ニアンの一言☆（Ｆ東京戦・Ｈ）

【７の背中を見て奮い立つ全員サッカー】

厳しかった１０月のラストを見事ホームで飾りました。　前節柏に負けたショックはありますが、まさに其々の選手達が等しいベクトルを抱えた全員サッカーで強豪Ｆ東京を振り切りましたね。
連戦続きで個人が抜きん出れる試合も期待できない中では全員サッカーは必須であり唯一の方策。　行く・行かないのスイッチは勿論遠藤がタクトを振るのですが、それを全ての選手が見逃さず対処していく様は一言では表現できません。　まさにチームワークと言うべきですし皆が遠藤を信頼しているという事実がこの時期にきて良い方向にきています。

遠藤も独り善がりにはならず今野・倉田という面々に自分の仕事を補佐させていますし２人も頼もしくその仕事をこなしています。そこで手にしたアドバンテージを守備陣とアタッカー陣が効果的にプレーで見せて優位に立ちました。　この試合で一番鍵になったのは予想通りガンバの中盤の威力であり粘りであったと思います。

後ろは振り返る必要はありませんし勝者のメンタリティーを根付かしたければ４節も居座ってしまった２位の座は要らないとばかりに上へジャンプすることですね。　次節にも可能になりました。


それでは職場でスカパー観戦して帰宅時雷雨に見舞われたニアンの一言、嘲笑と共にお楽しみ下さい。　ＭＶＰは、丹羽・大森・遠藤です。


ＧＫ東口：6.5
結構際どいスピードのシュートが飛んできましたが全てキャッチか弾いて収めるという堅いプレーでファンを安心させました。パフォーマンスは落ちていないしミスも少ないので強固になったＤＦ陣プラスもう１枚という雰囲気がピッチに充満していますね。失点シーンは難しい角度でしたがこれも糧にして更なる安定を期待します。

ＤＦ米倉：6.0
近頃はスタイルが確立されてきて安定感さえも感じます。ただ相手のプレッシャーが厳しい時の躱し方や回し方をもっと鍛錬し学ぶ必要があります。パトが好調でない場合は相手の左ＳＢの侵入（今回は太田）が多くなるので問題の修正は必須であると思います。

ＤＦ丹羽：6.5
ジョンヤとのコンビはまさに下剋上を狙うが如く貪欲に気合が入っています。浮かばれない境遇を払拭するプレーが続いています。新星武藤にホームでは自由にさせないぞという気概が目に見えて頼もしかったです。守る形も其々ですし体格や脚力だけで計れるものではないということをこれからも立証して貰いたいです。

ＤＦ金正也：6.0
こちらも久々の先発ですが見事に代役を果たしました。球を持った時のアイデアはまだ満足出来ませんが競り合いやカバーには一定のレベルを感じました。今野の動きを見てプレーするクレバーさも垣間見えました。リーグ戦は解りませんがカップ戦では必ず出番があつると思います。

ＤＦオ・ジェソク：6.0
今日は気合が上回り過ぎたのか少し休んだ影響なのかアタフタした守備が多かったです。これも試合勘の１つですから次節には戻してくるでしょう。積極的にスペースへ出てシュートも放ちましたし最後半はパトリックの抜け出しに呼応すべくフリーで上がっていきました。今季必ずゴールが出来ると信じてます。

ＭＦ大森：6.5
突き上げた拳の先には何が見えましたか？　前節開発しまくったシュートの修正はこの試合で先制点という形で顕れました。　ただ決めたのは利き足でしたね？柏戦は殆ど左足だったかな。その後も水を得た鯉の如く右サイドの主となり何度もチャンスを演出しました。　失点シーンの対応は確かに拙かったですが、そこに居ることも大切なので糧にして更なる飛躍を期して欲しいです。

