goo blog サービス終了のお知らせ 

超満員の甲子園でやり返せ!阪神7度目完封負けで連勝ストップ 

2022年05月04日 08時27分33秒 | 野球

糸井“コンディション不良”響く

6回、好機で三邪飛に倒れ悔しがる佐藤輝(撮影・飯室逸平) 満員となった甲子園球場2枚
 「阪神0-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 せっかく満員になったのになぁ。阪神は今季7度目の完封負けを喫し、連勝は6でストップした。直近5試合で14打数8安打と大当たりしていた糸井嘉男外野手(40)をコンディション不良で欠いた打線は、ヤクルト・小川の前に沈黙。甲子園では3年ぶりとなる大観衆の前で白星を挙げられず、矢野監督は悔しさをにじませた。

 この日、最大の見せ場で三邪飛を打ち上げた瞬間、佐藤輝は思わずバットを地面にたたきつけて悔しがった。

 六回、先頭の坂本が安打で出塁。続く西勇は送りバントを失敗したものの、近本が安打と二盗で1死二、三塁の好機を作った。前売り券は前日までに完売。7連勝を信じる今季最多4万2483人の観衆が、激しくメガホンを打ち鳴らす。

 だが、中野が浅い中飛に倒れて2死に。期待の佐藤輝が徹底的なインハイ攻めの末、力ない三邪飛に打ち取られて無得点に終わると、満員の聖地がため息に包まれた。

 開幕戦では3回4失点でKOした小川の前に、今季チーム7度目となる完封負け。矢野監督は「真っすぐが結構、割合的には多かったし、コーナーにも来ている感じはあったのかなと思うけど…。それでもゼロじゃねえ」と思わず嘆き節だ。

 練習では通常メニューをこなしていた糸井がスタメン落ちし、最後まで出番なし。「コンディションが整っていなかった」と指揮官は説明したが、好調なベテランを欠いた打線は相手より多い、6本の安打を放ちながら、いずれも単打。六回以外は得点圏に走者を進めることすらできなかった。特にこの日は3番・佐藤輝、4番・大山を完全に封じられたのが痛かった。

 東京ドームで巨人に3連勝を決めて甲子園に帰還したが、3試合で計21点をたたき出した勢いは見る影もなかった。小川が良かったのか、阪神打線がしょぼかったのか。「それはどっちもあるんじゃないの」と指揮官は首を振る。

 まさか開幕当初の“暗黒期”に逆戻りしたわけじゃあるまい。矢野監督は満員の観客の前での完封負けに「喜んで帰ってもらいたいと思ってたけど。悔しいし残念。喜んで帰ってもらえるように頑張ります」と2、3戦目での逆襲を誓う。4日も前売り段階で入場券は完売。天気も引き続き快晴の予報だ。今度こそ超満員のファンに、強い阪神を見せたってくれ!

 ◆甲子園の満員 観客は今季最多

4万2483人だった。球団広報によると、新型コロナウイルス感染拡大による入場制限が3年ぶりにない今季の甲子園球場で初の完売。2019年の最多入場者数は4万6788人だったが、アルプス席の座席数減少もあり、完売であっても同程度の数字にはならないという。

 


岡田彰布氏 阪神はヤクルトバッテリーの“変化”に対応できず 中村のリードに苦戦

2022年05月03日 21時23分02秒 | 野球

5/3(火) 18:36配信 デイリースポーツ

 「阪神0-3ヤクルト」(3日、甲子園球場)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が3日、阪神-ヤクルト戦を解説した。阪神は開幕戦で攻略した小川に零封負けを喫した。岡田氏はヤクルトの捕手・中村が直球を貫き通したリードを挙げ、阪神打線がヤクルトバッテリーの“変化”に対応できなかったことを指摘した。

【写真】徹底してインコースを攻められる佐藤輝

   ◇  ◇   

 阪神打線は開幕戦で攻略した小川を攻略できずに零封負けを喫した。この日から1軍復帰し、小川とバッテリーを組んだ中村のリードに対応できなかったように見えた。

 小川は開幕戦で古賀とバッテリーを組んで3回4失点。被安打11本のうち、8本が変化球を打たれたものだった。

 中村は当然、前回の阪神対小川の映像を見て、今回の試合に臨んでいる。さらに小川は中12日の登板でボールのキレが良かった。2段モーションで直球が走ると、打者はタイミングが取りづらい面もある。中村は小川の状態も考慮した上で、阪神打線に直球主体の攻めで的を絞らせなかった。

 三回までは6割が直球で、中盤も約7割が直球。2巡目以降はリードに変化が見えるかと思ったが、直球主体で押し切った。

 最大のピンチとなった六回2死二、三塁は、佐藤輝に対して6球連続で内角直球を続けて三邪飛に打ち取った。

 若い捕手ならこの場面であれだけ直球を続けられない。そもそも、小川も若い捕手とのコンビなら首を振るだろう。ただ、実績もある中村が明確な意志を示せば、小川も首を振れないし、自信を持って投げ込めたと思う。

 最後まで貫き通した中村のリードは素晴らしかったし、捕手でこれだけ変わるということを感じた試合だった。

 阪神はチームとして早い段階で直球狙いに切り替え、振り負けないようにするべきだったとは思う。ただ、打線が好調でもこういう試合もある。切り替えて次戦に臨んでもらいたい。

 

