『また会いに その3 コバネアオイトトンボ』

****************

 


庭の秋を巡る

2021-09-23 | 自然観察

傷んだリンゴをウメの木の枝に刺した。

早速、わが家の庭に巣作りをしているスズメバチが飛んできて、リンゴに穴をあけ始めた。

もう3~4日になるか。毎日朝から晩まで通ってきて半分くらい穴をあけた。

 オオスズメバチだろうか。

8/289/23 大きくなった

冬までそっとしておこうと思っている。 

静かに降る雨の中、咲き出したタラの花にミドリヒョウモンらしい3頭が群れている。

  

 ウラギンスジヒョウモン

アゲハチョウ クロアゲハ しばらくぶりに見た。

オオチャバネセセリ                      ジャコウアゲハ終齢                     アカスジカメムシ

  

昨年の今頃はホシミスジの幼虫を見つけたが、まだ見つからない。もう少し葉が落ちると見つけられるだろう。

偶然か、ホシミスジが数日ぶりに訪れ、ユキヤナギの周りを旋回している。

 

シオンは少し遅いが、早咲きの黄菊が鮮やか。昔群生していたアイも育ち悪いが咲いた。サフランも。 べコニヤ春からずーと咲き続けている。

  

   

キンモクセイは束の間に盛りを越し、香らなくなった。変わってナナカマドの実は赤みがかり、柿も色づいてきた。待ち遠しい。

  

   

 

いつもの庭にも豊かな自然があることを再認識し、有難く思う。

沈黙の季節を前に、もうしばらく庭の秋を楽しみたい。

 

 

 

  

 

 

 

 


赤いソバの実

2021-09-21 | 自然観察

                  

9/15日のこと、ソバ畑で、赤い花の混じるソバの花を見つけた。

広大なソバ畑に、一輪だけの鮮やかな目の覚めるような美しい雰囲気だった。

  

何枚か写真を撮った。ブログに1枚加え、簡単に説明した覚えがある。

しばらく忘れていたこの下書きを再編集しているうちに赤いソバの写真を削除してしまった。

調べようとしていたが残っている原データは、サイズの小さい1枚だけ。

喜多方の赤ソバの記憶があり調べると、白に赤が混じっているのではなく花びらすべてがピンクだった。

 (参)拙ブログ 「赤ソバ山あいを染める」(2010-10-07)

                                  https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/6f82c94071e47a8338cd86916bf6248c

へ~これは珍しいと思った。

あれから1週間、再度この赤いソバの写真を撮りに出かけた。

ソバ畑はだいぶ色あせていたが、何万本あるだろう広大なソバ畑に、3株の赤いソバを見つけた。

接写しながらあらためて美しいと思った。

でも、花びらと思っていた鮮やかな赤は実は実であることが分かった。

 

ネットで情報を集めたら、あった。

タチアカネという品種らしい。

【参】 「新種のそば タチアカネ 白い花と赤い実のコントラストが美しい」    https://blog.nagano-ken.jp/josho/info/283.html

それにしても、ごく最近の新種だ。今日巡り合ったこのそばの種は、どこから来たのだろうか。

一粒2粒の種が混じっていたのだろうか。 わからない遺伝情報が花開いたのだろうか。

ソバ畑のキトンボ  

ナツアカネ 

マイコアカネ 

*********************

何となくだるい体を気遣いながら、すっかり小さいいのちは減りつつある土手へ移動した。

ヒメシロチョウは終焉だ。第3化は、一斉草刈りの時期もあり、本当にわずか数頭だった。

何とか子孫を残してほしい。

盛りを過ぎたツルフジバカマ。                      9時過ぎ、もう霜が降りたのか、ジャノメチョウ

 

ベニシジミ ヤマトシジミ

ジャコウ最後の産卵終齢か

秋のタンポポ数輪 新鮮ツバメシジミ交尾 

わずかな秋を楽しみたい思いで過ごしている。


教材拾い  セミの抜け殻 ドングリ

2021-09-20 | Weblog

 彼岸の入り、一人お留守番を頼まれるも、急に思いたって近くの会津大の池へ。

10月のJ小学校の教材集めだ。ドングリやセミの抜け殻を拾い。

 池の周りでは、アキアカネが数を増しアジアイトトンボのペアやアキアカネの産卵が見られた。

土手からはもう始まった稲刈りのコンバインが見えた。

    

   

 

クヌギ 少し早い。 ミズナラ 結構落ちていた。

 一足早いベニカエデ

 

