競輪場の1万円は車券が外れれば紙屑に!
大きく浮いたら、即刻<勝ち逃げしよう>。
それが鉄則。
競輪友の我孫子の勝負師タケさんは、午後3時30分過ぎに競輪場に姿を見せる。
車券を買わずにレースの流れを観ている。
11レースと12レースに絞って勝負する。
GⅢ 久留米競輪 中野カップ
6月29日 最終日5レース
タケさんの元仕事仲間(大工)のケンさんは、5レースの3-1-9 7万7,040円(176番人気)300円的中させ大騒ぎをしていた。
よほど嬉しかったのだろう。
徳さんの車に乗せてもらって競輪場へやってきたので、「当たり金だ!」と1万円札を進呈していた。
だが、その後は負け続けて、残ったのは7万円ほどに。
「相変わらず、バカだな」と勝負師タケさんは苦笑する。
競輪場の塀の外に、食堂が存在するが、2年ほどコロナ禍で閉店したままだ。
ここで、ビールでも飲んで熱くなった頭を冷ますべきだが、今はそれもかなわない。
車券を買って食堂のテレビで観戦する光景が頭に浮かぶ。
並び 3-9-4 5-2-6 8-7-1
レース評
奥出がブンブン逃げるがスピード一息で他線の捲り合戦と読める。まずは片岡ラインが本線、第二ラインに関東勢とする。
5レース
並び 3-9-4 5-2-6 8-7-1
レース評
奥出がブンブン逃げるがスピード一息で他線の捲り合戦と読める。まずは片岡ラインが本線、第二ラインに関東勢とする。
3-1 1万2,300円(34番人気)
3-1-9 7万7,040円(176番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
× | 1 | 3 | 鈴木 謙太郎 | 11.9 | 捲 | |||
2 | 1 | 小林 信晴 | 1車輪 | 12.2 | 差 | |||
△ | 3 | 9 | 内田 英介 | 1/2車身 | 11.9 | |||
4 | 4 | 吉田 勇人 | 1/2車輪 | 11.8 | ||||
注 | 5 | 7 | 伊藤 健詞 | 1/4車輪 | 12.2 | |||
◎ | 6 | 5 | 片岡 迪之 | 1/2車輪 | 12.3 | |||
○ | 7 | 2 | 吉川 嘉斗 | 1/8車輪 | 12.2 | |||
▲ | 8 | 8 | 奥出 良 | 1車身 | 12.7 | B | ||
9 | 6 | 葛西 雄太郎 | 3車身 | 12.6 |
戦い終わって
鈴木謙太郎は他派が先行争いで脚消費する中で、グッと脚を溜め最終バック過ぎから捲上げて直線大外を強襲。昨日に続いての連勝で今開催を締めた。「昨日出して貰ったセッティングのおかげで凄い良いイメージで踏めましたね。セッティングって大事だなって初めて思いました。昨日の1着も嬉しいけど、今日の9車での1着は本当に嬉しい。まだ余力がある感じなので、もう少し爆発してくれれば」。
連係乱れて、自らタテ踏み2着粘った小林信晴は「奥出君は余力ある感じだったし、せっかくのラインなので追い上げて様子見ようと思ったんだけど、彼も結構脚を使ってたしタレてる感じだったのでそのまま踏ませて貰いました。自分にもう少し余裕があれば良かったんですけどね。もうとにかく倒れそうにきつい(笑)」。
12レース 決勝戦
並び 1-6 9-4 8-5 7(単騎) 3(単騎) 2(単騎)
レース評
全く横一線の決勝戦。宮杯準Vで進化した吉田に期待。相手は同じく単騎稲川の自在戦。山田−吉本や岩本の一発に注。
7-8 6,010円(29番人気)
7-8-9 4万6,220円(190番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
◎ | 1 | 7 | 吉田 拓矢 | 11.5 | 捲 | |||
2 | 8 | 門田 凌 | 1/2車身 | 11.0 | 差 | |||
3 | 9 | 取鳥 雄吾 | 1/2車身 | 11.8 | B | |||
▲ | 4 | 5 | 香川 雄介 | 1/2車身 | 11.0 | |||
× | 5 | 1 | 山田 英明 | 1車身1/2 | 11.5 | |||
注 | 6 | 2 | 岩本 俊介 | 3/4車身 | 11.1 | |||
○ | 落 | 3 | 稲川 翔 | |||||
△ | 落 | 6 | 吉本 卓仁 | |||||
失 | 4 | 桑原 大志 |
戦い終わって
地元の吉本卓仁を背負った山田英明が先行態勢に入ったが、すかさず取鳥雄吾がホーム過ぎに叩き切り主導権。その3番手に乗っていた吉田拓矢が捲りを放ちV奪取。「取鳥さんのところに付いていって、2コーナーで仕掛けた時に行けると思いました。ただ桑原さんのブロックはさすがにキツくてヤバいと思ったけど乗り越えられて優勝できて良かった。佐世保でも記念を優勝できているので九州地区は相性が良いですね。昨日の準決は疲れがあって体が重かったんですが、昨日より状態はマシでしたね。しっかり仕掛けて1着が取れたので良かった」。
番手の桑原大志は吉田を張りながら落車。後続も乗り上げてしまい、取鳥が2着に逃げ粘るかに、後方で脚を溜め落車を避けた門田凌が直線外を伸びる。「作戦は特に考えていなかったんですが、吉田君が仕掛けた時にしっかりそこにスイッチしていければまた違う結果になったかも。見てしまって反応が遅れたのが今の現状ですね」。
逃げ残った取鳥が3着。「山田ヒデさんが行って、すかさず構えずに反応して仕掛けられたのは良かった。ただ自分なりにカカっていたと思うけど、桑原さんが仕事をして落車してしまっているし、カカリもそれほどではなかったのかな」。
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