【関連記事】


江本氏、阪神・近本の第2打席に苦言「このケースは…」

2022年04月30日 12時42分38秒 | 野球

4/30(土) 10:00配信 ベースボールキング

● 巨人 2 - 3 阪神 ○
<7回戦・東京ドーム>

 29日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-阪神戦』で解説を務めた江本孟紀氏は、阪神・近本光司の3回の第2打席に苦言を呈した。

 0-0の3回に先頭の投手・青柳晃洋がレフト前に安打を放つと、続く1番・近本は巨人先発・菅野智之が2ボール2ストライクから投じた5球目を打つも中飛に倒れる。

 この打撃に江本氏は「1番バッターがホームラン狙いのようなバッティングをしましたけど、そもそもこのケースは自分が入れ替わるバッティングをしないといけない」とチクリ。

 「それがチームプレーなんですよ。そこが欠けていますよね。地道にやっていきながら、チーム力をあげていかないといけないんですけど、ただ打つだけではダメなんです。自然とできないとね、こういうケースは」と苦言を呈した。

 さらに2-1の7回に先頭の青柳が四球で出塁し、近本が送りバントを決めたあとには「なんで打たせないのですか、ランナーを入れ替えてやれば。1点差でもう1点取りたいというのはわかるけど、青柳を残しちゃいかんですよ」と、今度は阪神首脳陣の采配に疑問に感じたようだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

【関連記事】


阪神11得点バカ勝ちに4番・大山悠輔の途中交代が冷や水…貧打解消へ黄信号

2022年04月25日 15時19分00秒 | 野球

 日刊ゲンダイDIGITAL 2022/04/25 06:30 

22日も先制2ランを含む3安打(C)共同通信社© 日刊ゲンダイDIGITAL 22日も先制2ランを含む3安打(C)共同通信社
神宮球場の阪神ファンがどよめいた。

阪神の主砲・大山悠輔(27)が24日のヤクルト戦の三回表、左翼線に安打を放って二塁へ滑り込んだ際に、苦悶の表情。自らオーケーサインを出し、代走は送られなかったが、直後の守備から交代したのだ。

大山は開幕戦こそ7番で起用されたが、徐々に調子を挙げ、ここ最近は4番で固定されている。この日も2打数2安打。22日の同戦でも本塁打を含む3安打を放っている。

この日の阪神は佐藤輝明がリーグトップタイに並ぶ6号本塁打を含む3安打。同期入団の中野も負けじと今季1号を放って猛打賞。開幕から不振が続き、「矢野監督のエコひいき」と揶揄されていた糸原も2安打をマークするなど、16安打11得点で大勝した。

が、仮に大山が離脱することになれば、低迷の元凶となっている貧打解消は覚束なくなる。ファンは軽傷を祈るばかり……。


虎のソナタ 怒りはタイガースへの声援に〝変換〟を 阪神ファンの大多数が〝監督〟気分

2022年04月22日 11時58分00秒 | 野球

4/22(金) 10:00配信 サンケイスポーツ

小野寺(背番号97)はチーム屈指のムードメーカー。負けたらアカン!

昼過ぎの編集局に顔を出すと、デスク席では当番の阿部祐亮が、アルバイト席では超美人庶務のお姉さまが、難しい表情で電話の応対をしていた。漏れ聞こえてくる会話内容から、阪神ファンからの貴重なご意見と拝察した。

タテジマの負けが込み始めると巻き起こる、まあ〝風物詩〟みたいなものだ。タイガースを愛するがゆえに、かわいさ余って憎さ100倍。昨日の当欄で紹介したように、阪神ファンの大多数が〝監督〟気分。弱虎に何か言わずにはいられないのだろう。

30年近く前。今よりずっとずっと弱いタイガースの担当だった。トラ番は、午前中から球団事務所のプレスルームで張り込むのが日常。ある日、当時球団広報部長だった名物フロントマンKさんがやってきた。

「お前ら、ホンマにいつも、ヒマそうやな。たまにはこっちの仕事も手伝ってみろ」

そう言って、プレスルームに球団への苦情電話の何本かを転送してきたのだ。今思えばメチャクチャだ。

阪神ファンの熱量に四苦八苦しながらの電話対応。横でK部長はニヤニヤ笑いながら眺めていた。

Kさんも電話対応しなくていいんですか?

不満をぶつけたら-

「お前らがしっかり応対しているか、監視しておかないとな。何と言っても、お客さまは神様や。口は悪くても、タイガースを応援してくれる神様は大事にしないと」

記者に仕事を押し付けて、よく言うよ、と思ったが、なるほどなぁ、神様かぁ、と納得もした。当時も今も、わが社に押し寄せるご意見は、サンスポを愛するがゆえ…。

ただ、阪神が負けても翌日の試合があるように、サンスポも、阪神が負けても次なる紙面を読者に提供しなければいけない。立ち止まることは許されない。その作業が進行中だから、お電話いただいても、十分、満足のいく対応ができないことも多々あるかと。熱烈なファンの方々へ、胸にたまった怒りのマグマは、どうか翌日のタイガースへの声援に〝変換〟していただければ、ありがたいです、ハイ。

「4月21日」は27年前に野田浩司(オリックス)が1試合19奪三振の日本記録を樹立した日だった。先日、佐々木朗希(ロッテ)が完全試合のオマケで、この大記録に並んで、一躍脚光を浴びている。あの令和の怪物のとんでもない快投でも、並ぶことはできたが、抜くことはできなかった。改めてスゴイ記録だ。

野田は阪神からトレードで移籍して2シーズン目だった。

なんで野田を出したんだ!