J小学校の放課後の活動「自然観察」、今年は2学期から実施のようで、来月半ばに実施計画。

これまでは、「子供の森」でまさに自然の中での観察だったが、今回は校内で実施となる。(確かにバスの手配、時間の関係で無理はあった。)

学校内ではどんな自然があるか,何も知らない敷地内、そのうち事前に訪ねたいと思っている。

その頃には紅葉もすすみアキアカネも舞うだろう。

今の思いつきは,・色づいた葉っぱの観察、・セミの抜け殻 ・ドングリを調べる・・・などなど。

**********************

追記)昨日のお誕生会、メインは手巻き寿司、おいしくいただきました。

    みーちゃん、そんな歳になったのか・・・。武君、頑張ってね!。 それぞれに、豊かな自分の人生を願った。

    一つづつ歳を重ねる日、吾輩も含めてそれぞれにしっかり生きよう。

   

手巻き寿司がメイン。茶碗蒸し、シロシメジのしょうゆ味油いためは絶品。 思いもかけないシロシメジ収穫、じーちゃんのレシピ料理でお酒が進みました。

 シロシメジ

月がきれいだった。庭先で9/19の月。  中秋の名月は21日、満月とのこと。

 

 


また会いに その1-2 ヒメシロの里で

2021-09-19 | 自然観察

土手のヒメシロについては、《また会いに その1》で記録に残した。

こちらは自称・ヒメシロの里、今のところ心配ないこちらも、実はいつも心配している。

むか~し、ヒメシロが乱舞していたところでは、10年ほど前から草が刈られなくなり、最近はほとんど見かけない。

ヒメシロチョウは草原性のチョウ。ツルフジバカマの新芽を好んで産卵している。

産卵の様子を見ていると、わざわざ地面近くを飛び回り、わずかに伸び始めたやわらかい芽に産んでいる。

孵化した子が食べやすくという親心にちがいない。

このヒメシロの里では、田ごとに土手の草刈り時期や方法が違っている。

みんな違ってみんないい!。だからヒメシロの里では長い間生息し続けているのだろう。

生息する地域での一斉草刈りは危険なのだ。市内の絶滅寸前の土手がそうだ。

草刈りの時期によっては大打撃を受けてしまう。

以下は久々に寄った、自称・ヒメシロの里でのこと。(2021.9.10)

        珍しくソバの花にも。

             求愛  産卵   

ハッカムシ   昼行性のツメクサガ

久々に ウラギン ヒメウラナミジャノメ 

   新鮮オツネントンボ    アオイトトンボ交尾

 

台風もそれた。穏やかな秋晴れ、午前中に秋を見てこよう。

午後、お彼岸のお供えを送りに。夜はみーちゃん(17日)、武君(19日)のお誕生会を計画している。

 


小さな虫たちへの愛 

2021-09-17 | 日々の生活

 すぐ近くの池へオオルリボシヤンマを見に出かけた。

お目当ては少なかったが、生きとし生ける小さないのちを見てきた。

 無心に花に吸蜜するチョウ、無心に水辺で産卵を繰り返すオオルリボシヤンマを観察した。

ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、モンキチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなど。

  

  

ミソソバには色褪せたオオチャバネセセリが元気に群れている。

    

 

 オオルリボシヤンマ産卵中 緑のドングリが落ちる準備を始めた。

マユミの実もじきにはじけるだろう。                 ナツツバキの実         
   

間もなくお彼岸、合わせたかのようにヒガンバナが真っ赤な妖艶な花を開き始めた。

 

 

 もりの案内人の会 会津支部報が届いた。

 会員が順番で載せる「会員便り」の欄に拙文が載った。(前に新聞投稿した文章を少し変えた2重投稿だ。)
 ******************************
 いつもお世話様です。最近の思いを述べさせてください。
 人間による自然環境の悪化で、かつて幾多の虫たちが消えていきました。市内にも絶滅が心配されるチョウやトンボが細々いのちをつないでいます。日々、こうした小さな虫たちの生息を心配しながら里山を巡り、細々と保護活動を心がけています。
  彼らとは昆虫少年のころからの付き合いですが、いつしか昆虫老人となり新しい発見をしています。少しキザですが「小さな虫たちへの愛」です。
 ”一寸の虫にも・・・”ではないけれど、これまで色や形、動きにとらわれ、彼らの心を思うことが少なかったと反省しています。生息数が減っている種は特に心配ですが、どの虫も精一杯のいのちを生きています。"ありがとう!"と彼らに語りかけファインダーをのぞく時、あらためて愛おしさを覚えます。
 これからも自然の只中で、物言わぬ小さないのち、生きとし生けるすべての自然に感謝して里山を巡りたいと思っています。
 ******************************

