奈良に300年続く企業がある。中川政七商店である。300年といえば,アメリカの歴史より長い。長寿の秘訣は,革新・イノベーションだ。時代の風雪に耐える経営の革新をつづけたからこそ,今日の繁栄が築かれているし,それは,13代にも連なる,壮大な継承の物語でもある。 . . . 本文を読む
仏陀の教えのエッセンス。般若心経の解説本は,何冊か読んだが,このブログでは,新井満の自由訳を取り上げたことがある。母の死を乗り越えてリルハンメルをやりきった。それを支えた般若心経への感謝の念がこめられていた。命というものが,過去から現在,そして未来へと時空を超えて,つながっている。我々一人ひとりが,広大な宇宙の欠かすことのできない構成要素だと喝破した良書であった。 そして,この瀬戸内寂聴の般若心経。16年前に購入して以来,何度か手に取るも,読了には至らなかったこの本。この4月,P250からP320のダイジャスト部分を切り離し,小冊子の形で,毎日の電車の行き来で,何度も何度も帰り読みしながら,読み通し,今も,通勤カバンにそっと忍ばせて持ち歩いている。 . . . 本文を読む
ハリーポッターと死の秘宝を読んだ。シリーズ完結編。第1巻から始まった旅が、足掛け12年で完了した。 このシリーズ。不死鳥の騎士団あたりから、飽きがきて原書には目をとおしたものの、訳本にはたどり着けなかった。死の秘宝も、原書は、発売直後、アマゾンで手に入れていたので、もう、とうのまえに、ヴォルデモートをどう打ち負かすか、結末はわかっていたし、この前、見た映画の幾つかのシーンには、デジャブのような、なつさしささえ感じたものだった。 だけど、眼鏡なしで見る映像のようなスッキリしない心地悪さが払拭できない。細部がはっきりしないもどかしさが、映画を見た直後から、日に日に大きくなり、訳本を図書館で借り読み始め、このほどめでたく読了した。 . . . 本文を読む
苫米地英人の『クラシック音楽で脳が目覚める』を読んでいる。 正確には、読んでいるのではなく、付属のCDを聴いている。モーツアルトを聴くとIQが高くなるという説があるが、本書は、クラッシック音楽の重ね聴きで、思考の抽象度を高め、IQを上げるというもの。 . . . 本文を読む
突然の海外出張もあり、意気込みとは裏腹に、ゆっくりとした読みとなった1Q84 Book 3。
本日、目出度く読了とあいなった。
期待どおりのエンディングに深い安堵の念をいだいた。 . . . 本文を読む