大記録の当時も〝神様〟の批判が渦巻いている時期だった。偉業達成の直後は、余計に日本中の阪神ファンが悔しがっていた記憶がある。

しかもあの年、開幕からタイガースは絶不調(当時は珍しくもなかったが)。監督へのバッシングが吹き荒れていた。いつの時代も、タテジマの指揮官は大変だ。

さて、ファンの叱咤激励にさらされ続けるタイガースは、ついに? ようやく? 神様の声に押されるように、「2番・佐藤輝」を動かしてきた。でも勝てない。神様の声に聞きたい。次はどうしたらいいですかね?

 
 
【関連記事】

金村義明氏、中断中に笑顔で話す阪神ベンチの様子にがっくり…勝利に対する執念の差が出た

2022年04月22日 07時31分58秒 | 野球

4/22(金) 6:15配信  スポーツ報知

6回無死一、二塁、降雨中断中、ベンチで待機する阪神ナイン

◆JERAセ・リーグ DeNA7x―5阪神=6回降雨コールド=(21日・横浜)

 勝利に対する執念の差が出た試合だった。1点を追う5回1死一、二塁。戸柱は追い込まれた後、馬場のフォークにしがみつくようにボテボテの投ゴロ。落ちる球に2回空振りしながら、必死に走者を二、三塁に進めたことが同点の暴投、勝ち越し打につながった。

 一方、阪神は6回先頭の中野がカウント3―1から打って出て二ゴロに倒れた。雨もあって相手投手の球は抜けているのに手を出した。あの場面はベンチからサインが出なくても3―2までは待たないと。出塁していれば、まだ勝負は分からなかった。いい当たりをして“ハードラック”と思ってるようでは…。中断中には、笑顔で話す様子がテレビに映っていた。それを見てファンはどう思うか。がっくりした。

 1番・近本、4番・佐藤輝は固定すべきだと思うが、この日2番に入った熊谷は機能していた。外角球をはじき返した右前打と引っ張りにいかずに打ち上げた右犠飛。しばらく2番で使ってもいいかもしれない。(スポーツ報知評論家・金村義明)

【関連記事】

 

 


球界大御所が“セ一人負け”の虎に激辛緊急提言!「まだ間に合う。阪神は今すぐ監督交代せよ」

2022年04月21日 15時14分50秒 | 野球

4/12(火) 6:30配信 Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

1勝12敗1分けでセ・リーグの借金を全部背負う阪神・矢野監督の苦悩が続いている

阪神が泥沼から抜け出すことができない。開幕から9連敗を喫し、5日の横浜DeNA戦でやっと今季初勝利したが、巻き返しの契機とはならず、その後も引き分けを挟み連敗。1勝12敗1分けで早くも借金は11に膨らみ、セ・リーグの借金を阪神1チームだけで背負う状況となっている。打開策はあるのか。巨人OBでヤクルト、西武監督時代に日本一となっている“球界大御所“の広岡達朗氏は「状況を打開するには今すぐ監督を途中交代するしかない。まだ間に合う」と矢野監督の「途中休養」を緊急提言した。

「戦力的には去年優勝していないことがおかしい」
 虎の“夜明け”が見えてこない。「1弱5強」。首位の広島に巨人が0.5ゲーム差で肉薄、ヤクルト、中日、横浜DeNAが揃って勝率5割をキープしており、まだ1勝しかできていない阪神がセの借金をすべて背負い“一人負けの状況”となっている。
 巻き返しへの打開策はあるのか?
 広岡氏は過激な緊急提言を行った。
「キャンプインの前日に今年で辞めるなんていう監督が率いるチームが勝てるわけがない。即刻、監督交代をすべし。ここまでの他チームの戦いを見ているが、広島にしろ巨人にしろ抜きんでた戦力が整っているのか?といえばそうではない。それに比べて阪神は投手力を中心に戦力はあるんだから、監督さえ代えれば勝てますよ。今からでも間に合う」
 矢野監督の途中休養、監督交代を主張した。
広岡氏が声を上げた理由は、指揮官としての求心力が失われている状況を問題視したものだ。
「矢野の統率力がなくなり、チームをまとめることができていない。監督、コーチに統率力や指導力がなければ、選手は自分のことしか考えなくなる。つまりチームが一丸となっていないのだ。そもそもどんと構えていなければならない監督が、これまでもヘラヘラと笑いガッツポーズしていることが気にいらなかったが、今は、それすらしない。私は新聞報道でしか知らないが、試合後のコメントにも覇気を感じないのだ」
 報道する側がコメントを切り取って一部分が見出しとなり、決して、それが矢野監督の本意ではないのは理解できるが、セのワースト記録を更新した9連敗後には「何か大きく変えられることって、ちょっとオレも浮かばない」と発言し、10日の広島戦で完封負けした試合後には「 声を出すとか応援するとかアドバイスを送るとか…」と、昨今では少年野球の監督でも言わないようなコメントを発してファンを失望させた。広岡氏は、それらの言動を見て「もう限界」と言う。
「去年阪神が優勝していないことがおかしいのだ。優勝したヤクルトや巨人と比べて阪神に戦力はあった。
 今季はスアレスが抜け、開幕投手に決まっていた青柳が新型コロナで離脱するなどのアクシデントはあったが、キャンプからしっかりと準備していれば、そんなもの乗り越えることはできた。実際、ベンチが機能していれば、7点差を逆転されたヤクルトとの開幕戦(3月25日)も、5回まで0-0の展開だったヤクルトとの第2戦も勝てたのだ。
連勝スタートしていれば、こんなことになっていない」

