2023年の小中高生の自殺者数が513人に

2024年04月01日 10時03分07秒 | 社会・文化・政治・経済

去年の小中高校生の自殺 前年に次ぎ過去2番目に多い見通し

2023年の1年間に自殺した小中学生や高校生は、暫定値で507人と、過去2番目に多くなる見通しで、文部科学省は一人1台配っている端末を、相談や健康観察に活用するなど、悩みを抱えた子どもの早期把握に取り組むよう全国に通知しました。

 2023年の小中高生の自殺者数が513人に上り、過去最多だった前年(514人)から高止まりしていることが29日、警察庁の自殺統計(確定値)に基づく厚生労働省のまとめで分かった。

新型コロナウイルス禍の影響とみられる。

全体は2万1837人(前年比44人減)。女性は6975人(160人減)で4年ぶり減、男性は1万4862人(116人増)で2年連続増だった。

報道発表資料の概要

令和5年中の自殺者数(確定値)は21,837人であった。

発表資料

去年の小中高校生の自殺 前年に次ぎ過去2番目に多い見通し

厚生労働省が発表した統計では、2023年の1年間に自殺した児童生徒の数は、暫定値で507人で、
▽高校生は、前の年より12人少ない342人
▽中学生は9人多い152人
▽小学生は4人少ない13人でした。

確定値で514人と過去最多となった2022年に次いで、2番目に多くなる見通しで、文部科学省は27日に全国の教育委員会などに予防に向けて取り組みを進めるよう通知しました。

通知では「おととし同様に高い水準で極めて憂慮すべき状況にある」とし、2022年の事案の分析では、学業の不振や、入試の悩みなどが関係しているとみられるケースが多いとしています。

そのうえで、長期休み明けに増加する傾向があるほか、3月は進路に迷う児童生徒も多くなるとして、進路指導や見守り活動を丁寧に行うよう求めました。

また、小中学生に一人1台配備されるタブレット端末も、相談や健康観察に積極的に活用するなどして、悩みや困難を抱えた子どもの早期把握に取り組み、兆候が見られたら、教員が抱え込まずに保護者や医療機関などとも連携して、対応にあたるよう呼びかけています。

 

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