アロマテラピー学習ブログ

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参照。

血栓症2

2009-01-28 21:57:52 | 解剖生理学(循環器・血管・血液系)
血栓症のメカニズム
血栓症とは、血の流れ血流をとめることによって、血液の中に血の塊ができること。
この塊で正常に血液が流れなくなり、いろいろな障害をおこすことになる。人間の体は頭から足の先まで血が流れています。血の塊があることで、血の流れを止めてしまい塊から先へは血が流れなくなる。

血栓症の原因
血栓症は生活習慣病といわれている。最近では不規則な生活・食生活から血栓症になるケースが増えている。血栓症で一番知られているのが、飛行機でおこるエコノミー症候群は、長時間同じ姿勢でいることで血の流れを妨げてしまう。これも血栓症のひとつと言われている。
また、老化とともに血栓症はおこりやすいと言われている。喫煙やアルコールなども血栓症を引き起こすこともある。喫煙されているかたは、特に指先などが冷たくなったり、時間をおいたあとタバコを吸うと頭がクラクラしたりする。これはタバコの中のニコチンが血の流れを悪くしているといわれている。血の流れを遅くすることで塊が非常にできやすくなる。
この血の流れを妨げることで、血行不良でおこる冷え性や肩凝り、肌荒れなどや高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病などになることがある。一番こわいのが心臓への負担である。血栓症により心筋梗塞などの危険性もでてくる。

血栓症予防
血栓症は、現代での生活にかかわる病気である。血栓症にならないためにも生活習慣からきちんとする必要がある。規則正しい生活は絶対条件ですが、食生活でいうとバランスのとれた食事に適度な水分補給も重要である。人間のからだのほとんどが水なので、汗をかいたり乾燥したりといろいろある。このことから上手に水分補給をすることで、血栓症の血栓ををできにくくすることになるので、水分補給も大変重要である。
また、適度な運動をすることで、体の代謝も良くなるので血の流れもよくなる。激しい運動をするのではなく有酸素運動などの軽いもので十分である。何事も続かなくては意味がないので、できるだけの範囲で規則正しい生活をこころがける。


ドロドロ血

2009-01-28 16:32:16 | 解剖生理学(循環器・血管・血液系)
ドロドロ血液の原因
過労・睡眠不足・ストレス、喫煙や糖分やアルコールの過剰摂取などの生活習慣がドロドロ血液の原因。

血液ドロドロの3つの原因
赤血球がうまく変化しなくなる
糖尿病などで血液中の糖分が過剰となったり、悪玉コレステロールが増えたりすると、赤血球の変形能力が低下してしまう。
血液ドロドロ化の原因のひとつは、この赤血球の変形能がうまく機能しなくなることがあげられる。

白血球がくっつきやすくなる
ストレスなどの要因によって、白血球の粘着性が高まり、血液が流れにくくなってしまう。
血小板が固まりやすくなる
ドロドロ血液による悪循環
さらにドロドロ血液は生活習慣病(特に高血圧や高血糖、高脂血症)とも関係がある。血液は順調に流れていれば血圧が高くなる事はないが、血液がドロドロになり血管が細くなる事で流れにくくなると、血管にかかる負荷が増し血圧が高くなる。また、血圧が上がるほど血管や血球にかかる負荷が増し、傷つきやすくなる事で血液はさらに粘り気を増してしまう。

血糖値が高くなると血液中の糖と赤血球が結びつき、赤血球の表面が覆われて柔軟性が失われてしまう。赤血球は形を変えながら狭い毛細血管にも入っていくため、柔軟性がなくなる事で血流が悪くなったり、毛細血管を詰まらせたりする。また血漿に溶けているタンパク質も糖と結びつく事で血液の粘度を高める。血液中の中性脂肪やコレステロールが高い状態が続くと、白血球や血小板がくっつきやすくなってしまう。また血管内に付着し血流を妨げるほか、血管の柔軟性をなくし動脈硬化の原因にもなるため、血液はどんどん流れにくくなる。

このように生活習慣病がドロドロ血液の発端となり、ドロドロ血液が生活習慣病を促進させるという、悪循環が起こってしまう。

精巣

2009-01-28 15:48:41 | 解剖生理学(内分泌系)
精巣(せいそう)とは、動物の雄がもつ生殖器の1つ。雄性配偶子(精子)を産生する器官のこと。哺乳類などの精巣は睾丸(こうがん)とも呼ばれ、左右1対ある。