阪神が苦しんでいる最大の原因が得点力不足である。

チーム得点「38」はリーグワーストでチーム打率.230はリーグ5位。すでに完封負けが3試合あり、先発が崩れると反発力がない。3番のマルテが7試合で離脱。

4番の佐藤は打率.281、2本塁打、7打点だが、得点圏打率が.231とチャンスで打てない。オープン戦では打撃10傑の3位に入る打率.327の数字を残して三振も減り、新4番としての期待が高まった。

だが、いざ本番に入ると、昨年終盤に59打席ノーヒットと苦しんだときと同じ配球パターンで攻められ、特にストレートに差し込まれる。10日の広島戦では1点を追う9回一死三塁の同点機に打順が回ってきたが、追い込まれ、広島の栗林が投じたワンバウンドになるフォークを振って三振に終わった。
 5番の大山も同じく打率.294、2本塁打、7打点だが、得点圏打率が.214と低い。また6番に起用されている糸原も打率.212の不振で下位打線にもつながりがなく、近本-中野の1、2番が機能していないのも痛い。
 広岡氏は、「ベテランの糸井が張り切っているのは好材料だが、佐藤、大山、近本らの中心選手が力を出し切れていない。佐藤がオープン戦で見せた進化は、彼の可能性だし、逸材であることは間違いない。彼らの力を引き出せていないのは、コーチの責任であるし、守備のミスが目立つのはキャンプで練習させていなかったということだ」と問題点を追及した。
 だが、投手陣に関しては「悲観的になる必要はない」という。
「青柳が戻ってくれば、また違ってくるだろう。スアレスの穴をどう埋めるかに困っているようだが、抑えは経験のある岩崎で固定すべきだろう。その前を勢いのある若手でつなげばいい。長いシーズンを見据えて、ジワジワと差が出てくるのは、やはり投手陣の層と質なのだ。阪神は、そこに戦力が揃っているので、監督さえ代えれば勝てる」
 広岡氏が監督途中交代を緊急提言する理由は、阪神の戦力を評価しているからに他ならない。しかし、現状はスアレスの代役として守護神に指名されていたケラーが2試合続けて救援に失敗して2軍落ち。

現在は、岩崎、湯浅の2人が新勝利方程式。ただドローに持ち込んだ8日の広島戦では、岩崎―湯浅の起用だったが、10日の広島戦では湯浅―岩崎の順で使うなど、ベンチの意図が、まだハッキリとは見えてこない。

広岡氏は、最悪の状況を招いた原因は矢野監督一人の責任ではないという。 
「不思議なのはフロントが今年で辞めると宣言した監督に全権を委ねていることだ。そもそも、辞めることを表に出すことはストップしなければならないし、フロントの責任も重い。阪神、巨人に共通して言えるのは、若い選手を育てきれていないこと。両チーム共に現場任せのフロントにも原因がある」
 また広岡氏は、矢野監督を途中休養させた場合には、「代行監督を置くのではなく、すぐに来年以降も監督を任せる人に指揮を執らせるべきだ」という。
「阪神へのチーム愛のあるOBでもいいが、私は、落合にやらせるべきだと思う。彼の野球理論をもってすれば阪神は今からでも勝てますよ」
 広岡氏の“イチオシ“は、中日監督時代に8年指揮をとりリーグ優勝4度、日本一1度の成績を残した落合博満氏だ。

Youtubeチャンネルを立ち上げ、その独自見解と野球理論が評判となっている。阪神内部にいる人物以外にシーズン途中から指揮を任せることは事実上不可能。

ロッテのGMまで務めた広岡氏は、もちろん、そういう野球界の事情は重々承知しているが、フロントは、それくらいの意気込みを持って巻き返しをはかるべきと言うのである。
 関西のスポーツ紙によると藤原オーナーは4日に矢野監督の「途中解任はない」ことを明言している。この時点で「途中解任も考えている」などと言うオーナーはいないだろう。

だが、矢野監督の今シーズンの続投意思を確認すべき段階には来ている。
 実際、2000年以降で、監督の途中交代は12例あり、優勝したケースはないが、成功例は4度ある。

2010年のヤクルトは高田繁氏から小川淳司氏に交代して借金19を返済し最下位から4位に、2008年のオリックスもコリンズ氏から大石大二郎氏に交代して5位から2位に浮上させた。

2003年の中日は、山田久志氏の後を受けた佐々木恭介氏が貯金7で5位から2位へ、そして2020年のオリックスは、8月に西村徳文氏から中嶋聡氏に交代し、残り試合は29勝35敗3分けで結果を出せずに最下位に終わったが、昨年の優勝につなげた。 
 今日12日からバンテリンドームでの中日3連戦。昨季は14勝9敗2分けと“カモ”にした相手だが、“策士“の立浪監督の采配は要注意。しかも、エースの大野が先陣を切り、柳も今回の阪神戦に先発予定だという。そして15日からの甲子園での巨人3連戦と続くが、TG初戦には、広岡氏も注目している青柳が今季初先発の予定が組まれている。(文責・駒沢悟/スポーツライター)





