エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

小さな虫たちへの愛 

2021-09-17 | 日々の生活

 すぐ近くの池へオオルリボシヤンマを見に出かけた。

お目当ては少なかったが、生きとし生ける小さないのちを見てきた。

 無心に花に吸蜜するチョウ、無心に水辺で産卵を繰り返すオオルリボシヤンマを観察した。

ミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、モンキチョウ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミなど。

  

  

ミソソバには色褪せたオオチャバネセセリが元気に群れている。

    

 

 オオルリボシヤンマ産卵中 緑のドングリが落ちる準備を始めた。

マユミの実もじきにはじけるだろう。                 ナツツバキの実         
   

間もなくお彼岸、合わせたかのようにヒガンバナが真っ赤な妖艶な花を開き始めた。

 

 

 もりの案内人の会 会津支部報が届いた。

 会員が順番で載せる「会員便り」の欄に拙文が載った。(前に新聞投稿した文章を少し変えた2重投稿だ。)
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 いつもお世話様です。最近の思いを述べさせてください。
 人間による自然環境の悪化で、かつて幾多の虫たちが消えていきました。市内にも絶滅が心配されるチョウやトンボが細々いのちをつないでいます。日々、こうした小さな虫たちの生息を心配しながら里山を巡り、細々と保護活動を心がけています。
  彼らとは昆虫少年のころからの付き合いですが、いつしか昆虫老人となり新しい発見をしています。少しキザですが「小さな虫たちへの愛」です。
 ”一寸の虫にも・・・”ではないけれど、これまで色や形、動きにとらわれ、彼らの心を思うことが少なかったと反省しています。生息数が減っている種は特に心配ですが、どの虫も精一杯のいのちを生きています。"ありがとう!"と彼らに語りかけファインダーをのぞく時、あらためて愛おしさを覚えます。
 これからも自然の只中で、物言わぬ小さないのち、生きとし生けるすべての自然に感謝して里山を巡りたいと思っています。
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台風接近、明日は一日雨らしい。

 


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