脊椎動物の精巣は精子を作り出す他に、ホルモンであるアンドロゲンを分泌する内分泌器官でもある。



精巣と陰嚢
ヒトの精巣は、長径4~5 cm程度の卵型をしており、下腹部にある陰嚢(いんのう)と呼ばれる皮膚が袋状に垂れ下がった部位の中におさまっている。精巣の隣には精巣上体(副睾丸)があり精巣で作られた精子はまずここに運ばれる。精巣上体には精索(せいさく)というヒモ状の構造がつながっており、精巣へ出入りする動脈、静脈、神経、および精子が通る精管(せいかん)がその中を通っている。精索は、鼠径部の鼠径管をとおって腹の中へとつながる。精巣と精索全体は、陰嚢の中で精巣挙筋という腹筋の一部が変わった筋肉につつまれ、ぶらさがっている。精巣挙筋が収縮すると、精巣は腹部の方へと引き上げられる。平均的に右側に片寄っていることが多い。


精子
精巣の中には、精子を作る場である精細管(せいさいかん)と呼ばれる直径数百μmの管が蛇行しながらびっしりと詰まっており、その管の内側で精子の元になる精祖細胞(精原細胞)が減数分裂を経て、精子になる過程(精子発生、あるいは精子形成)が起こっている。出来上がった精子は、管の中を流れていき、精巣の端に集められ、精巣の隣の精巣上体へと運び出され、そこで成熟し、射精を待つ。精子発生は、体温よりも温度が低くないとうまく進まないことが知られている。精巣が陰嚢の中にあり、体外にぶら下がっているという構造は、精巣の温度を体温より低く保つのに役立っている。そのため静脈血(比較的低温)が動脈血(体温)に巻きつく様に位置している。


アンドロゲン
アンドロゲンを分泌する細胞は、精巣内で、精細管の隙間に多数存在する、ライディッヒの間質細胞(ライディッヒ細胞)である。ここには血管が豊富で、分泌されたアンドロゲンは血流に乗って全身へと運ばれる。ライディッヒ細胞から分泌されるアンドロゲンは、ほとんどがテストステロンである。

精漿

2009-01-28 15:36:55 | 解剖生理学(内分泌系)
精漿とは、精液のうちの液体成分のこと。

概要
精液から、精液全体量の1%程度の精子を除いたもの。

次のようなものから成る。

前立腺液
精嚢液
尿道球腺液(カウパー腺液)
尿道腺液
精巣により作られた精子と混合し精液となる。

精液

2009-01-28 15:35:21 | 解剖生理学(内分泌系)
精液とは、雄性が射精により分泌する液体のこと。

概要
精液は、細胞成分である精子と、精嚢液や前立腺液からなる液体(精漿)部分からなる混合物である。

つまり、精液と精子というものは、異なるものである。

ヒトの場合、一回の射精で2cc〜5cc程度が放出される。

特徴
外見
精液は混合物であるため、時にこれらがよく混ざり合わないうちに出てくることがある。

このような場合は濃度が全体として均一でないため、白い部分と透明な部分に分離していることがある。また場合により精液中に黄色っぽいゼリー状の塊として見られることもある。黄色く見えるのが前立腺液であるが、この症状は大変ポピュラーでありよく見られ、健康上も特に問題が無い場合が多い。

粘性
ちなみに精液がゼリー状である理由は、女性の膣内に長く留めるため、という説が有力。

尿のように普通の液体であると、膣からすぐに流れ出てしまうので、自然の選択として精液は粘り気を持つようになったと考えられる。

この粘り気は、精子そのものではなく、液体成分である精漿によるものである。

アミラーゼ

2009-01-28 14:08:21 | 排泄・解剖生理学(消化器系・泌尿器系)
ジアスターゼともいう。
アミラーゼはデンプン分解酵素、つまりジアスターゼで、唾液ではプチアリン、膵液ではアミロプシンという。

唾液は1日に1~1.5リットル分泌される。唾液中には、消化酵素であるプチアリン(唾液アミラーゼ)が含まれている。プチアリンは、デンプンをより分子の小さいデキストリンや、二糖類の麦芽糖に分解する酵素。口腔内では食物中のデンプンの5%程が分解さる。唾液はほぼ中性。

膵液は1日に約500~800ミリリットル分泌され、タンパク質分解酵素のトリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ、脂質分解酵素の膵リパーゼ、糖質分解酵素のアミロプシン(膵アミラーゼ)、マルターゼ、ラクターゼを含む。膵液のpHは8.5で、弱アルカリ性。