球界大御所が“セ一人負け”の虎に激辛緊急提言!「まだ間に合う。阪神は今すぐ監督交代せよ」

2022年04月21日 15時14分50秒 | 野球

4/12(火) 6:30配信 Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE

1勝12敗1分けでセ・リーグの借金を全部背負う阪神・矢野監督の苦悩が続いている

阪神が泥沼から抜け出すことができない。開幕から9連敗を喫し、5日の横浜DeNA戦でやっと今季初勝利したが、巻き返しの契機とはならず、その後も引き分けを挟み連敗。1勝12敗1分けで早くも借金は11に膨らみ、セ・リーグの借金を阪神1チームだけで背負う状況となっている。打開策はあるのか。巨人OBでヤクルト、西武監督時代に日本一となっている“球界大御所“の広岡達朗氏は「状況を打開するには今すぐ監督を途中交代するしかない。まだ間に合う」と矢野監督の「途中休養」を緊急提言した。

「戦力的には去年優勝していないことがおかしい」
 虎の“夜明け”が見えてこない。「1弱5強」。首位の広島に巨人が0.5ゲーム差で肉薄、ヤクルト、中日、横浜DeNAが揃って勝率5割をキープしており、まだ1勝しかできていない阪神がセの借金をすべて背負い“一人負けの状況”となっている。
 巻き返しへの打開策はあるのか?
 広岡氏は過激な緊急提言を行った。
「キャンプインの前日に今年で辞めるなんていう監督が率いるチームが勝てるわけがない。即刻、監督交代をすべし。ここまでの他チームの戦いを見ているが、広島にしろ巨人にしろ抜きんでた戦力が整っているのか?といえばそうではない。それに比べて阪神は投手力を中心に戦力はあるんだから、監督さえ代えれば勝てますよ。今からでも間に合う」
 矢野監督の途中休養、監督交代を主張した。
広岡氏が声を上げた理由は、指揮官としての求心力が失われている状況を問題視したものだ。
「矢野の統率力がなくなり、チームをまとめることができていない。監督、コーチに統率力や指導力がなければ、選手は自分のことしか考えなくなる。つまりチームが一丸となっていないのだ。そもそもどんと構えていなければならない監督が、これまでもヘラヘラと笑いガッツポーズしていることが気にいらなかったが、今は、それすらしない。私は新聞報道でしか知らないが、試合後のコメントにも覇気を感じないのだ」
 報道する側がコメントを切り取って一部分が見出しとなり、決して、それが矢野監督の本意ではないのは理解できるが、セのワースト記録を更新した9連敗後には「何か大きく変えられることって、ちょっとオレも浮かばない」と発言し、10日の広島戦で完封負けした試合後には「 声を出すとか応援するとかアドバイスを送るとか…」と、昨今では少年野球の監督でも言わないようなコメントを発してファンを失望させた。広岡氏は、それらの言動を見て「もう限界」と言う。
「去年阪神が優勝していないことがおかしいのだ。優勝したヤクルトや巨人と比べて阪神に戦力はあった。
 今季はスアレスが抜け、開幕投手に決まっていた青柳が新型コロナで離脱するなどのアクシデントはあったが、キャンプからしっかりと準備していれば、そんなもの乗り越えることはできた。実際、ベンチが機能していれば、7点差を逆転されたヤクルトとの開幕戦(3月25日)も、5回まで0-0の展開だったヤクルトとの第2戦も勝てたのだ。
連勝スタートしていれば、こんなことになっていない」

阪神が苦しんでいる最大の原因が得点力不足である。

チーム得点「38」はリーグワーストでチーム打率.230はリーグ5位。すでに完封負けが3試合あり、先発が崩れると反発力がない。3番のマルテが7試合で離脱。

4番の佐藤は打率.281、2本塁打、7打点だが、得点圏打率が.231とチャンスで打てない。オープン戦では打撃10傑の3位に入る打率.327の数字を残して三振も減り、新4番としての期待が高まった。

だが、いざ本番に入ると、昨年終盤に59打席ノーヒットと苦しんだときと同じ配球パターンで攻められ、特にストレートに差し込まれる。10日の広島戦では1点を追う9回一死三塁の同点機に打順が回ってきたが、追い込まれ、広島の栗林が投じたワンバウンドになるフォークを振って三振に終わった。
 5番の大山も同じく打率.294、2本塁打、7打点だが、得点圏打率が.214と低い。また6番に起用されている糸原も打率.212の不振で下位打線にもつながりがなく、近本-中野の1、2番が機能していないのも痛い。
 広岡氏は、「ベテランの糸井が張り切っているのは好材料だが、佐藤、大山、近本らの中心選手が力を出し切れていない。佐藤がオープン戦で見せた進化は、彼の可能性だし、逸材であることは間違いない。彼らの力を引き出せていないのは、コーチの責任であるし、守備のミスが目立つのはキャンプで練習させていなかったということだ」と問題点を追及した。
 だが、投手陣に関しては「悲観的になる必要はない」という。
「青柳が戻ってくれば、また違ってくるだろう。スアレスの穴をどう埋めるかに困っているようだが、抑えは経験のある岩崎で固定すべきだろう。その前を勢いのある若手でつなげばいい。長いシーズンを見据えて、ジワジワと差が出てくるのは、やはり投手陣の層と質なのだ。阪神は、そこに戦力が揃っているので、監督さえ代えれば勝てる」
 広岡氏が監督途中交代を緊急提言する理由は、阪神の戦力を評価しているからに他ならない。しかし、現状はスアレスの代役として守護神に指名されていたケラーが2試合続けて救援に失敗して2軍落ち。

現在は、岩崎、湯浅の2人が新勝利方程式。ただドローに持ち込んだ8日の広島戦では、岩崎―湯浅の起用だったが、10日の広島戦では湯浅―岩崎の順で使うなど、ベンチの意図が、まだハッキリとは見えてこない。

