福岡地裁公判
11/15(金) 毎日新聞
福岡市で昨年6月、「Hagex(ハゲックス)」のハンドルネームで活動していた有名ブロガーでIT講師の岡本顕一郎さん(当時41歳)を刺殺したとして殺人罪などに問われた同市東区の無職、松本英光被告(43)の裁判員裁判が15日、福岡地裁(岡崎忠之裁判長)であり、検察側は懲役20年を求刑した。判決は20日。
検察側はこれまでの公判で、被告が投稿サイトで他のユーザーを罵倒する書き込みを繰り返し、サイトの運営会社に何度もIDを凍結されたことが事件の発端と指摘。被告はID凍結を岡本さんを含む通報者によるネットリンチと思い、面識のない被害者を殺害した動機について「身勝手かつ理不尽極まりない」と主張していた。
松本被告は起訴内容を認め、弁護側は病気の影響で判断能力が衰えていたなど心神耗弱状態だったとして刑の減軽を求めていた。
起訴状によると、松本被告は昨年6月24日午後8時ごろ、同市中央区の起業支援施設でITセミナーの講師をしていた岡本さんの首や胸をナイフで多数回突き刺し、殺害したなどとされる。【柿崎誠】
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