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上海と日本の結びつき

2018年09月12日 10時12分23秒 | 社会・文化・政治・経済
発言:変わる上海に興味・関心を=片山和之・上海総領事 - 毎日新聞

9月11日 -上海と日本の結びつきは強い。在留邦人数、日系企業の拠点数、日本人学校の生徒数のどれをとっても世界最大規模だ。上海総領事館の管轄地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)には日本の対中投資の約80%が集中しており、日中貿易の約40%、中国の在留邦人数の半数弱、中国の日系企業拠点数の約70%が集中しちる。
現地の中間層、富裕層、青年層の日本に対する関心が非常に高い。
日本語を学んでいる若者のほとんどは幼いころから日本のアニメの影響を受けている。
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「日中関係はまだ理想的な状況ではない」
 片山和之・上海総領事が都内で会見
2017年8月3日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見する片山和之・上海総領事(三塚聖平撮影)
 片山和之・上海総領事は3日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見し、現在の日中関係について「政治関係は改善に向かっているが、まだ理想的な状況ではない」との認識を示した。今年は日中国交正常化から45年の節目に当たるが、両国関係をめぐり微妙な状況が続いている実態を強調した。

 一方で、日中の経済関係について「好むと好まざるとに関わらず『運命共同体』として結びついてしまっている。対岸の火事として中国経済を述べることはできなくなっている」と指摘。その上で、今後の日中関係のあり方について「情緒的な関係から、ドライな共通利益に根ざした関係をつくる必要があるのではないか」と訴えた。

 片山氏は、戦前期に上海で勤務した日本人外交官の活動をまとめた『対中外交の蹉跌-上海と日本人外交官』(日本僑報社)を出版。外相を務めた松岡洋右など11人の外交官の活動を通じ、戦前期における外務省の対中外交の限界と挫折の背景を分析し、現在の日中関係に与える教訓などを示している。

 片山氏は「軍刀の前に沈黙を余儀なくされたのが、当時の外交官や政治家の現実だったのではないか」などと分析した。

上海の日本人留学生から見た中日関係 両国は切っても切れない関係
人民網日本語版 2014年10月08日14:34

冷え切った中日関係が、春の訪れを待っているとすれば、一般人の生活の中では既に堅い「氷」を突き破ることのできる、積極的な見方が存在し始めているはずである。少なくとも、上海で暮らす日本人留学生の倉岡駿(24)さんと横山宗幸さん(30)はそのような見方を持っている。文匯報が報じた。

報道と本当の中国は違う

倉岡さんは放課後に、懐かしい日本の味を求めて友人とよく喫茶店を訪れている。そんな倉岡さんを、多くの中国人の友人は親しみを込めて「倉先生」と呼んでいる。

中国で絶大な人気を誇るAV女優・蒼井そらが「蒼先生」の愛称で知られ、倉岡さんの愛称も、中国語でそれと同じ発音の「倉先生」。
このような中日の民間交流は、倉岡さんが日本にいたころに想像していたようなものでは決してなかった。倉岡さんは「本当の上海」の状況をすぐに感じ取ったという。
日本のメディアが報じている中国は、本当の中国ではなかったのだ。
「上海で、日本に興味を持つ中国人は、想像していたよりも多かった。日本語が話せる人や日本で流行している文化を知っている人、日本の商品が好きな人も多い。そのような人が日本が好きかは分からないが、両国の国民の生活を結び付けるものは、確かに存在している」と倉岡さん。
倉岡さんより6歳年上の横山宗幸さんも、中日を結び付けるものを感じている。「中国」と聞いて連想する言葉として、横山さんは、「歴史感」と「多民族」を真っ先に挙げた。前者は、長い歴史を誇る文明を示し、後者は多元化された文化を表す。
「中国の日本に対する影響を軽視することはできない。例えば、食文化。日本の中華料理は、日本人に合わせて改良されているが、街の至る所で見ることができ、日本の食生活に根付いている」と横山さん。
「上海に来てから、想像よりも開放的な雰囲気が漂う中国を目にし、民営経済のたくましい発展が印象的だった」という。
互いに対する見方の見直しを
上海で落ち着いた生活を送ることができており、日中関係の悪さを感じることはほとんどないという倉岡さんと横山さん。それでも、時々、日中関係について考えるという。

「中国の経済が発展するにつれ、中国の存在感が増し、日本経済に対する影響力も増している。これまでの中国と日本の力関係も変化している。新たな局面に適応するには時間が必要」と横山さん。
一方、倉岡さんは、「歴史に対する認識という問題は、中日両国の『茎』。日本が過去に中国を侵略したことが根本的な原因。それでも、『これまでずっと、両国の関係が足踏み状態なのはなぜか?』などの問題は熟考するに値する」と語る。

倉岡さんは、「両国において、お互いの認識を正確に伝えることはとても重要。交流が減ると、誤解が生じやすくなる。
この点、日本は、中国の発展により、たくさんのチャンスができ、日本人の生活と中国は切っても切れない関係になっているということを見直さなければならない」とし、「多くの日本人も、歴史における日本だけでなく、今の日本も中国人に見てほしいと思っている」との見方を示す。
横山さんも、「もっと具体的にお互いを知り合わなければならない。単に『日本人』とか『中国人』とか、大きなレッテルで相手を見てはいけない。僕は日本人だが、日本という国を代表しているわけではない」と語る。(編集KN)

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