常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

こげよマイケル 2

2006年12月27日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
12月25日昼過 晴

亀戸で餃子を食べて明治通りを南下、新木場エリアに入る。
工業地帯なので警備員も多く所々で誘導してくれる。どこか優越感があったものの裏を返せば、自転車は歩行者に近い交通弱者なのである。
湾岸線傍に着いた私達は一先ず休憩した。
人よりトラックが多い地帯。その向こうにはお台場のシンボルとも呼べるレインボーブリッジが見える。東京の象徴の東京タワーも先っぽだけが見える。


道路がビックサイト東展示棟に差し掛かった辺りから、まっさんの口数が殿でいいより増えた。

「当日はあそこにな、仮設トイレが出来てな」
「うん…」
「開場までこの辺をとぐろ巻いて並ぶわけさ、海の傍だから寒くてなぁーまったく」
「はい、まったく…」
「値段が優しくない食べ物屋もでてなぁ」
ならば優しいと思う値段それと出来事ってなんだよと、心でツッコミを入れて、私はボケてみることにした。
「行列が凄いなら、当日この癌研有明病院に入っちゃう奴も居るんでしょ!!」
「なわけねーだろが、それはねーよ




ビックサイト前だとまっさんの性格が悪くなるので、少し離れた水と広場の公園に降り立つことにした。
ロケーションとしてはまあまあ。本日はクリスマス、ここから西に少し行ったフジテレビ前とかビーナスフォートは賑わっている筈。今この公園には自転車で現れた私達を訝しげに見るおっさんしか居ない。
おっさんは釣ろうとまっしぐら、まっさんはビックサイトに釣られてまっしぐら。俺は俺は…

「おい、いつまでも建物みてねーで、写真撮るぞ」
「あ、すんませんー」
気持ちを変えるのはカメラだね!撮影だね


下に続く↓

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