いじめと探偵

2021年03月23日 18時11分32秒 | 事件・事故

阿部泰尚 (著)

使いっ走り、カツアゲ、万引きの強要、度重なる暴力、そしてクラスメイトによる集団レイプまで、いじめはさまざまだが、ほとんどの被害生徒は、いじめを必死に隠し周囲に相談しない。仮に子供が告白し、親が学校に相談しても、多くの学校は調査すらしない。そればかりか「証拠を持ってこい」と言う。そこで調査、尾行、録音・録画に秀でた探偵の出番となる。いじめ調査の第一人者が、実際に体験した具体的な事例を挙げて、証拠の集め方、学校や加害生徒の親との交渉法や解決法を伝授。いじめという社会の病巣に斬り込む。

著者について

1977年、東京都中央区生まれ。T.I.U.総合探偵社代表。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー。東海大学卒業。国内唯一の長期探偵専門教育を実施するT.I.U.探偵養成学校の主任講師・校長も務める。セクハラ・パワハラ被害者が被害の証拠を残すために行う当事者録音において日本随一の技術を誇り、NHK「クローズアップ現代」などで取り上げられる。2004年、探偵として初めて「いじめ調査」を受件し、以降、約250件のいじめ案件を手がけ収束解決に導く。 --This text refers to thepaperback_shinsho edition.
 
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ホーム>連載コラム「いじめの現場から」>いじめられっ子にも原因があるというのは、 大きな間違いです
連載コラム「いじめの現場から」
2015年01月22日
いじめられっ子にも原因があるというのは、 大きな間違いです
 
いじめが起きて、それが問題化すると、いじめられるにも原因があるはずだという議論が、
よく起ります。
しかし、これは、最も悪い加害者保護の習慣であり、いじめられた事が悪い、
いじめられっ子は、いじめられる落ち度があるのだという大きな間違いなのです。
私はよくこういう事を耳にします。
いじめの被害を受けた子は、いじめられた事を隠します。
隠すことは、恥ずかしかったり、心配をかけたくなかったり、
色々な葛藤があるのですから当然です。
それでも、耐えきれなくなったとき、先生や親に助けを求めるのです。
その求め方は不器用かもしれません。
しかし、それは、最初で最後のヘルプなのかもしれないほど、重要な事なのです。
そんな必死の声に、「嫌だとちゃんと言ったのか?」という質問を先生や親がしているのです。
特に、指導という領域では、「嫌だ」と強く主張しなさい!と統一されているかのように声をそろえているように感じます。
まず、ほとんどの子は「嫌だ」「やめて」と主張しています。
ところが、その叫びは弱く、か細いものが多いのです。
こうしたとき、余計にいじめが酷くなるケースが多い。
「嫌だ」「やめて」で止まるケースは、いじめている子より圧倒的に強く、
満ち溢れる怒りと勢いで押し切るほどの強さがあります。
また、あまり主張をするのが苦手だという事から、いじめの対象となるケースも多い。
だからいじめられるのだというのは横暴な意見であり、彼らは人と争う事を嫌い、
とても思いやりがあって優しい子達ばかりです。
 
さて、話を戻しますと、いじめられた子の多くは、「嫌だ」「やめて」と言っています。
本人にとっては、その叫びは必死でした。
それでも酷くなり、もう限界というところで、隠す事を止めて、やっといじめられたという告白をしているのです。
そんな子に「嫌だ」と言ったのか?という問いは、「君にも落ち度があっただろう?」
「君はちゃんと対処をしていないよね?」というような意味に取れてしまいます。
それこそ、いじめられた側にも非があるといっているのと同様だと思えるのです。
いじめには確かに原因があるものもあるでしょう。
しかし、原因らしき原因が無いものもたくさんあるのです。
いじめをすることこそが悪であり、それを受けた側には非はありません。
では、もしも、いじめの告白を受けたらどうすればよいか?
共感し、まずは受け止めてください。
 
大人はみんな子どもだったときがあります。
だから、自分が子どもだったときに戻って、もしも自分ひとりが同じ目にあわされたらどう思うか、一緒に感じてください。
 
いま日本では凶悪な「いじめ」が増えています。
傷害や恐喝といった、大人の世界なら間違いなく犯罪となるような凶悪な行為が、子どもの世界で起きています。それらは「いじめ」という便利な言葉に言い換えられ、大人には理解できない出来事のように語られています。
 
ユースガーディアンは調査、証拠収集など専門的な手法は持っています。
しかし、わたしたちは、いきなり証拠収集は始めません。
証拠はいじめの事実を証明するものではありますが、いじめの被害にあった子どもの心を直接救うものではないですし、被害にあった子どものおとうさん、おかあさんの心を救うものでもありません。
必要なのは、起きてしまった事実を本気で話し合う事です。
そのためのサポートをユースガーディアンは行います。
そして、いじめ解決に向けて証拠収集を始めていきます。
 
