とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

煎りたてコーヒー

2023年01月22日 | 山里から

書き初めで「焙煎」と書いてとんどで焼いた。

昨年夏、女性のお客さまがキッチンカーを運転してお泊まりに来られた。

現役の看護師さんだが、コーヒー好きが高じて自家焙煎のコーヒー屋さんを始められた。週の半分は看護師業務をされながら、残る3日ほどは、イベント会場や道の駅、地元のサッカースタジアムなどでコーヒーとスィーツの移動販売をしている。キッチンカーでの営業は昨年からだが、5年前から家庭でできる自家焙煎のインストラクターも続けておられる。看護師業との兼業で忙しく、ほとんど休みを取る暇も無いらしく、これではアカンということで、夏以降、時々わが舎に「休みに」来られるようになった。

で、二度目に来られたときに、買っちゃいました。自家焙煎セット。それほど高価ではない。いろいろオプションや生豆も付いて、セットで7,000円ちょっと。去年は忙しくてあまりできなかったが、今年は気合い入れてやってみようかな、ということで書き初めにも書いた次第。

まずはセラミック製の焙煎器を軽く温めてから

生豆を投入。

豆はメキシコ産の他、インドネシアやタンザニア産をいただいた。

弱火で熱しながらムラ無く焙煎できるよう、取っ手を持って時々コンロの上で振る。2~3分するとパチッパチッとはぜる音が聞こえ、うっすらと煙が出てくる。パチパチパチと連続してはぜるようになったら、豆の色を見ながら火から下ろし、余熱で仕上げる。

取っ手は空洞になっていて、ここから焙煎器の中の豆を出す。

少し煎りムラがあるな…中浅煎りくらいの感じかな…。深煎りするほどに苦みが増し、浅ければ酸味が増す。苦みが苦手な私は中煎りの手前くらいを狙う。もう半歩、中煎りに近づきたかったが、やり直しはできない。

1~2分、粗熱を取って、コーヒーミルへ。

挽き方は私の場合、中挽き。挽いた粉をドリッパーに移して、真ん中あたりを指で押し

1センチくらいの窪みを作る。『カモメ食堂』(荻上直子監督)という映画で見た、コーヒーを美味しく淹れるためのおまじない。

最初は窪みに2~3回に分けてお湯を落とし、次にその周囲に落とし、蒸らす。

30秒ほど蒸らしてから連続してお湯を落としていく。

出来上がり。

煎りたてのコーヒーは香りがよく胃にもたれない(と私は思う)。微妙な違いだが確かに違う。豆はほのかな酸味のあるメキシコ産が気に入った。ブレンドもあれこれ試してみて、安定して焙煎でき、淹れられるようになったら、お客さんにも出したい。しばらくは自分だけの楽しみにしておく。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とんど2023 | トップ | 吹雪、停電、寒仕事 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山里から」カテゴリの最新記事