広岡氏は、最悪の状況を招いた原因は矢野監督一人の責任ではないという。 
「不思議なのはフロントが今年で辞めると宣言した監督に全権を委ねていることだ。そもそも、辞めることを表に出すことはストップしなければならないし、フロントの責任も重い。阪神、巨人に共通して言えるのは、若い選手を育てきれていないこと。両チーム共に現場任せのフロントにも原因がある」
 また広岡氏は、矢野監督を途中休養させた場合には、「代行監督を置くのではなく、すぐに来年以降も監督を任せる人に指揮を執らせるべきだ」という。
「阪神へのチーム愛のあるOBでもいいが、私は、落合にやらせるべきだと思う。彼の野球理論をもってすれば阪神は今からでも勝てますよ」
 広岡氏の“イチオシ“は、中日監督時代に8年指揮をとりリーグ優勝4度、日本一1度の成績を残した落合博満氏だ。

Youtubeチャンネルを立ち上げ、その独自見解と野球理論が評判となっている。阪神内部にいる人物以外にシーズン途中から指揮を任せることは事実上不可能。

ロッテのGMまで務めた広岡氏は、もちろん、そういう野球界の事情は重々承知しているが、フロントは、それくらいの意気込みを持って巻き返しをはかるべきと言うのである。
 関西のスポーツ紙によると藤原オーナーは4日に矢野監督の「途中解任はない」ことを明言している。この時点で「途中解任も考えている」などと言うオーナーはいないだろう。

だが、矢野監督の今シーズンの続投意思を確認すべき段階には来ている。
 実際、2000年以降で、監督の途中交代は12例あり、優勝したケースはないが、成功例は4度ある。

2010年のヤクルトは高田繁氏から小川淳司氏に交代して借金19を返済し最下位から4位に、2008年のオリックスもコリンズ氏から大石大二郎氏に交代して5位から2位に浮上させた。

2003年の中日は、山田久志氏の後を受けた佐々木恭介氏が貯金7で5位から2位へ、そして2020年のオリックスは、8月に西村徳文氏から中嶋聡氏に交代し、残り試合は29勝35敗3分けで結果を出せずに最下位に終わったが、昨年の優勝につなげた。 
 今日12日からバンテリンドームでの中日3連戦。昨季は14勝9敗2分けと“カモ”にした相手だが、“策士“の立浪監督の采配は要注意。しかも、エースの大野が先陣を切り、柳も今回の阪神戦に先発予定だという。そして15日からの甲子園での巨人3連戦と続くが、TG初戦には、広岡氏も注目している青柳が今季初先発の予定が組まれている。(文責・駒沢悟/スポーツライター)





「また始まったよ」梅野隆太郎の嘆き…阪神が勝てない理由は“矢野チルドレン”への露骨な優遇

2022年04月11日 15時54分41秒 | 野球

4/11(月) 11:12配信 文春オンライン

マスクの下の表情は冴えない ©共同通信社

 4月3日の巨人戦に敗れ、セ・リーグのワースト記録を更新する開幕9連敗を喫した阪神。矢野燿大監督(53)のベンチでの様子にも異変が生じている。

【画像】矢野監督の迷采配に呆れる梅野隆太郎

「以前はどれだけ負けていても、ヒット1本打てば右手の拳を上げる“矢野ガッツ”でチームを鼓舞していたが、今や微動だにせず。怠慢プレーにはベンチ裏で怒鳴り声を上げて叱ることもあったが、それもありません」(球団関係者)

 マスクの下の顔色も日ごとに悪くなっているという。

「常にうつろな表情で、スタッフに呼びかけられても素早く応じなくなった。選手の間では『本当に体調が悪そう』『試合中に倒れるのではないか』と心配の声が上がっています」(同前)

 キャンプイン前夜に今季限りでの指揮官退任を表明。「チームの戦意を高めよう」との思いだったが、ここまでは逆効果となっている。

「ヤクルト相手に開幕3連敗した後から、ベンチの空気が悪くなった。矢野監督が呼び寄せたコーチ陣も尻に火が付き、拙守の責任を取って『守備コーチが二軍に配置転換されるのでは』といった話も聞こえ始めた。井上一樹ヘッド以下、コーチの面々は選手の問いかけにも『平常心でやろう』などと生返事が目立つようになっています」(同前)

勝てない理由は「“矢野チルドレン”への露骨な優遇」
 開幕前に主力投手陣が離脱するなど連敗の要因は複数あるが、チーム内では矢野監督の“迷采配”が最大の問題だと見られている。

「“矢野チルドレン”への露骨な優遇です」と明かすのはベテラン番記者だ。

「扇の要である捕手は一昨年、開幕から梅野隆太郎、坂本誠志郎、原口文仁を使い回し、球団OBから猛批判を浴びました。これに反省してか、昨季は先発を梅野に固定して開幕ダッシュに成功したのに、今季はまた梅野、坂本を交互に使い始めた。監督は解説者時代から坂本がお気に入りで、昨オフも選手間投票をさせて主将に就かせる流れを作ったほど。坂本と競わされる梅野は『また始まったよ……』と呆れている。一方の投手陣もタイプの違う捕手に投げさせられる現状に戸惑っています」(同前)