「近頃の子どもは変わった」
 
本当にそうでしょうか。本当に変わってしまったのは子どもではなく、大人ではないでしょうか。
私たち大人が変わってしまったから、子どもを変えてしまった。
そう思うのです。
良いこと、悪いこと、望む、望まない、関係なくいつだって子どもは大人の影響を受けて生きています。
子どもが熱中する、テレビも、ゲームも、ケータイも、「いじめ」が起きている学校だって、私たち大人がつくったのです。
大人が変われば、そこで起きていることも必ず変えられます。
 
「近頃の大人は変わった」
 
いつの日か子どもたちからそう言われることを願い、今日も私たちユース ガーディアンは活動を続けます。
 
 
代表の紹介
 
代表:阿部 泰尚 (あべ ひろたか)
 
1977年、東京都中央区生まれ、東海大学卒業。
2004年に、日本で初めて探偵として子どもの「いじめ調査」を行ない、当時ではまだ導入されていなかった「ICレコーダーで証拠を取る」など、革新的な方法を投入していき、解決に導く。
それ以来、250件を超えるいじめ案件に携わり、NHK「クローズアップ現代」をはじめ日本テレビ、テレビ朝日、TBSラジオ、朝日新聞、産経新聞他多くのメディアから「いじめ問題」に関する取材を受け、積極的に発言をし続けている。
 
著書に「いじめと探偵」 (幻冬舎新書 2013/7/28)。日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー、国内唯一の長期探偵専門教育を実施するT.I.U.探偵養成学校の主任講師・校長も務めている。
 
特定非営利活動法人 ユース・ガーディアン
所在地 : 〒158-0097
東京都世田谷区用賀2−26−3
 
 
 
部分的には、アウトロー小説かと思うような過激な内容も含まれていますが、実際の出来事だということなので、これが現実なのでしょう。自分も学生時代は、いじめられる側でしたが、今思えば、著者の言うように大人なら立派な犯罪行為である、暴行などを受けていました。この本を読むと、いかに世間でいじめ問題が表面的にしか語られていないかが分かります。多くの子どもが大人の都合で見捨てられていると感じます。読んで、損したと思うことはまずない本だと感じました。
 
 
 
この本は 嘘でも、大げさでも無い。
事実を 皆が知らないだけ
不登校の親は 絶対読んで欲しい。
学校や先生に騙されず、我が子の身にも起こっているのでは?という認識でいて欲しい。
あなたの子供は弱く無い。身を守る為の行動です。
理解する為に必要な本です。
 
 
読んでて、冷静ではいられない所がいくつもあった。小学生でも性犯罪が行われているという事実に愕然とする。そうだろうなとは思っていたが。いじめに対して逃げ腰の学校に腹が立つ。最後の砦として、探偵があるというのは少し安心できる。
 
 
探偵の阿部さんの書いた本。メルマガもいつも呼んでます。阿部さんの経験した実話を紹介してくれてます。現代のいじめはホントに昔とは違う。スマホ等を使って、画像や動画まで撮影される。いじめに悩んでいる人、親御さんは読むといいです。対策方法がよくわかります。オススメです。阿部さんいつも睡眠時間短いのは気になる。数日徹夜とか・・・。阿部さん毎日7時間は寝てね。
 
 
著者の阿部氏は、ここのところテレビ、ラジオ、雑誌などにとにかく出まくっている。
それだけ「いじめ」に対して、世間が問題意識を抱えている表れであろう。

いじめ法案成立とジャストタイミングでこの本が出版されたのも偶然ではない。
阿部氏は、これまで本業の探偵業とは別に、しかし探偵としての専門家の知識・経験を最大限に活用することでいじめ問題にまじめに取り組んできた方である。

阿部氏は探偵としても「探偵が依頼する探偵」として名高い。

とにかく、ここまで信念を持って本気で自分の業に取り組んでいる方がいるというのは本当に心が救われる。
これからも阿部氏の動向に注目したい。
 
 
子持ちの父親・母親、それに子供本人にも読んでほしい一冊。
いじめを解決するには、親や学校に相談する以外にも手段があるということを子供本人にも知ってほしい。

学校の先生はただでさえ激務のため、先生が一人ひとりの生徒を確実にフォローするには限界があるかもしれない。それが子供にも伝わり、相談しても解決できないだろうと感じ、心を閉ざしてしまう悪循環・・・という最近の教育現場も赤裸々に綴られている。
 
 
いじめとは、親がしっかりと子供を見守り気持ちを受け止め、学校は問題を先送りせず現実に向き合って子供たちのために対処すれば解決できることが大半で、探偵など介入しなくても良いのだ、という言葉が心に重く響きました。
自分は子供をほんとうに見守っているのか?ただ見守った気になっているだけではないのか?
子供の気持ちをちゃんと受け止められているのか?
読みながら色んなことを改めて考えさせられる本でした。
 
 
ある中学の「いじめ防止基本方針」というのを読む機会があったのだが、読んでて、「いじめ」って何と考えてしまった。そこで「いじめ」について書かれている本を探していてこの本に出会った。今、学校で何が起こっているのかを探偵自身が実際に関わった事例を基にまとめられている。他人事と思わないで、いろんな方に読んでもらいたいと思った
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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