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「報道ステーション」視聴率急降下 古舘後任の無害な優等生
デイリー新潮 2017年2月2日 05時59分 (2017年2月3日 10時20分 更新)
局アナに「看板」を背負わせるのは酷だったか――。テレ朝局内ではそんな声が漏れ始めているという。
富川悠太アナ(40)が古舘伊知郎氏から「報道ステーション」のメインキャスターを引き継いだのは昨年春。
だが、大抜擢から1年を待たずに、優等生すぎる「夜の顔」には予想外の数字が突きつけられていた。
***
「上期最大の収穫のひとつは報道ステーションのリニューアルが成功したこと」
昨年9月、テレ朝の早河洋会長はそう胸を張った。
確かに、昨年度「上期」の平均視聴率は古舘時代と変わらない11・4%を記録。
日によっては13~14%台を叩き出すことも珍しくなかった。ところが、「ここ最近、目に見えて数字が急降下しているのです。特に、1月はかなりひどい」
テレ朝関係者はそう打ち明けるのだ。
たとえば、4日の視聴率は過去最低クラスの6・7%。
裏番組が新年のバラエティ特番に占拠されていたとはいえ、「看板番組」らしからぬ数字である。
さらに、第2週の平均も9・38%と、1桁台に落ち込んでしまっている。
失速の理由については、「まず、『ドクターX』が12月末で最終回を迎えたことです。
コンスタントに20%前後の視聴率を稼ぐドラマが21時台にあったお陰で、後に続く『報ステ』の数字は木曜だけ2~3%底上げされていた」(同)
もっとも、別の中堅局員に言わせると、
「富川さんに代わってから『報ステ』が好調だったのは、単にニュースに恵まれただけです。…
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170202/DailyShincho_517305.html
「報道ステーション」視聴率急降下 古舘後任の無害な優等生
デイリー新潮 2017年2月2日 05時59分 (2017年2月3日 10時20分 更新)
就任直後の熊本地震にはじまり、舛添前都知事の金銭疑惑にリオ五輪など、世間の耳目を引くニュースが続いた。
正直なところ、現在の数字が富川アナの“実力”なのだと思います」
■毒にも薬にもならない
とはいえ、富川アナの「優等生」ぶりは局内でも知られたところ。
リポーター時代は日本中を駆け回った現場の叩き上げで、メインキャスターになってからも仕事には人一倍熱心だという。
「『報ステ』の放映後、反省会が終わるのは深夜12時過ぎになりますが、富川さんは飲みの誘いも断って明け方まで新聞を読み込んでいる。ただ、マジメな反面、独自の視点や切り口に乏しく、番組内容にもほとんど口出しはしない。前任の古舘さんは全ての原稿を自らチェックして、オンエア直前にニュースを差し替えることも日常茶飯事でした。それこそ、30秒程度のストレートニュースすら気に入らなければ変更していた。うるさ型のキャスターが消えたことで、スタッフも緊張感に欠けるのです」(同)
年間出演料が「約12億5000万円に上った」(同)という古舘氏の降板がコストダウンに繋がり、官邸の怒りを買うリスクが減じたのも間違いない。
だが、毀誉褒貶の激しい個性派からバトンタッチされた無害な優等生は、「淡々とニュースを捌くだけで、毒にも薬にもならない印象です」
とは上智大学の碓井広義教授(メディア論)の評。
「古舘さんや久米宏さんの時代はアンチを含め、常にその発言に注目が集まった。古舘さんを切って制作費が浮いたとしても、看板番組が視聴率を獲れなければリニューアルに成功したとは言えません」
いかに優等生といえども、視聴率が赤点ではキャスターとしての落第は免れない。
ワイド特集「大寒のただ中にある身の廻り」より
「週刊新潮」2017年2月2日号 掲載