 同じく“チルドレン”の2年目遊撃手・中野拓夢もケガが治癒しないまま開幕スタメンで起用されたが、1日の巨人戦で凡エラーの上、三振2つで懲罰交代。

「監督に気に入られていても『いつ切り捨てられるか分からない』と選手は疑心暗鬼に。弱点の中継ぎ陣も齋藤友貴哉、湯浅京己(あつき)など“チルドレン”を送り出しては打たれるの繰り返しです。二軍の鳴尾浜球場で調整中の若手たちは『いい加減に実力で判断して欲しい』と嘆いています」(同前)

 虎の子の貯金ができる日まで果てしなく遠そうだ。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年4月14日号


【阪神】続く「1弱状態」スタンドから怒号と応援グッズ…このままではシーズンが終わってしまう

2022年04月11日 06時46分55秒 | 野球

4/10(日) 21:20配信 日刊スポーツ

阪神対広島 広島に敗れファンに頭を下げる矢野監督(撮影・上田博志)

<阪神0-1広島>◇10日◇甲子園

虎よ、何とかしてくれ! 阪神が早くも今季3度目となる0封負けを喫した。

初回の強攻策が裏目に出て、最終回の同点機も、4番佐藤輝明内野手(23)、5番大山悠輔内野手(27)が連続三振に倒れた。開幕9連敗の後、引き分けを挟んで3連敗。

借金は11に膨らんだ。打つ手がない矢野阪神。このままではシーズンが終わってしまう-。

【写真】グラウンドへ投げ込まれたメガホン

    ◇    ◇    ◇

大山のバットが広島栗林のフォークに空を切った。その瞬間、3万8051人の甲子園は大きなため息に包まれた。

1点が入らない。9回1死三塁のチャンスに4番佐藤輝、5番大山が連続空振り三振。スタンドから応援バットが投げ込まれ、あいさつする矢野監督やナインに向けて、怒号が飛び交った。

初回には1番近本が中前打で出塁するも、続く中野が強攻で併殺打に倒れた。8回には高山ら3者連続で代打攻勢をしかけたが、無得点。広島遠藤を攻略できず、8回途中まで無失点に抑えられた。

矢野監督は「最後…。その前にいかんとあかん。その前にもチャンスをつくっているし。全然打てないような感じには見えなかった」と厳しい表情で振り返ったが、スコアボードには「0」が並んだ。

懸案だった投手陣は立て直しつつある。先発ガンケルがマクブルームの2号ソロの1失点のみで7回を投げた。湯浅、岩崎は無失点でつなぐ。打線に当たりが、かみ合わないのが、現状だ。14試合で早くも3度目の0封負け。

指揮官は「個々の調子を上げてくれと言うだけではダメ。俺らも何とか、何ができるか。声を出すとか応援するとか、アドバイスを送るとか。そういうのを探してやっていくしかない」と話すだけ。首脳陣が打開策を見つけられなければ、2勝目は遠い。

井上ヘッドコーチは「負けが込んでいる阪神だからと(遠藤に)自信を持って投げさせてしまった。出ている選手たちは『勝ちたい』『何とかしたい』という気持ちが強すぎて重圧になってしまい、なかなか殻を破れない状態」と、ナインの心情を察した。

12日からは初対戦となる立浪中日との3連戦。鬼門のバンテリンドームでは大野雄、柳とエース級が待っている。「1弱状態」が続けば、シーズンは早々に終わってしまう。【石橋隆雄】

 


4月7日(木) 対 阪神タイガース中止 コロナ感染で

2022年04月07日 18時23分33秒 | 野球

横浜DeNAベイスターズでは、多数の新型コロナウイルスの陽性判定を受け、本日4月7日(木)に予定しておりました公式戦、対阪神タイガース(阪神甲子園球場) は中止となりましたのでお知らせいたします。

このたびは、阪神タイガース、ならびに関係者のみなさま、ファンのみなさまには、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
チームドクター、地域アドバイザー、保健所にご協力を仰ぎ、改めて新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底してまいります。

対象試合
日 程
4月7日(木) 対 阪神タイガース

試合開始時間
18:00試合開始


プロ野球 矢野監督に「阪神半疑」 開幕9連敗 「今季で辞める」発言、選手の士気に悪影響か

2022年04月06日 10時40分44秒 | 野球

毎日新聞 2022/4/5 

 勝てない。阪神は3日の巨人戦(東京ドーム)に5―9で敗れ、開幕から泥沼の9連敗。セ・リーグの開幕連敗ワースト記録を塗り替えてしまった。なぜ勝てないのか。守護神の誤算や選手起用など浮かび上がる複数の問題点に加え、阪神OBの江本孟紀(たけのり)さん(74)は「(今季の)阪神が他のチームと違うところが一点だけある」と指摘する。

始まりは3月25日、京セラドームでのヤクルトとの開幕戦だった。

5点リードの8回に中継ぎ陣が4失点し、9回に登場した新守護神ケラーは本塁打2本を浴びて逆転された。

29日の広島戦もケラーは1点差の9回に1死しか取れずサヨナラ負け。

昨季まで2年連続最多セーブのスアレスの抜けた穴の大きさを露呈した。

継投などの采配面も意図に疑問が残る。

投手の機微を読み切れず、続投させて終盤に失点する試合も多い。

「監督が(今季限りで)辞めると開幕前に言っている」という点だ。

指揮官の退任が決まっていることは、プロ選手の士気のどのような影響がでるものなのか。

 

 