台風接近、明日は一日雨らしい。

 


また会いに その2 マダラナニワトンボ

2021-09-16 | 自然観察

レッドリストでカテゴリー絶滅危惧1類のチョウ、トンボの3種が市内に生息している。
今年も、これらの絶滅が心配される3種の発生を確認でき、安堵している。
しかし、また来年も大丈夫という保証はない。

         

時々会いに行きたくなる。

今年は、好んで止まる枝がないせいで、近くで撮れずにいた。

先日願いがかなった。でも、メスばかりで、いつもの♂らしい写真が撮れない。

以前は水辺で、ペアでの産卵も見られたが、林道沿いでは無理か。

         

          

個体数は相変わらず少ない。

珍しいカラカネトンボにも会えた。断定する根拠は薄いが希望も込めてかつてから生息しているはずのカラカネとする。

エゾトンボの仲間も同定は難しい。

   

ススキの穂を撮ってみた。

  

  

 こちらはヨシ

マユタテアカネ♂ 

 アキアカネ ノシメ♂

 スズメバチの巣  ミドリヒョウモン

 キタキチョウ アキノノゲシ

 

 


また会いに その1 ヒメシロチョウ

2021-09-14 | 自然観察

レッドリストでカテゴリー絶滅危惧1類のチョウ、トンボの3種が市内に生息している。
今年も、これらの絶滅が心配される3種の発生を確認でき、安堵している。
しかし、また来年も大丈夫という保証はない。

                                                     

 

今朝は、市内のヒメシロの様子を見てきた。

8月末の一斉除草の後、数頭に会えて少し安心。

あれから1週間、様子を見に。何とか4~5頭に会えた。

来春の発生のため、できるだけ産卵してほしい。エールを送った。

驚きは、数年前から刈り残してもらっているジャコウアゲハだ。

刈り残したツルフジバカマの島に、ウマノスズクサも生えている。

よく見ると、かなりの幼虫がいるではないか。

まさに産卵に訪れるジャコウもいた。

オアシスとなっているが、集まる仲間は少しづつ減っているようだ。。

 オアシス

ジャノメチョウは終わりに近い。愛おしい。

今日見たお友達は、アカタテハ、キタテハ、ウラナミシジミ、イチモンジセセリ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ベニシジミ、ミヤマアカネ、ヤマトシジミ・・・と言ったところか。

     ♀ 

生き残れ!ヒメシロチョウ 

  

  

  

ジャコウアゲハ、産卵中  前足でウマノスズクサを確認、ご苦労様!

   

「土手の草刈り」についての一考察をまとめている。

 

 


秋本番

2021-09-13 | 自然観察

           稲もたわわに実り、じきに刈り取りを迎える。

 

それほど暇ではないが、里山へ出ると時間を忘れる。

年に1~2度は行く近間の里山、しばらくぶりだった。

いつもヘビの泳ぎを眺めるため池へ。ノシメトンボに交じってアキアカネわずか。

しばらくぶりにシーズンを終えるチョウトンボも。

静かな池で、秋を感じてきた。

 ダイサギ 

 

オオルリボシヤンマ、なかなかホバリングしてくれず時間が過ぎた。写りは不満だが、このカメラ、レンズ、腕前では・・・。我慢。

 ♂ 

♀ 産卵

   

 オオシオカラ

   ノシメトンボ交尾

遅いノリウツギ 

サクラの一枝  カンボク ヤマボウシ

フユワラビ?   

オナガサナエ♀ マイコアカネ♀

ソバの花に 

      

 

ヤママユガ 日陰に避難させた。 幼虫は7/10に見つけたもの。

 

6月半ば、新型コロナウイルスの終息を願い、会津観音像がマスクを装着された。

 マスクは内側がナイロン製の網、外側が塩化ビニール製の網の二重構造、大きさは縦4・1メートル、横5・3メートル。

コロナの終息宣言が出るまで着け続けるという。

 

2021.9.11(土曜日)、悠君はお友達と遊び、すずちゃん一人を預かる。 

 


元気に育て、ヒメシロチョウ

2021-09-09 | 自然観察

                    

 しばらく天候不順が続いた。雨の後の晴れ間、ヒメシロチョウとの出会い期待しながらの訪問だった。

 ( 8月末の一斉草刈りの終わったばかりの土手で、がっかりし、落胆した思いが浮かんだ。

    (*)拙ブログ:「ヒメシロチョウ、絶滅の危機を、深刻に受け止めたい。」2021-08-28 

      https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/db7a2e0948717c239b46c09c79daba55             )