インスリン

2009-01-28 13:56:41 | 解剖生理学(内分泌系)
インスリン(インシュリン、insulin)は、膵臓に存在するランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種。名前はラテン語の insula (島)に由来する。21アミノ酸残基のA鎖と、30アミノ酸残基のB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながったもの。C-ペプチドは、インスリン生成の際、プロインスリンから切り放された部分を指す。


インスリンの立体構造モデル生理作用としては、主として炭水化物の代謝を調整する。骨格筋におけるぶどう糖、アミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進、肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制など。全体として異化を抑制して各種貯蔵物質の新生を促進する傾向にある。腎尿細管におけるNa再吸収促進作用もある。

インスリンは血糖値の恒常性維持に重要なホルモンである。血糖値を低下させるため、糖尿病の治療にも用いられている。逆にインスリンの分泌は血糖値の上昇に依存する。

従前は「インシュリン」という表記が医学や生物学などの専門分野でも正式なものとして採用されていたが、2006年現在はこれらの専門分野においては「インスリン」という表記が用いられている。一般にはインスリンとインシュリンの両方の表記がともに頻用されている。

妊娠中のホルモンの変化

2009-01-28 12:56:33 | 女性の健康
胎盤は、妊娠の最初の数週間で発達する血管に富んだ器官で、胎児に酸素、栄養素およびその他の物質を供給する。胎盤では、妊娠の維持に必須のホルモンの産生も行う。胎盤によって産生される主要な4つのホルモンは、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン、プロゲステロン、エストロゲンおよびヒト胎盤性ラクトーゲン(HPL)である。

①ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)

ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンは、特に妊娠初期に重要なホルモンである。胎盤がプロゲステロンとエストロゲンの分泌を完全に引き継ぐまで、黄体を維持する役割を担う。

②プロゲステロン

プロゲステロンは、胚の着床を助け、子宮内膜に働いて肥厚させる。また、乳汁の産生に関係する乳腺の発達を刺激するように働く。さらに、胎児抗原に対する母体の免疫反応を抑制していると考えられている。プロゲステロンは、妊娠初期には黄体によって分泌され、妊娠7週目までには黄体と胎盤の両方から産生されるようになる。12週目までに、プロゲステロンの分泌は完全に胎盤に引き継がれ、妊娠期間終了時、つまり出産過程である陣痛発来にその役割を果たすと考えられている。

エストロゲン

エストロゲンは、妊娠中の子宮の発育を促し成長していく胎児を助ける。乳腺の成長も促す。妊娠中にはエストロンおよびエストラジオールの濃度が通常の約100倍に上昇し、エストリオールの濃度が1000倍に上昇する。

ヒト胎盤性ラクトーゲン(HPL)

ヒト胎盤性ラクトーゲンは、授乳に備えて乳腺組織の成長と発達を刺激するホルモンである。妊娠中の代謝変化に役割を果たす。

乳汁分泌

オキシトシンは、下垂体後葉から分泌されるホルモン。このホルモンの役割は正確にはわかっていないが、陣痛の開始に関係し、その後子宮を妊娠前の大きさへと収縮させる。また、授乳中の乳房からの母乳の分泌を引き起こす上で重要な役割を果たす。

プロラクチンは、下垂体前葉から放出される。このホルモンは、他の腺を刺激することなく標的組織に直接作用すると考えられ、性腺刺激ホルモンと同様に生殖のコントロールに深く関わっている。女性ではプロラクチンは、乳房を刺激して母乳を産生させる。大量のプロラクチンは、排卵と月経周期に対して抑制的に働く。

分娩後のオキシトシンおよびプロラクチンの分泌は、新生児による乳房の吸飲作用に刺激される。出産直後、新生児が最初に母乳を吸い始めると初乳と呼ばれる濃厚な母乳が分泌される。初乳には、特に蛋白質が豊富で、新生児を感染から予防するための免疫すなわち移行抗体を含んでいる。産後2~3日目までは通常の母乳は分泌されない。新生児による乳房の吸飲が母乳の産生を刺激し、乳房での母乳産生は要求に見合うように調整される。すなわち、成長に伴って母乳要求量が増えるに従い、母乳産生量も徐々に増えていく。

閉経

卵巣の老化により、卵胞刺激ホルモンの刺激に卵胞が徐々に反応しなくなり、エストロゲンの分泌が低下していく。エストロゲン濃度が低下し続けると、フィードバックによる下垂体の抑制が弱まるため、更年期にかけて卵胞刺激ホルモンの産生が若干増えることになる。

