【 Target  】   戦略、あるいは目標の重要性

夢も希望もなくした日本。今が立ち上がる時。言論・思想・発想の自由・権利のあるうちに。目指すは自民党解体。

ハゲタカさんと白頭オオワシさん ( その 4 )

2005-07-20 | Weblog
                            ハゲタカさんと白頭オオワシさん ( その 1へ )

タイトルを変えるいとまを与えてくれません。彼らは既得権益に躍起のようですなあ。( 苦笑!)
                      FeldDorf様情報提供ありがとうございました。

■政権にしがみつく構図とソフト・パワーの使者

郵政否決なら「大混乱」-小泉首相

パウエル前米国務長官(左)の表敬を受け握手する小泉純一郎首相。パウエル氏が郵政民営化について期待を表明したのに対し、小泉首相は「否決されることになれば大混乱になる」と言及(19日午前、首相官邸)(時事通信社)14時32分更新

郵政問題に関しては「私が言わないのに、(パウエル氏から)『郵政頑張ってくれ』と激励していただいた」と述べ、郵政法案の成立に向けパウエル氏に励まされた一幕を披露した。毎日新聞 2005年7月20日 0時20分

■もうすでに、大混乱となっておりますが・・・・・
 一体いつになったら景気対策をやっていただけるのでしょうか?
 まだ、日本の民間には死ねと言うんでしょうかねえ『 パウエル 』さん。
 メディア操作ですか。あれだけの不正行為が国会で追及されたにもかかわらず、スリード社疑惑の記事を取り上げないマスコミ。権力者は何をやっても無罪なんでしょうか?
 いい加減に国民の真を問うて見られたら如何でしょう。恐ろしい結果が出ることでしょう。
 私は別に構いませんが。必ず今よりはよくなるんですから。・・・・・

■今日は正論で参りますが、世界観を持つ貴重な日本人をご紹介します。彼はすでに日本人です。
 私が説明しても『 胡散臭い!』とお思いの方、彼の言葉はどう聞こえますか?

アシスト:ビル・トッテンからのレター(Our World)

No.688 民営化が成功した例はない    No.686 脱米国が世界安定の始まり
No.681 国民のための政策へ行動を    No.669 米追随がもたらす偏向報道
No.664 米国に依存しない施策を      No.679 無知な国民に対する隠謀

No.667 吟味すべき郵政民営化

 昨年2月、新生銀上場で約2200億円の売却益を得たときにも書いたが、リップルウッドが破たん企業を安く買いたたいて再上場させ利益を得ることは最初から明白だった。計画通り、旧長銀が破たんしてから公的資金を約8兆円も投入した銀行を、リップルウッドは追加投資を加えてもわずか1210億円で手に入れ、今回の売却は世界の「はげたかファンド」の取引の中でももっともハイリターンの取引となるとフィナンシャルタイムズ紙は記していた。
 日本政府が行おうとしている郵政民営化もまったく同じである。民営化の狙いは、巨額の郵便貯金をはげたかファンドの手にわたすことだ。政権の変化を拒む日本国民が、自分たちのまわりにあふれる情報に無関心であるために、ゆっくりと社会を破壊する変化を結果的に受け入れている。

8a2b0ba6.jpgビル・トッテン(Bill Totten)

ビル・トッテン(Bill Totten)
株式会社アシスト 代表取締役
1941年 米カリフォルニア州に生まれる
1963年 カリフォルニア州立大学卒業
1963年 ロックウェル社(アポロ計画)勤務
1967年 システム・デベロップメント社(SDC)勤務
1969年 SDCに在籍しながら南カリフォルニア大学経済学博士号取得。同年、SDCの社員として日本の市場調査のため初来日。
1972年 株式会社アシスト設立、代表取締役となり、現在に至る。

1969年、米国の大手ソフトウェア会社の一社員として市場調査のために初来日したビル・トッテン。日本こそパッケージ・ソフトウェア販売の有望な市場であると確信、幹部に進言したものの受け入れられず、退社して自ら汎用パッケージ・ソフトウェア「ASI-ST」の販売権を手にいれ、1972年、資本金100万円、社員7名で、その製品名にちなんだ日本初のパッケージ・ソフトウェア販売専門会社「アシスト」を設立しました。