 8月末の2回目の一斉草刈りで刈り残してもらった3つの島それぞれに、ヒメシロチョウが数頭づつ飛んでいた。嬉しかった。

ヒメシロチョウの個体数はわずかではあったが、独特の求愛行動や産卵シーンも見ることができ、胸をなでおろした。

 ツルフジバカマに吸蜜

  

   産卵

   交尾

 

  

 

刈り残しのオアシスでは、ツルフジバカマの紫色の花が咲き乱れ、クモが巣を張りバッタが飛び交い、たくさんのチョウやトンボ、アブやハチがにぎやかだった。

ヒメシロチョウやジャコウアゲハのためだけではない。刈り残してもらったことに感謝の念が湧いた。

  

   

     

   

   

  

  

  

  

今年2度目の一斉草刈りから10日余り、刈られた土手にはもうツルフジバカマの新芽が5㎝、10㎝と伸びていた。

思えば昨年の秋口、一斉草刈りを終えた土手には、ほとんど第3化を見かけることはなかった。

だから、今年の春の発生が心配でならなかった。

それを思うと、今産み付けられた命が元気に育ち、無事に蛹にまで育ち、雪に埋もれて冬を越し、来春は元気な春型に会えるだろうと思われる。

遠くなるような長い間生き延びてきた貴重なヒメシロチョウを、現代文明社会が絶滅させてはいけない。

 今年も、その他心配していた絶滅危惧1類、ヒメシロチョウ、コバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボの3種を確認できた。

たしかに減少しているこれら貴重なチョウやトンボが生き延びることができる自然環境を保全していかなければならない。


マダラナニワトンボの撮影 すがすがしい秋晴れ

2021-09-08 | 自然観察

                黒い赤とんぼ

 暫らく続いた雨もようやく止み、朝から青空が広がった。

  例年9月初めに林道に姿を現すマダラナニワトンボ、今年も無事再会できた。

 今年は、今までない7月中に林に囲まれる池の端でメス1頭に出会った。

 かつてはこの池の端で今頃連結して産卵する風景が見られ、打空産卵中の落ちる卵を幾枚も撮影できたものだ。

    落下する卵 2016.11撮

 いつしか池の水位が上がり、産卵に絶好の水辺の陸地が水没してしまい、以来、この池の付近では確認できなくなってしまった。
 

今年は8月の盆明けから何度か撮っているが、例年見られる止まりやすい木々の枝が少なくなり、

とがったススキの穂先や、高い場所での撮影は苦労した。

今日は、脚立持参で、静かなススキの林道でトンボたちとゆっくり話ができた。

  

 

 

  

 ♀ 

オニヤンマは健在  

  

マイコアカネ                                                                   

  

  ノシメトンボ交尾

アキアカネ イチモンジセセリ     ウラギンシジミ

 メスグロヒョウモンゴイシ

 ツバメ ミドリ

 クロヒカゲ オオヒカゲ

マユタテアカネ   

 黄金なる会津盆地 

爽やかな里山巡り 季節は移ろう           2021.9.7

 

県でもレッドリスト1類に挙げられ、限られた場所で細々生息する貴重種だ。これ以上の開発は許されない。

この黒い赤とんぼには、いつまでも生き延びてほしい。

 

 

 


『絶滅危惧の昆虫撮影』 新聞の掲載

2021-09-07 | 自然観察

  先日、絶滅危惧種のトンボについて民友新聞から取材を受けた。

 希少な<コバネアオイトトンボについての確認>についての取材だったが、

 当然、レッドリストや自然環境の保全のこと、さらに自然環境への興味・関心を育むための小生の現在の活動内容にも話が及んだ。

 数日後、取材内容が会津版の新聞に掲載された。 2021.9.5付

 掲載記事の大見出しの表題は 『絶滅危惧の昆虫撮影』とあり、小見出しには『○○さん「自然保護 関心を」』とあった。

 記事には、コバネアオイトトンボの写真とともに、昆虫老人の写真までが載っていて面映ゆい思いだった。

 でも、小生の自然環境保全についての思いを総括的に取り上げていただき、正直嬉しかった。

 これまで、珍しいチョウやトンボ、さらに里山を巡って見つけたふしぎ発見などの情報を提供し取り上げてもらっていたが、

 今後も、自然環境への関心の高まりを期待して情報を提供していきたいと思っている。

掲載記事