FⅠ奈良競輪競輪 奈良はきもの杯(3月15日)
並び 1-5 6-2 4-7-3
レース評
展開に応じた攻めができる松谷が中心。再連係の勝瀬が追走に集中しワンツーへ。初日の再現狙う近畿勢や竹澤も怖い。
一番人気1-5 2・6倍
二番人気1-2 4・7倍
競輪ファンたちの松谷 秀幸選手への期待値がオッズ表にストレートに反映されていた。
だが、絶対がないのが競輪である。
過去に、「勝負だ」と大金を投じで手痛い目に遭った競輪は少なくないだろう。
例外にもれず輪子の父親は、競輪仲間の制止を振り切り一番人気に200万円を投じたのである。
「虎ちゃん、裏も押さえたら」と仏壇屋の時ちゃんが言う。
一番人気の2-3が4・5倍。
裏の3-2が10・2倍だった。
200万円を2分して車券を買うべきだったのだ。
<裏目千両>とは言ったものだ。
2番選手はゴール寸前マークする3番選手に差されてしまったのだ。
裏目の3-2で決まって父親は茫然として、暫く席から立てなくなったそうだ。
「裏目に泣いた虎ちゃん」
競輪仲間の語り草の一つとなる。
輪子は取手一高出身で、父親は取手二高出身。
祖父の後を継ぎ農家になるのを嫌い当時は農業系の高校取手一高ではなく、取手二高へ進学したのである。
なお、取手一高は、昭和58年農業科の募集を停止している。
「勝負だ!」と一番人気に大金を投じる競輪ファンを見かけると輪子は運に見放された父親のことを思い出す。
思い込みが強い性格が災いしていたようだ。
輪子は野球大好き人間なので、元プロ野球選手だった松谷 秀幸選手を応援している。
でも、この日は車券を買わずに場内テレビで観戦していた。
1番人気松谷 秀幸選手 競走得点111.40 勝率22.2 2連対率40.7 3連対率66.6
メンバ中では抜けており、軸になると期待された。
でも、7番北野 武史選手にブロックされて後退(牽制を受けて捲れず)まさかの6着に沈む。
7者の競争としては、競輪ファンたちが驚愕するような大穴車券に。
競輪は<走る格闘技>とされる所以。
考察
大穴の条件
ラインの3番手の選手が1着になる時。
競輪ファンの大半が、番手有利で、3番手は不利と軽視する。
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 柴崎 俊光 | 9.8 | 差 | 内突き鋭く | |||
△ | 2 | 4 | 竹澤 浩司 | 1/8車輪 | 10.0 | 逃 | B | 援護受逃粘 |
○ | 3 | 5 | 勝瀬 卓也 | 1車輪 | 9.8 | コース突き | ||
▲ | 4 | 7 | 北野 武史 | 1車身 | 10.0 | 外張り伸欠 | ||
× | 5 | 2 | 藤田 勝也 | 1/2車輪 | 9.9 | 佐山と共倒 | ||
◎ | 6 | 1 | 松谷 秀幸 | 1車輪 | 10.0 | 牽制受捲ず | ||
7 | 6 | 佐山 寛明 | 2車身 | 10.2 | 捲り合され |
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