ほぼ同時期に、周期半ばの黄体形成ホルモンのピーク(LHサージ)がなくなり、無排卵月経周期が起こる。卵巣機能がさらに低下していくと、排卵が完全に停止する。黄体の不在によりプロゲストロンの分泌が低下し、最終的にはエストロゲン濃度も非常に低くなって月経出血が不規則になり、ついに月経は停止(閉経)しする。この時点の卵胞刺激ホルモン濃度は非常に高くなる。このために、最近まで治療用の卵胞刺激ホルモンは閉経後の女性の尿から抽出され、不妊治療に用いられる卵胞刺激ホルモン・ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤が作られていた。

閉経の徴候は、エストロゲン濃度の低下とそれに付随する下垂体機能の変化に関係している。卵胞刺激ホルモンの分泌増加には、甲状腺刺激ホルモン(TSH)や副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)など他の下垂体ホルモンの分泌増加が伴うことがある。

エストロゲンと性腺刺激ホルモンのアンバランスに付随した甲状腺刺激ホルモンの増加は、血管透過性の不安定性によるのぼせ(ホット・フラッシュ)や過剰な発汗をしばしば引き起こす。情緒不安定も甲状腺刺激ホルモンの標的器官に対する作用と関係している可能性がある。副腎皮質刺激ホルモンの増加は主として過剰な副腎皮質アンドロゲンの分泌を引き起こし、多毛(顔面で顕著)の原因となる。

エストロゲンの産生不全は、下垂体を介したその間接的作用とは別に、主として生殖器管に反映される。乳房は小さくなってその形を失い、外陰部と膣の組織は血管が乏しくなり上皮は傷つきやすく感染を起こしやすくなる。亀裂、痛みおよび出血を伴った萎縮性膣炎が起こることがある。卵巣と子宮は萎縮し、子宮内膜は完全に消失する。

閉経後の低いエストロゲン濃度には、骨粗鬆症が伴うこともあり、荷重骨である特に椎骨と大腿骨頸部に脆弱化が起こる。

閉経に伴う徴候の多くは、長期のホルモン補充療法によって緩和される。

栄養所要量

2009-01-28 11:15:58 | 健康と食生活
栄養所要量とは
「栄養所要量」とは、日本人の健康の保持・増進と、生活習慣病の予防のための標準となるエネルギー量と各栄養素の摂取量を、厚生労働省が示したもの。
昭和45年に策定されてから5年ごとに改定されており、現在公表されているのは第6次改定の日本人の栄養所要量である。
以前は栄養の欠乏症の予防が主目的だったが、現在は過剰摂取への対応も考慮しており、“欠乏を防ぐ必要量(所要量)”とともに、“過剰摂取による健康障害を防ぐための上限値(許容上限摂取量)”も設定し、これらを合わせて「食事摂取基準」としている(許容上限摂取量が設定されている項目は、ビタミン類・ミネラル類のみ)。

※平成 17年4月より、「食事摂取基準」が策定され、従来「栄養所要量」の名称で指導していた部分は、「食事摂取基準」として扱うこととなる。
これまでの

「栄養所要量」
 「日本人の栄養所要量」は、健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために、標準となるエネルギー及び各栄養素の摂取量を示すもので、

教科書等では

・成長し健康を維持・増進させていくために、

 どのような栄養素がどれくらいの量必要かを示したもの

・一日に摂取することが望ましい栄養素等の量を示したもの

等と説明されている。

 栄養欠乏症の予防を主眼として5年ごとに改定され、健康増進施策、栄養改善施策等の基本となるものであり、栄養指導、給食計画等の基準として幅広く利用されている。

今回の

改定への

流れ
 現在の食生活の状況から、栄養欠乏症よりむしろ 過剰摂取による健康障害を予防する観点からの検討も必要となってきた。

 現在教科書等で使用されているのは 1999年の第6次改定(平成12年度~16年度)のものだが、過剰摂取への対応もできる限り考慮した策定が行われており、ほとんどの人に健康上悪影響を及ぼす危険のない栄養素摂取量の最大限の量が「許容上限摂取量」 として示されているところである。

「食事摂取基準」とは  来年度の改定では、このような食生活の現状や国際的動向を踏まえ、「食事摂取基準」という考え方を導入している。

 この「食事摂取基準」は、より「確率論」的な数値の捉えがされており、「リスク分析・評価」の考え方が主体となっている。

 平成17年度からは、「第7次改定 日本人の栄養所要量」ではなく、 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」として 平成17年度から平成21年度までの5年間使用される。