澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

川勝平太と岸田文雄~歪んだコンプレックス

2024年04月03日 08時20分49秒 | 政治

 川勝平太・静岡県知事がまた暴言を吐き、急遽「議会終了後の6月に辞任する」と言い出した。先日、JR東海は、リニア新幹線の竣工が2034年にまでずれ込むと発表したばかりだったが、川勝辞任表明のニュースを受けて、昨日のJR東海株は260円以上も値上がりした。川勝の辞任によって、リニア新幹線の竣工が早まると見込んでのことだろう。

 この川勝平太の人物像については、生前の西部邁が自身のTV番組で川勝を「おバカさん」と言ったのを思い出す。「文明の海洋史観」などの川勝の「業績」を評してそう言ったのだった。オックスフォード大学で博士号(Ph.D)取得が自慢の川勝だが、早大政経学部教授としての評判も極めて悪い。三枝玄太郎(元産経新聞記者)は、早大生のとき、川勝の「日本経済史」を受講しようとしたが、「川勝はヤバい」という周囲の評判を聴いて、受講を取りやめたそうだ。川勝は、気位だけ高く「不可」濫発という教授だったそうだ。また、早大教授時代には、女子学生を妊娠させたという噂が広まったという。

 三枝は、「川勝さんは、本当は早稲田に来たくなかったんでしょうね」と感想を述べている。京都の進学校出身なのだから、本当に優秀であれば京大に行っていたはず。その学歴コンプレックスを跳ね返すために、早大政経学部では「優」を取りそろえ、大学院に進み、さらにはオックスフォード大に留学して博士号を取得した。川勝の年代では、大学院進学者も少なく、留学者はさらに少数だった。川勝は大学卒業から博士号取得まで10年間を要しているが、この間の生活費は膨大なものだったろうから、彼が裕福な家庭出身だったことがうかがわれる。苦学して法政大学を卒業したと言われる菅義偉首相に対して、「あの人は学問をしていない。単位だけ取るために大学に行った人だ」と暴言を吐いた川勝だが、西部邁から見れば、わけのわからない論文を書いて威張ってる、ただのおバカさんということになる。川勝のような人物は、弱い相手は見下し、強いものからは逃げ隠れする。だから、西部にTV番組で「おバカさん」とからかわれても、沈黙を続けたはずだ。

 この川勝と同類の人物が、岸田文雄だ。開成高校出身を誇り「東大を目指して二浪したが早稲田に行った」が常套句の岸田も、抜けがたい学歴コンプレックスの塊りだ。親戚縁者が東大法卒という環境で肩身の狭い思いをしてきた岸田は、権力を握ってから「復讐」を開始した。東大をちょっとの差で落ちて、図らずも早大にいった。こういう創作物語で身を固めた男が嫉妬したのは、ほかならぬ安倍晋三。同じ世襲議員のボンボンであっても、俺は早大、あいつは成蹊じゃないか。それなのにアイツばかり脚光を浴びやがってという心象風景が、岸田の言動からは読み取れる。確かに成蹊大学の偏差値は早稲田には及ばないが、安倍晋三が世界と渡り合える政治家だったのに対し、岸田文雄はせいぜい高級官僚の書いた文書の朗読係だ。

 川勝も岸田も県知事や首相の器ではない。こんな輩が国や県のトップなのだから、国家社会の命運をかけた決断などできるはずもない。

 

静岡県の川勝平太知事 失言翌日いきなり辞職表明「職業差別をしたと取られると思わない」と主張も

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スポーツ報知


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