監督が “打つべき手” 伊勢孝夫氏が指摘

2022年04月05日 14時57分47秒 | 野球

 東スポWeb  2022/04/05 05:29 

 阪神・矢野監督に笑顔が戻る日は、すぐに訪れるか…(東スポWeb)
セ・リーグ初の開幕9連敗を喫した阪神は、このままストーブリーグに突入してしまうのか。藤原崇起オーナー(70)は4日に取材対応し、今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督(53)にシーズン終了まで指揮を託すと明言したが、まだ予断を許さない状況だ。泥沼にハマった猛虎に光明は見えてくるのか。本紙評論家の伊勢孝夫氏の見立ては――。

【新IDアナライザー 伊勢孝夫】開幕から9連敗もしたのだから、問題点はいくらでもある。一番痛かったのは開幕投手に指名されていた青柳の新型コロナ離脱だろう。昨季の最多勝投手が一人抜けただけで投手陣が崩壊してしまった印象だ。

本番まで1週間ほどしかなく首脳陣もバタバタだったのだろうが、プロ野球の正月とも言える開幕カードに投げてみなければ分からない藤浪に、実績のない小川、新人・桐敷では荷が重すぎた。先発ローテの再編は必須だろう。抑えに予定していたケラーの誤算も響いた。

打順に関しても開幕から5番を糸原に託したことは解せない。相手からすれば4番・佐藤輝の後ろが一発のない打者ならくみしやすい。ましてや6番・糸井まで左が3人続く並びでは、試合終盤の継投でもうまくいけば左投手一人で済む。勝負事では相手の嫌がることをやっていかないと、結果もついてこない。開幕5戦目の広島戦から大山を5番に据えたのは正解だ。

4番を託されている佐藤輝も苦労している。数字的には4日現在で打率2割8分6厘、得点圏打率も3割3分3厘とまずまずだが、そのわりに4打点と物足りないのは、勝負所での厳しい攻めに対応できていないから。相手にも4番への攻め方というものがあり、克服するには前後を打つ打者の協力も欠かせない。

幸いなことに先の巨人戦から1番・近本の状態が上がってきた。大山は開幕から9試合連続安打と安定しているし、打線が機能してくれば佐藤輝への負担も減るはずだ。

開幕9連敗で大騒ぎになっているが、まだ始まったばかり。1992年の野村ヤクルトは9月上旬から1引き分けを挟んで9連敗を喫して3位まで転落しながら、代わって首位に立った阪神が9月下旬に4連敗、10月に入って5連敗してくれたことで優勝できた。

まずは地道に借金を返して、球宴前までに勝率を5割に戻すことができれば勝負になる。諦めさえしなければ、道は開けてくるはずだ。(本紙評論家)


マートン氏が開幕8連敗の阪神にエール「前向きに、勝利を信じて、努力し続けることが大切」

2022年04月03日 19時55分42秒 | 野球

2022年04月03日 11時16分

マット・マートン氏(東スポWeb)

 2010年から15年まで阪神に在籍したマット・マートン氏(40)がドン底の開幕8連敗に沈む古巣・タイガースへエールを送った。

 首位打者(14年)、最多安打(10、11、13年)、ベストナイン(10、11、13、14年)など数々のタイトルを日本球界で獲得した〝伝説の助っ人〟は3日に自身のツイッターを更新。「私の経験上、この様な辛い時期は、目の前の戦いに集中し、前向きに、勝利を信じて、努力し続けることが大切だと思います。選手もコーチも、今後も必死に戦ってくれると信じています。引き続き、タイガースの応援をよろしくお願いします。『強い身体、強い心、熱いハート』さぁ行こう!」(原文ママ)と日本語で後輩ナインと阪神ファンたちへエールを送った。

 熱いハートとユニークなキャラクターで虎党たちから愛されたマートンのメッセージにフォロワーたちも大感激。ツイート投稿から約1時間で、5000件を超える「いいね」が送られている。ええ人や~。

 


阪神・井上ヘッド ナインを擁護「練習の態度が悪いとか、気を抜いているとかと言えば…そうではない」

2022年04月03日 19時54分19秒 | 野球

4/3(日) 19:30配信 東スポWeb

矢野監督(右)と話す阪神・井上ヘッド(東スポWeb)

 阪神・井上一樹ヘッドコーチが連敗地獄に苦しむ虎ナインたちをかばった。

 チームは3日の巨人戦(東京ドーム)にも5―9で敗れ、セ・ワースト記録を更新する開幕9連敗。普段は底抜けに明るい〝カズキさん〟も当然ながら元気はない。それでも報道陣の矢面に立ちこう訴えた。

「いい方に転んでくれるならもがきにもがくけど、その中で『平常心でやろうぜ』とはナインに言っている。どこかで負の連鎖を払拭したい。エラーが出たり打てないということもあるけど、『チンタラチンタラとキャンプをやっているからだ』とか『練習の態度が悪いからだ』とか『気を抜いているからだ』ということがあるかと言えば、そうではない。メディアやファンの方も『どうなっとんねん、いつ勝つんや』となるかもしれないけど、僕らにできることは現状を受けとめて選手たちを信じること。彼らがもがいているところを僕らは見ているからね」。ナンバーツーとして、選手も監督も守らなければならない立場。信じる姿勢をひたすら強調した。

 5日からの対DeNA3連戦は待ちに待った〝本拠地・甲子園開幕カード〟。ここを何とか浮上のきっかけにしたいのはチームの共通認識だ。「甲子園で出直しということを選手たちにも伝えた。『9』ある借金を返すのは大変だけどポジティブに考えたい」と井上ヘッドも前を向いた。

東京スポーツ

【関連記事】