こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

寂聴 般若心経 を持ち歩く

2011年08月29日 | 読書ノート
 仏陀の教えのエッセンス。般若心経の解説本は,何冊か読んだが,このブログでは,新井満の自由訳を取り上げたことがある。母の死を乗り越えてリルハンメルをやりきった。それを支えた般若心経への感謝の念がこめられていた。命というものが,過去から現在,そして未来へと時空を超えて,つながっている。我々一人ひとりが,広大な宇宙の欠かすことのできない構成要素だと喝破した良書であった。 そして,この瀬戸内寂聴の般若心経。16年前に購入して以来,何度か手に取るも,読了には至らなかったこの本。この4月,P250からP320のダイジャスト部分を切り離し,小冊子の形で,毎日の電車の行き来で,何度も何度も帰り読みしながら,読み通し,今も,通勤カバンにそっと忍ばせて持ち歩いている。 . . . 本文を読む