澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ひさしぶりに試験を受ける

2011年02月01日 21時59分58秒 | 歴史
 午前中、国際関係史の試験があった。後期の授業は「近代中国とキリスト教」というテーマだったので、前期の「東アジア国際関係史」と比べて受講者がかなり少なかった。試験を受けたのは、学生7人と聴講生2人の合計9人。聴講生は、あと5人いたはずなのに、試験は受けなかった。
 先週、教授から「電子辞書以外は持ち込み可」と言われていたので、実はあまり準備をしなかった。まず、授業のノートをもう一度読み、レジュメも時系列に整理した。ノートは字が汚くて、読むのに苦労した。次に、Wikipediaで「中国とキリスト教布教」「清朝」「義和団」をコピー。さらに、教授の著作の部分コピーも用意した。

http://www.kyuko.asia/book/b62931.html

 いざ、試験問題を見て、妙に納得。次のような問題だった。

「次の二題について論じなさい。
一.「宗教の自由」はどうして必要なのか。世界史で起きた事例を参照して、あるいは、現代世界で起きている宗教対立を参考に論じなさい。
二.近現代の東アジアにおいてキリスト教が果たした役割と意義について論じなさい。」

 これは、結構、高度な問題だ。それこそ、「電子辞書」かPCがあれば、何とかでっち上げられそうだが、いくら資料を持ち込んだとしても、そう簡単に使うことはできない。
 先日は、関係図書の書評がレポートとして科せられた。それとこの試験、かなり理想的な組み合わせではないか。こういう科目の試験でもっとも愚かなのは、小さな史実を解説せよという設問だ。重箱の隅を突くような問題は、こと歴史関連の科目では相応しくない。大昔、学生時代、私が聴いた「近代国際関係史」という授業では、その種のつまらない問題が出て、呆れた記憶がある。そういう意味で、この問題はとてもよかった。さすが、由緒正しい大学は違うなあと感心した。

 肝心の私は、頭がくらくらして、あまり書けなかった。もうトシだね。


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