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参照。

副甲状腺

2008-03-19 14:23:05 | 解剖生理学(内分泌系)
大きさは4-5mmぐらいで甲状腺の周囲にあり、副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン、パラトルモンともいう。英: parathyroid hormone, parathormone; PTH)をつくる臓器である。多くの人は4つ持っている。甲状腺との直接的関係はない。
副甲状腺ホルモン(PTH)には、次の2つの働きがある。
①骨の代謝を亢進させて骨のカルシウムを血液中に出す。
②食事で摂取したビタミンDを活性型のビタミンDに変え、その結果、腸からのカルシウムの吸収を高めることにより、血液中のカルシウム濃度が高くなる。

パラトルモン
PTHの標的臓器は骨と腎臓である。骨においてはPTHは破骨細胞を活性化、骨芽細胞を抑制することにより、骨吸収を促進し、その結果骨からカルシウムとリン酸が血漿に供給される。腎臓においてはPTHは尿細管に作用し、ビタミンDの活性化を促進する。さらにPTHは遠位尿細管に作用してカルシウムの再吸収を促進し、近位尿細管に対する効果によってリン酸の再吸収を抑制する。PTHは血液中のカルシウム濃度によってその分泌が調節される。すなわち、カルシウム濃度の減少はPTHの分泌を促進し、カルシウム濃度の増加はPTHの分泌を抑制する。

ビタミンD
ビタミンDの標的臓器は腸管と骨である。ビタミンDは腸管におけるカルシウムの吸収を促進する。また骨においてはPTHと同様に骨吸収を促進する。

※①PTHとビタミンDの両方がなければ血清カルシウムは正常範囲まで上昇しない。
 ②ビタミンDはPTHの作用が無ければ産出されない。





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