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http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170202/DailyShincho_517305.html?_p=2
テレ朝の「報道ステーション」視聴率急降下について、 そのようになる理由の「最もコアになる部分」は、「日テレ、TBS」と「同じ内容の報道」だからだ。
プロではないが、一庶民のメディア・ウォッチャーとして指摘すれば、経済ニュースを含めて、一般のテレビニュース報道を考えた場合、「日テレ、テレ朝、TBS」の3民放局については、「報道内容のカルテル」のような状態になっている。
他局である、公共放送であるNHKは別として、フジテレビについては、「厳密に視聴」していると、 3民放局とは異なった内容の報道を盛り込んでいる努力を感じ取れる。
「極力、報道内容が同じにならないような努力」だ。
テレ東のニュースについては、やはり経済・株式の報道が主力と言えるが、やはり改善すべき部分もあると言える。
それは何処なのか?、と言えば、特に「大企業に関しての不祥事」の報道に関しては、恍けて報道しない事が多い。
この事は株式番組でも同じだが、行うべきではないと言える。
簡単に言えば「番組の信頼性が低下する」と言う事が言える。
テレ東については、その部分を改善してもらいたい。
「テレ、テレ朝、TBS」の3民放局については、やはり独自報道を多く盛り込む事が必要と言える。
独自報道が多くなればなるだけ、オリジナリティが高まる事になり、番組の価値が上がると言う事になる。
他局で報道していないからだ。
但し、退屈な内容の独自取材報道については、逆効果になる事も多い。
「退屈な内容の独自取材報道」とは何か?。
重要な部分としてはその時の「報道のトレンド」と言うものがあると思うが、「その時々の国内情勢と比較してあまりにもピントが外れた報道」の事だ。
この部分は、やはり、番組編成リーダーらの感性、センスに関ってくると思うが、「選別が結構難しい部分でもある」。
何故、今の時期に、そのようなニュースを報道するのか!、と言う報道だ。
そのような報道だと、視聴者は、「つまらない報道だ!」と言う事で、チャンネルを切り替える事になる、と言える。
テレ朝 「報道ステーション」の話しに戻るが、放送時間帯については、PM 10:54 からの放送だ。
この事を考えた場合、夕方の報道は除いて、7時台は、NHKのニュース7、8時台は、ニュースが無いのでそれぞれの番組を見ている人が多いと思う。
9時台は、NHKのニュース9になる事が多いが、夕方のニュースを見ていたり、ニュース7を見ていた人が、ニュース9の報道内容がほとんど同じ場合は、チャンネルを変えると思う。
同じ無いようなので、見ていても意味が無いと言う事になる。
基本的にNHKの7時のニュースで、その日の報道内容は、ほぼ決まってしまうと思える。
さて、「報道ステーション」の話しに再度戻るが、何を放送すれば良いのか?、と言う事になってくる。
そもそも、他局で全く同じ内容の報道が既になされていると言う状態を「報道ステーション」は、「深刻に考えるべき」と言える。
同じ内容ならば、「その情報は既に見た」と言う事になる。
しかし、ワイドショーのような報道内容だと、視聴者は、「パッと離れる」事になる。
視聴者分析は行っていると思うが、視聴者は「報道ステーション」に対して「何を求めているのか?」と言う分析も必要だ。
個人的な提案ではあるが、「報道ステーション」はやはり、「ハードな報道を主体とした番組」であるべき、と個人的には考える。
例えば、過去の報道を考えた場合、「多摩川にアザラシが出現!」等と言う報道があったが、個人的に思えば、放送する価値があるのか?!、と言う事を言いたい。
このような報道は、新聞紙レベルの報道で良いと言える。
又、交通事故の報道などでも、子供が引かれて死亡した等のテレビ報道も良くあるが、ひき逃げ事件でもない場合も多く、このような事件の場合、全国の人々に知らせる必要性はあるのか?、と言う疑問が出てくる。
