アロマテラピー学習ブログ

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参照。

甲状腺

2008-03-19 14:11:07 | 解剖生理学(内分泌系)
頚部前面に位置する内分泌器官で、甲状腺ホルモンカルシトニンなどのホルモンを分泌する。
甲状腺は食べ物の中にふくまれるヨードを材料に、
●トリヨードサイロニン(T3)
●サイロキシン(T4)
という2種類の甲状腺ホルモンを作って血液中に分泌する。
ヨードはヨウ素ともいい、ミネラルの一種。
食品では昆布、寒天などテングサの加工品、魚介類、特にタラ、牛乳などにふくまれている。昆布ダシを使ったものをよく食べる日本人は、けっこうヨード摂取量が多いのだ。カップ麺はもちろん、味を整えるためにスポーツドリンクやペットボトルのお茶にダシが使われてたり、ヨーグルトに寒天が入ってたりも。逆に欧米ではヨード摂取量が少ないのを補うために、食塩に添加されるそうなので、外国製のお菓子やハム、パン、麺などにも入っている。

甲状腺ホルモンは、
●全身の新陳代謝を活発にする
●身体を成長させる
●神経や身体の活動を調整する
という働きがあり、もし人間の赤ちゃんにこれが足りないと、背が伸びなくなったり、脳が発達せず知能障害がおきたりする。

甲状腺ホルモンの分泌量は脳下垂体が管理していて、ここから出す甲状腺刺激ホルモンの量を増やしたり減らしたりして、甲状腺が作るホルモンの量を調節している。

カルシトニン
カルシトニンは、のどぼとけの近くにある甲状腺から分泌されるホルモンで、血中のカルシウム濃度を低下させる役割を持つ。このカルシトニンを検査することで甲状腺機能に異常がないか調べることができる。
カルシトニンの基準値:100pg/ml以下
高値の場合
甲状腺髄様がんや多発性内分泌腫瘍症候群、高カルシウム血症などの疑い。
低値の場合
低カルシウム血症などの疑いがある。


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