【 Target  】   戦略、あるいは目標の重要性

夢も希望もなくした日本。今が立ち上がる時。言論・思想・発想の自由・権利のあるうちに。目指すは自民党解体。

衆院選挙の結果についての捕らえ方

2009-09-01 | 戦略思考
 こんばんは、
久々の更新となります。
今回の予想と結果、今後の動向を書き記しておきます。
民主党が大勝し、自民党が大敗するのは支店ブログで予想したとおり判っておりました。証拠の記事を示します。


livedoor Blog   鶏屋の若旦那奮戦記より 

自民党は都議選・衆議員選で歴史的敗北をする。静岡知事選の結果で明らかである。 2009年07月06日http://blog.livedoor.jp/toriya555/archives/52281159.html

 

麻生 都議選は惜敗を期して!と力強く宣言!する動画
  http://www.youtube.com/watch?v=5jnWUTcw92M


◆ 静岡知事選挙で産経新聞から、一部抜粋します。

 川勝氏は、比較経済史専門の経済学者。安倍内閣では教育再生会議の分科会主査や「美しい国づくり」企画会議の委員などを務め、有識者メンバーとして国政にかかわった。「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者にも名を連ねている。

       < 抜粋終了 >

 静岡県知事に当選した川勝氏は、与党内閣側の政策に関与していた人物だ。それでも民主党推薦によって当選した。しかも民主党は推薦候補を一人に絞り込めず、票が分散されるという厳しい状況にあったが、見事に勝利をおさめている。

 この事からもわかる通り、有権者が希望しているのは候補者の実力ではない。ましてや候補者への政策への期待感でもない。肝心な投票の決め手となるのは、自民党ではない事だ。

 自民党は、都議選・衆議員選で大敗北を喫するのである。大手メディアが、血眼になって懸命に民主党を政治資金でどんなに吊るし上げようが、もはやこの流れは止まらないであろう。

            < 引用終わり >


とまあ、ひと月ほど早く都議選予想を交えて早々と結果を的中させました。単なる感ではありましたが、私が日頃から提唱している戦略思考の賜物です。世の中の流れを読み解く力を身につければ意ともたやすい事です。支店ブログで繰り返し発言している経済危機もこれから本番がやって来ます。この事は、副島隆彦氏が5年前から言っている通りで、近頃ではジョージ・ソロスやジム・ロジャース、少し前にはニューヨーク私立大学のルービニ教授までもが遅れてはならずと、恥を覚悟で経済回復を発言してからものの数週間で前言を撤回せずに経済悪化を口にしました。遅くとも、さ来年までには経済恐慌がやって来ます。昨年の危機などは入り口に過ぎません。

 今回の小沢民主党戦略は見事過ぎる采配でした。それにも増して、日本国民の冷静な投票行動には驚かされるばかりです。( 本来は4年前の郵政選挙で決着を付けなければならない、その後に大きな傷を広げた問題となって行われた今回の選挙でした。 )諸外国の政権交代劇には、選挙戦の熱狂と勝利政党を祝ってのドンちゃん騒ぎが付きものなのですが、怖いほど日本は静かです。しかも、投票日を24時間テレビと同じ日にぶつけたり、のりピー覚せい剤報道合戦やら、挙句の果てには一部投票時間の繰上げ操作など汚い手法で投票率を下げようとする方法が採られましたが、見事に日本の有権者達は、政治の根幹をもぎ取った。それが今回の選挙です。今回のテーマは、政権選択の様なぬるま湯ではなく、 『 国民生活の存亡をかけた政権交代 』が主題の選挙でした。

 民主党の発言で一番印象に残ったのが、選挙戦序盤に鳩山代表が記者会見で言い放った『 今こそ明治維新 』です。本物の歴史をかじった人にしか判らない隠語を発言しました。なんとも奥深い言葉でした。その次に印象的だったのは、『 日本の安全保障には、第七艦隊だけで充分だ。あとはお引取り願う。』 という小沢発言でした。日本の行く末を見据えている政治家だけが言える偉大な言葉です。これが実現出来るかどうかに日本の命運はかかっている。マニフェストだの、政権公約だの、政権与党としての厳しい責任などと世間は抜かしているが、そんな事は蟻ほどに小さいレベルの話です。民主党には間違った公約が幾つかあるが、私の予測で行くとコロッと政策の転換を図る民主党ですからあまり心配していません。民主党の最大の利点は、労働組合がついている点です。生活者の声を反映する組織を抱えているため、政策に反映されやすく、批判が多ければ政策を変える素晴らしい政党だと思います。

今回の選挙で一番良かったのが、自民党の大敗でしょう。そのついでに、大物が落選した憲法の政教分離に反する創価学会・公明党が大敗した事です。このふたつのインチキ政党は、あらゆる法律や手段を用いて日本の社会から葬り去らなければなりません。もう一度二大カルト政党が政権をとる事があれば日本は地獄と化すでしょう。

 これから先、民主党は官僚や大手メディア等の表の勢力の画策や、表に出ない裏社会からの攻撃にさらされる事になる。それでも私たちは、今後4年間は、民主党を支えて行くべきだ。直近の選挙として来年夏には参議院選挙がある。アメリカ財界人の手先となって働く売国奴らが攻撃を止めるまで戦い堪え続けなければ、豊かな日本は実現しない。繰り返すが、政界再編はあってもいいが、それが自民・公明への回帰であってはならない。

 忘れてはならないのが、経済危機はこれからが本番だという事。世の中の景気と言うものはさらに悪くなるという自然現象的な雪崩が襲って来るという事を頭に入れておいて下さい。それは、民主党の政策うんぬんの問題ではないという事を。( 今回の自・公政権惨敗には、ワザと負けたフシが多く見受けられた。 )

 民主党は、原口一博と田中真紀子、田中康夫らを前面に押し出せばいい。広告塔として大衆を魅了してくれるだろう。彼(女)らをずっと見て来たが、申し分のない資質の持ち主達だ。日本の舵取りを任してもお釣りが来るだろう。しかも、選挙にも強い。
何度か触れたが、私は民主党支持者ではない。


 表向きの、在り来たりの政治の話など糞くらえだ。

 私の率直な考えです。

                        以上 : 鶏屋 拝


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