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内分泌

2008-03-19 11:44:34 | 解剖生理学(内分泌系)
内分泌とは身体活動の調節、成長発達のコントロール、体内環境の恒常性の調節(ホメオスターシス)を維持し、神経系との相互作用により身体の内外の環境の変化に対応するシステムで、腺(内分泌腺)でつくられる物質(ホルモン)が、直接、血液やリンパ液に分泌される現象。

内分泌腺 
下垂体・・・前葉では副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンなどのペプチドホルモンを分泌し、他の内分泌腺および性腺の機能を制御している。成長ホルモンのみは例外的に、標的となる内分泌器官を持たない。後葉には視床下部で産生されたバソプレシン、オキシトシンが下垂体茎を通って運搬され、後葉から血中に分泌される。
甲状腺・・・甲状腺ホルモンおよびカルシトニンを分泌し、エネルギー代謝とカルシウム代謝を制御する。
上皮小体・・・上皮小体ホルモン(パラトルモン)を分泌し、カルシウム代謝の制御を行う。
副腎・・・外側の副腎皮質では副腎皮質ステロイド(コルチゾール、アルドステロンなど)を、内側の副腎髄質ではカテコールアミンであるアドレナリンなどを分泌する。
性腺・・・精巣(男性)、卵巣(女性)は、生殖細胞を分泌するのみならず、性ホルモンを内分泌する。
その他、胃粘膜や腸管上皮からも多くのペプチドホルモンが分泌され、血管内皮細胞は一酸化窒素(内皮細胞由来弛緩因子:Endotherium-derived relaxing factor=EDRF)を産生するなど、局所的な内分泌を行う組織は多数存在する。


外分泌・内分泌の両方を行う臓器 
膵臓・・・外分泌器官としては、蛋白分解酵素であるトリプシン(正確にはその前駆体のトリプシノーゲン)をはじめとした多くの消化酵素を含む膵液を分泌する。一方、内分泌器官としては、インスリン、グルカゴンを分泌して糖代謝を制御するほか、ソマトスタチンの分泌も行う。


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