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参照。

下垂体後葉

2008-03-19 13:48:16 | 解剖生理学(内分泌系)
下垂体後葉は下垂体後部1/4の部分。
下垂体後葉ホルモンは実際には後葉で作られるのではなく、その上部の神経細胞で作られ、下垂体後葉に貯えられ、血液中へ放出される。後葉ホルモンにはバソプレシンオキシトシンがある。
バソプレシンは抗利尿ホルモン(ADH)と呼ばれるホルモンで、腎臓に作用して、水の再吸収を促進して、尿を濃縮する働きをしている。バソプレシンが低下する代表的な病態は尿崩症である。尿量が多く、頻繁にのどが渇き、多量に水を飲むという症状を示す人で、バソプレシンの測定値が低ければ尿崩症と診断できる。健康人の一日の尿量はおよそ1~2㍑だが、尿崩症になると3~20㍑という多量の薄い尿を慢性的に排出する。基準範囲:0.3~4.2 pg/ml
 
オキシトシンは子宮の収縮作用、乳汁射出作用があり、分娩や授乳に関与するホルモンである。赤ちゃんを分娩後は速やかに低下するが、授乳により上昇する。赤ちゃんが乳首に吸い付く刺激によりオキシトシンが上昇し、お乳が出るようになるといわれている。 オキシトシンの分泌低下は子宮筋の収縮低下を招き、分娩障害が起こることが知られているが、そのほかの病態は今のところよく分かっていない。
基準範囲:5μU/ml以下、(妊娠女性3~200μU/ml)


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