ＭＦ今野：6.5
やはり効いてるんです。ライジングを続けているガンバの何が一番効いているかと言えば彼の動きです。今日はラインを高めに設定するラインに追い立てられるように前へ横へと遠藤を補佐しながら奮闘していました。エドゥが機能しなかったのも彼のケアが先ずあったからだと感じます。　大森と共にレギュラーの中では疲労が比較的少ないので無理を押して残り試合期待したいです。　また無理が出来る選手ですね。

ＭＦ遠藤：7.0
ＭＶＰです。ゴール・アシストという結果もそうですが、９０分の中でチームの方向性を決めるファーストアクションを背中で見せました。緊迫した試合の中でも然程難しくないプレーで結果を出す狡猾さは彼の真骨頂の１つですね。　それと対比するかのような激しいチェックも此処のところ見せています。勝ちを意識しているのでしょう。　失点に繋がる凡ミスも少なくなりました。

ＭＦ倉田：6.0
とにかく攻撃に守備にバランス保全に走っていました。先発型の選手というのがハッキリしましたが目に見える結果が欲しいところです。或いは１つ無理をして宇佐美に繋げるという献身的な意識を更に強く持てばチームは勝利以外の結果を出すことはないでしょう。　あと４戦のキーマンだと思います。

ＦＷパトリック：5.5
少し評価低いですが、やはり怪我の影響もあったのかなと思います。（誕生日？）収めるところを収めて相手の脅威にはなっていましたが今日のパスに効果的なものは１つか２つだけでした。（宇佐美へのワンツーは良かった）折角相手ゴール近くまで持ち上がってもパスを出す時に期待感が大きく削がれるプレーの連続、シュートもコースを狙っているのか威力に欠けるモノが多くストライカーとしての迫力に欠けました。　１週間休んでコンディション戻して欲しい選手です。

ＦＷ宇佐美：6.0
今日の宇佐美は良かったという御意見が多いようなので、きっとそうだったんでしょう。但し、持てばということですね。あのワンツーはファンサポ全員がやった！と叫んでしまったと推測しますが・・柏戦に続きミスショットでした。その辺りの修正はしてくるとは思うので心配はしませんが、ボールをどうやって良い位置で貰うかの工夫を考えて欲しいです。持てば期待感があるだけに余計そう感じますね。　

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ＭＦ阿部：6.0
この試合も休めなかったですね。右サイドを押し込むまでもいきませんでしたが決定的な侵入も許さなかった風に見えました。それよりも・・いわゆる松木さんが言う「ふざけたロスタイム」を遠藤とふざけ合うかの様に使い切った技術と賢さに評価を与えたいと思います。こういう使い方にも対応できるのは素晴らしいですね。リンスよりも今日の仕上げは阿部でしょうね。

ＤＦ藤春：6.0
彼が終盤あのポジションに起用されたことの重大さをどれだけの人が感じるでしょうか。あの速い男が居るのでそのエリアにパスを出し難いと思わせる効果がありました。その時点でＦ東京の戦術は止まったと思います。タッチは多く無かったですが役割は果たしたと思います。ＳＢ争いは過酷ですが実力が劣っているという訳でもないので上手く調整準備して出番を伺って下さい。

ＦＷリンス：6.0
足下が少し重くパスミスが多いパトリックには寄せて来ますがスピードと俊敏性がある彼には少し距離を置いて対応してくるのが常です。なので球を持ちさえすれば逃げ切りやダメ押しには最適な選手だと思います。あの短い時間でも数本のシュートを試みるのは試合への飢えであり向上心だと感じるます。　彼もチームの一員として戦っているのが見えます。


ＨＣ長谷川：6.5
布陣を戻して競り勝ちました。これほど厳しい日程で戦ってたら相手が何処でも安易にナメたりする余裕などないでしょう。　今は全ての相手が等しく見えてきている筈です。　今日の交代は頷けますし成功したと見ていいでしょう。ファンサポとしてこの時期に期待するものがある試合ばかりを観れる幸せは選手にも監督・スタッフにも感謝すべきですね。　ただギアはあと１つ残っています。そして今それを上げる時期ですね。　手腕を拝見します。

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