被害総額はおよそ10億円か
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【写真で見る】フィリピンの収容施設で“ピースサイン” 詐欺の疑いでフィリピンから移送中の飛行機の中で逮捕されたのは、いずれも住居不詳・無職の清原淳容疑者(30)と上田鴻志容疑者(27)、沢田昌哉容疑者(44)、鈴木清二容疑者(30)です。
捜査関係者によりますと、4人は去年7月、仲間と共謀し、拠点としていたカンボジアの首都プノンペンのアパートから長野県大町市に住む80代の女性にうその電話をかけ、現金275万円をだまし取った疑いがもたれています。 清原容疑者ら4人は「闇バイト」で集まったとみられ、プノンペンを拠点に日本に詐欺の電話をかけていた特殊詐欺グループに所属していたということです。
4人はいずれも「かけ子」だったということですが、清原容疑者はこの拠点の責任者でもあったということです。
このグループをめぐっては、去年「闇バイト」を通じて集められたとみられる男25人がカンボジアで身柄を確保され、その後、逮捕されるなど、これまでに男29人が起訴されています。
今回、移送・逮捕された4人は拠点への摘発前に隣国のフィリピンに逃走していましたが、今年7月、フィリピン当局に拘束されていました。
警察は去年、プノンペンの拠点から、パソコンや携帯電話、高齢者の個人情報が書かれた名簿などを押収していて、このグループによる被害総額は10億円に上るということです。
一方、このグループをめぐっては、リーダー格の男を含む日本人の男3人がタイのバンコクに逃走したという情報があり、警察はグループのさらなる実態解明を進める方針です。
TBSテレビ
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