創業以来、日本企業で働く人々を情報技術を通じて「アシスト」することを使命に掲げパッケージ・ソフトウェアを販売していたトッテンが日本市場を閉鎖的とする米国からの指摘に対して、アメリカの日本叩きは敗者の喧噪だと主張する『日本は悪くない』を上梓したのが1990年。これ以降主に日米問題を中心とした10冊を超す著書を出版し、講演活動なども行っています。
京都に在住、趣味は読書とテニス。

 著書の紹介
■「日本人へ」最後の通告 (2001年6月初版発行:小学館文庫)
ペマ・ギャルポ・編著/ビル・トッテン/サルキソフ・コンスタンチン/共著
日本人が捨てた「日本人らしさ」の意味!
「日本は世界に対して何をし得るのか?」--- 戦後、飛躍的な経済発展を遂げた日本。しかし、この10年以上にわたる不況の中、またグローバル化が叫ばれ、多様な価値観にさらされている中、日本人は自らのアイデンティティーを喪失し、これから進むべき方向を見つけられないでいる。日本で暮らし、日本を愛するがゆえに日本の現状を「亡国の危機」と憂えている親日外国人三氏が、外国人の目から見た「日本人のアイデンティティー」を示し、国際社会において日本人が日本人として生き残る方法を提案する。

■「脱アメリカ」が日本を復活させる(2000年10月初版発行:徳間書店)
人間を不幸にする「アメリカ教」の呪縛を断て!
「自由と民主主義の国」「勝利と栄光の国」「努力したものが報われる国」「アメリカンドリーム」…アメリカを形容する言葉の多くは明るく、希望に満ちている。しかしこれらはすべて偽りである。「不平等」「甚だしい貧富の差」「拝金主義」「弱肉強食のジャングル」「エゴ社会」「差別社会」「犯罪大国」……アメリカの実像を言い表わすにはこちらのほうがふさわしい。日本がアメリカに倣うのは不幸な事である。「脱アメリカ」の重要性をぜひ認識して欲しい。

■アングロサクソンは人間を不幸にする(2000年9月初版発行:PHP研究所)
「収奪が当たり前」の海賊的システム。日本人はこのやり方について行けるか
日本の学識者は、規制緩和、民営化を進め「グローバル(=アメリカン)スタンダードを取り入れなければ、日本経済は世界の競争から取り残される」という。ごく少数の裕福層が巨額の富を投資にまわすことで金が金を生み、一方の大多数の低賃金労働者は希望をもてない、民主主義とはほど遠い「拝金主義」社会を、日本は本当に目指すべきなのだろうか。なぜ、昭和の時代に作り上げた、利益を大多数の国民に分配し、社会の水準をともに向上させるという独自の経営システムを捨て去り、アングロサクソン(英米人)の資本主義システムに転換させなければならないのであろうか。

■「能力なき者は去れ」で、日本は本当に甦るか(2000年6月初版発行:現代書林)
江坂彰 VS ビル・トッテン 【大激論】どうする!3600万サラリーマン
総務庁が5月30日に発表した4月の完全失業率は4.8%と7ヵ月ぶりに低下し、懸念されていた5%台乗せはひとまず避けられた。しかし中高年層の失業率は悪化し、世帯 主の失業率は98万人と過去最多だという。この数字には、倒産だけでなくリストラで職を失った人々も多く含まれていることはいうまでもない。利益を上げるためにリストラを行なうことが、企業に、ひいては日本にどのような状況をもたらすのか。江坂氏とトッテンが交わす激論を是非お読み下さい。

■消費不況・こうして突破する!(1999年7月初版発行:PHP研究所)
経済を甦らせる逆転の方策の数々!
現在日本を覆っている不況の波は「消費不況」が大きな要素だといわれている。しかし個人消費はすでにGDPの6割にも達しており、これ以上増やすのはどう考えても困難だ。産業革命は成熟し、終焉を迎え、日本は新しいステージに入ろうとしている。経済を活性化させていくためには、社会消費を増やすしか、方法はないのである。

■論語に学ぶ「人の道」(1999年7月初版発行:ビジネス社)
ビル・トッテン VS 船井幸雄
新井白石の本によると、昔の将軍や大名は毎週何時間かを「論語」の先生と一緒に過ごしていたという。人事や経理、総務といった部署のように、社内にも道徳を教える正式なセクションが必要なのではないか。