大量ひき逃げ事件のような出来事は報道すべきだが、不幸で可哀想な事件であるが、そのような内容の場合は、新聞やインターネット新聞に任せるべきと言える。
必要な報道は、政治、経済や企業、社会、世界情勢についての報道だ。
勿論問題な報道も、忠実に報道する事が必要だ。
政治家等の第三者から、報道しないように注意されても「自社の考えとして報道する事が最も重要な事」なのだ。
権力者からの圧力受けた場合、国民に対しその事をばらせば良いと言える。
社会問題化する事で、放送業界が圧力を受けにくい環境づくりが可能になる。
日本人に多い状態だが、「烏合の衆」のような状態は、報道ではあってはならない。
「オリジナリティが重要」な事だ。
極右的な報道、極左的な報道、中道、右傾的、左傾的、様々な考えを放送局として発信すべきと言える。
同じであると、どちらかは必要がなくなる、と言う事だ。
視聴率が下がっていると言う事は「負けていると言う証拠」だ。
いろいろ述べてきたが、基本的には、「新鮮なニュース」「斬新なニュース」、「他局と異なる内容の報道(バカ報道は除く)」を基準として内容編成すれば、視聴率の改善は十分に可能と言える。
今回のテレ朝、報道ステーション 視聴率低下問題を考えた場合、「まだまだ行うべき事は、数多く残されていると言える」。
前任者の古館氏の頃を考えれば、「他局で、くどい程報道している報道」については、「報道し尽くされているので、番組では報道しません」と言う事も、たまにはあった。
そのシーンを見た人は、「当たり前だょ!、当然だ!」と思ったと思う。
この「共感」こそが、視聴率アップに繋がる一つの目標と言えると思う。
「共感」を考えれば「一つの弱い興奮状態」とも言える。
この事を考えれば、「ワクワク感」や、「ドキドキ感」も、番組作りでは重要なテーマになるのでは?!、と思える。
一つのヒントだ。
*「驚かすような状態」は、ギャクに「シラケてくる事に注意が必要」だ。
TBSの報道特集では、トランプ政権の件だけではなく別の件でも、反対派と支持派の両側の取材をする事が多い。
やはり、いろいろな意見があるので、その庶民の意見をより多く報道すべきと言える。
政権の目を気にする報道であれば、「死んだ報道」となる事に注意すべきだ。
余談だが、数日前の「在日中国人による、アパ・ホテルへのデモ行動」は報道すべきであった。
右翼も、警察に阻まれたが、緊迫した状態が現場には漂っていたようだ。
その報道を報道すれば、「他局と異なる報道を行った!」と評価が出来たのだ。
前にも述べたが、他局と同じ報道では視聴率は稼げない。
既に無くなってしまったが、「独自の考えで、話しが出来るキャスター」」ならば、視聴者は「そこに注目出来る」のだ。
そのような事は、しばらく先と言う事か?。
出来るようになると良い。
当分の間は、「他局との差別化」、「独自化」に努力すべきだ。
庶民に知らせても意味が無い「殺害事件」の報道が多い。
そんなに詳しく説明しても意味が無いのでは?。
庶民は、「殺人事件の内容」について「それほど知りたくはない」と思っている、と思う。
本当に「馬鹿げたニュースばかり集めている、つまらないニュース番組だ!」とつくづく思う。
ずっと「真剣に見ている」と、「頭が悪くなる!」と思える。
昼間のTBSのニュースも全く同じと言える。
TBSは、以前は「報道のTBS」だったが、現時点においては、日テレニュース24との違いがほとんど見受けられない。
「何が違うのですか?」と言う状態だ。
テレ朝の昼のニュースも全く同じ、「独自報道が全く無い状態」と言える。
この3放送局については、報道では絶対にあってはならない「最低最悪」の「報道での談合」と言うべき状態になっている。
各局、独自報道を行うべきだ。
「価値が薄くなるような報道」は避けるべきと言える。
フジテレビについては、似ている報道もあるが、多少異なった報道も盛り込んでいる。
独自報道と言う事で、その部分は重要な事だ。