アロマテラピー学習ブログ

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参照。

非特異的防御機構・特異的防御機構

2008-12-24 18:34:48 | 解剖生理学(免疫系)
非特異的防御機構
 インターフェロン(IFN)によるウイルス感染(増殖)の阻止のこと。例えば、皮膚粘膜を弱酸性に保って、物理化学的な異物の侵入阻止をはかったり、マクロファージなどの免疫細胞が侵入してきた異物に対して無差別に反応して貪食したりする自然免疫のこと。

特異的防御機構
 免疫系によるウイルスやウイルス感染細胞の排除のこと。例えばリンパ球がマクロファージから抗原提示を受けて、その抗原を持つ侵入者だけを集中攻撃する獲得免疫のことになり、強力な防御力を発揮する。

 侵入者があった場合は、先ず非特異的防御機構の免疫細胞であるマクロファージや顆粒球が無差別攻撃を仕掛けると同時に、特異的な防御機構を担当するヘルパーT細胞に抗原を提示する。すなわち、異物をマクロファージなどの貪食細胞が食べて、ペプチドに消化分化する抗原処理を行なった後に自分の細胞表面のMHC分子の穴にペプチドをはめ込んで表出する。
 こうしたマクロファージ上のMHC、抗原ペプチドと結合できるレセプターを持つT細胞や、マクロファージ上のMHC、抗原ペプチドと結合できるイムノグロブリン分子を持つB細胞のみが活性化されて増殖して特異的防御にあたっている。


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