■<激論>日本型経営は正しい(1999年4月初版発行:ビジネス社)
アメリカはなぜ日本を”不幸の国”にしたのか
かつて最も豊かな国だったアメリカは、先進国の中で最も貧富の差の激しい負債まみれの国となった。今、日本はアメリカをそこまで惨めにした価値観や慣行を取り入れ、ビッグバンを、規制緩和を、減税をおこなっている。一体誰が、得をするというのだろう。

■必ず日本はよみがえる!(1998年12月初版発行:PHP研究所)
さらば!グローバル・スタンダード
“いまこそ日本人は、アメリカ流投機経済に惑わされることなく、明確に、自分たちの意志で、日本が進むべき道を選択しなければならない。そしていますぐに、本当に日本および日本国民の利益となる道をとるならば、必ず日本はよみがえる。”

■アメリカ型社会は日本人を不幸にする(1998年11月初版発行:大和書房)
「実力主義」は日本に合わない
“いまのアメリカは弱肉強食のジャングルだ。横行するリストラ、拡大する貧富の差、多発する凶悪事件、深刻化する心の病……。しかし、これは当然の帰結なのだ。日本をそんな国にしてはいけない。”

■日本は日本のやり方で行け!(1998年5月初版発行:PHP研究所)
アメリカに負けない方策
“われわれは何のために働くか。日本の目標が国民を幸福にすること、あるいは国をよくすることが目標なら、やるべきことがたくさんある。世界の大国になることは日本国民の幸福には決してつながらないのである。”

■アメリカは日本を世界の孤児にする(1998年1月初版発行:ごま書房)
日米ガイドラインは、日本を戦争に巻き込むアメリカの罠だ!!
“アメリカの目的は唯一の大国として世界の上に君臨することであり、己を利することしか考えていない。 日本はそんな国に追従して、手先として働いている。 日米ガイドラインは、日本国憲法を蹂躪するものであり、日本を世界の孤児にするものである。” 「アメリカは日本を世界の孤児にする」出版記念講演より

■日本はアメリカの属国ではない(1997年7月初版発行:ごま書房)
あなたは、アメリカが日本の納税者から6兆円もの金を搾取している事実を知っているか
“貿易黒字による外貨準備高はその大半が米国財務省証券などの投資にまわり、アメリカに還流されている。 日本の企業の努力の結果であるその金が、今6兆円も目減りしている。”

■目を覚ませ、お人好しの日本(1995年9月初版発行:ごま書房)
いつまでアメリカにだまされれば気がすむのか
“平気で社員のクビを切り、社員の160倍もの給料をとる経営者が国を動かし、貧富の差がますます広がる国、アメリカ。それなのに日本はいまだにアメリカを信じ、追随し、貢いでいる。”

■うろたえるな、日本(1994年10月初版発行:徳間書店)
大前研一、田原総一朗、ビル・トッテン
アジアから見た日米関係
“イタリアやカナダや他の国は、アメリカにいじめられたら明るく言い返す。脅しには降参しない。 しかし日本はすぐに降参する。シンガポールをいじめてもおもしろくない。日本だけは言いなりになるから、アメリカは脅すのだ。”

■日本人はアメリカにだまされている(1994年2月初版発行:ごま書房)
このままでは日本人の99%は幸せになれない
“世界最強の国・アメリカは一部の裕福な人々や企業が民主主義を買い取って「金権主義」にしている。 日本はこの滅び行く大国と同じ道をたどろうとしている。 いまこそ、アメリカを手本にする限り幸せになれないことを知るべきだ。”

■転機に立つ日本(1992年10月初版発行:光文社)
日本人よ、勤労の精神を忘れるな
“米国にいわれるままに「時短」を推し進める日本。どの程度働けばもっとも幸せで、健康で、生活水準を保てるのかを日本人は考える時にきている”

■日本は悪くない(1990年6月初版発行:ごま書房)
アメリカの日本叩きは「敗者の喧燥」だ
“日本の市場は閉鎖的でも特殊でもない。米国製品が負けるのは、米国製品に競争力がないからだ


いい加減目を覚ましましょうか。
私が、勝手に言っているのではないんですがねえ・・・・・・
日本はまだ破滅への道を歩むのでしょうか・・・・